エンジニア採用で話題のスカウト媒体とは?効果的なスカウトメール文面もご紹介!

エンジニア採用で話題のスカウト媒体とは?担当者のメールのコツもご紹介!

こんにちは。digireka!HR編集部です!

・上手く母集団形成ができない
・自社が求めるエンジニアを十分に採用できていない
・エンジニアの採用にはスカウト(ダイレクトリクルーティング)が有効らしいけれど詳しいことはわからない

このような悩みを抱える企業は多いのではないでしょうか。
結論からお話しすると、エンジニア採用ではスカウトが大いに活躍します。しかし、スカウトをいざ利用しようとしてもスカウト媒体の選定が難しかったり、スカウトメールの返信率が低かったりと様々な問題が出てきます。

そこで今回はエンジニア採用を成功させるおすすめスカウト媒体とスカウトメールを成功させるポイントの2つを中心にご紹介します。本記事がエンジニア採用成功の一助になれば幸いです!

エンジニア採用は人材の奪い合い

IT/通信人材の有効求人倍率は5.93倍

有効求人倍率 最新版

参照:)「Doda転職ガイド「転職求人倍率レポート(2022年8月)

エンジニア採用市場では圧倒的に人材不足です。パーソルキャリアが運営するDodaが発表した2022年度の職業別有効求人倍率によるとエンジニアが含まれる「技術系(IT・通信)」の求人倍率は5.93倍と他職種を圧倒しています。(全体は2.09倍)このようにデータを見てもエンジニア採用は人材の奪い合いであることがよくわかります。

エンジニア採用が難しい2つの理由

エンジニアのスキルを見極めるのが難しい

エンジニア採用が難しい理由の1つ目は「エンジニアのスキルを見極めることが難しい」です。そもそも採用担当者がエンジニアでない場合が多く、現場が求めるスキルと候補者のスキルが噛み合わないといった事例はよく起こります。

エンジニアの採用手法が乱立している

エンジニア採用サービスや手法が乱立していることもエンジニア採用を難しくしている原因の1つです。エンジニアの採用手法はダイレクトリクルーティングやエージェント、イベントと様々です。採用手法についての理解が不十分であるがゆえに採用に苦戦している企業は多く見受けられます。

エンジニア採用で話題のスカウトとは?

上述したように、エンジニア市場は圧倒的に売り手市場です。このような状況下では、転職顕在層だけでなく転職潜在層へのアプローチも必要です。しかし従来の採用手法だと求人サイトに掲載した後は応募があるまで待つことしかできず、特に転職潜在層へのアプローチが難しいという現状にありました。

そこで注目が集まったのが「スカウト=ダイレクトリクルーティング」という手法です。ダイレクトリクルーティングは企業が求める人材に直接アプローチする「攻め」の採用手法です。ダイレクトリクルーティングの登場によって転職潜在層へのアプローチが容易になりました。

レッドオーシャン状態(競合が市場内に多く存在し、競争激化している市場)にあるエンジニア採用市場にとっては、ダイレクトリクルーティングは必要不可欠な採用手法になっています。また、ダイレクトリクルーティングは転職潜在層にアプローチできるようになるだけでなく、使いこなせるようになれば採用コストを抑えられるようになるというメリットもあります。

エンジニアへのスカウトメールは難しい

スカウトメールを送ることで、企業はスキルや条件の合致した候補者を採用しやすくなります。また候補者側もスカウトメールに特別感を感じ、積極的に行動してくれるようになります。しかし、このスカウトメールの効果が発揮されるのは正しい事前準備と適切な文面作成を行った時のみです。実際にスカウトメールの返信率は10%あれば高いと言われるほど難しいのです。そこで以降ではエンジニアへのスカウトメールを成功させるための2つの事前準備と文面作成時の5つのポイントをご紹介いたします。

エンジニアへのスカウトメールを成功させるための2つの事前準備

採用ストーリーの設計

採用ストーリーの設計とは採用〜自社で活躍するまでのストーリーの作成のことを指します。採用ストーリーを設計することでターゲット像の具体性が増し、スカウト文面の内容もより候補者に刺さるようになります。具体的には以下の3点を軸に採用ストーリーを設計しましょう。

採用ストーリー設計で必要な3つの要素

  • そのポジションを募集する経緯
  • どのような能力、スキルを持っていれば活躍できるか
  • 解決したい自社の課題

運用スケジュールの設計

運用スケジュールも事前に設計することでダイレクトリクルーティングの運用がスムーズになります。
以下の3つはスカウトメールを送信する前に決めておきましょう。

スカウトメール配信を行う前に決めておくべき3つのこと

  • スカウトメールを送る頻度
  • スカウトメールは何曜日の何時に送るのか
  • 開封率、返信率はどのタイミングで検証するのか

エンジニアへのスカウトメールを成功させる5つのポイント

ペルソナを具体的に設定する

スカウトメールを成功させるポイントの1つ目は「ペルソナを具体的に設定する」です。ペルソナとはユーザー像、想定ターゲットのことです。このペルソナを具体的に設計していないために、候補者のニーズに応えた内容を提供することができず、開封率や返信率に伸び悩んでいるという企業は多く存在します。
ペルソナ設計で最も重要なポイントは性別や職業などの属性だけでなく「どんな状況で、いつ、どこで読むのか」などのシチュエーションも考慮することです。

開封率が上がる件名を作成する

スカウトメールを成功させるポイントの2つ目は「開封率が上がる件名を作成する」です。開封率をあげないことにはスカウトメールの成功はありません。その開封率を左右するのが件名です。読者はまず件名を見てメールを開封するかどうかを判断します。そのため、件名に力を注ぐことはスカウトメール成功の近道と言えるでしょう。

開封率が上がる件名の3つの特徴とは?具体例をご紹介!

  • 数字が利用されている
  • 就職、転職の不安を払拭している
  • 特別感がある(読者の名前が入っている)
悪い件名:未経験でのWEBエンジニアを募集しています。
良い件名:[〇〇様へ]未経験でも入社1年で月収35万円!過去100名を未経験からWEBエンジニアに育てた実績があります。

本文は簡潔にわかりやすく

スカウトメールを成功させるポイントの3つ目は「本文は簡潔にわかりやすく」です。誰も長々とした文章を読みたいとは思いません。不要な文章は削りましょう。特に自社の紹介は長くなる傾向にあるため注意しましょう。

具体的な情報を盛り込む

スカウトメールを成功させるポイントの4つ目は「具体的な情報を盛り込む」です。
具体的な情報がないスカウトメールは読者に刺さりません。「半年ごとに昇給あり」と書かれているよりも「半年ごとに○円の昇給アップの実例あり」とある方が読者にとっては魅力的に映ります。年収や残業時間、現場の開発言語は特に具体的に掲載しましょう。

最後に現場のエンジニアに確認してもらう

スカウトメールを成功させるポイントの5つ目は「最後に現場のエンジニアに確認してもらう」です。その専門用語の使い方に間違いはないか、また現場が求めるエンジニア像が正しいかどうかの2点は必ず確認してもらいましょう。

エンジニアへのスカウトメール成功の秘訣を例文から学ぶ!

ここではスカウトメールの例文をいくつかご紹介します。

悪いエンジニアへのスカウトメール例文①

件名:未経験でのWEBエンジニアを募集しています!
本文:こんにちは△△でフロントエンドの開発をしているXです。
弊社は■■事業を主に展開している企業で、今回新たに△△の分野で新規事業の立ち上げを進めております。弊社の〇〇は業界1位のシェアを誇るサービスで、これを筆頭に他分野でも誇れるサービスを多数展開しています。

月給等については面談でお話させていただきます。(半年ごとに昇給あり)
開発言語はルビー、javascriptなどです。
弊社の応募にご興味お持ちいただけましたら幸いです。

スカウトメール①の7つのBADポイント

  • 件名に「数字」「特別感」「就職、転職に対する不安の払拭」の3つがない
  • 本文が冗長でわかりにくい
  • 箇条書きや記号での装飾がなく読みにくい
  • 月給や昇給金額だど具体的な情報がない
  • 開発言語の掲載も雑で具体的に紹介できていない
  • 固有名詞が正しく使えていない(現場のエンジニアの確認ができていない)
    「ルビー」→「Ruby」「javascript」→「JavaScript」

良いエンジニアヘのスカウトメール例文②

件名:[〇〇様へ]未経験でも入社1年で月収35万円!過去100名を未経験からWEBエンジニアに育てた実績があります。

本文:〇〇様 こんにちは△△でフロントエンドの開発をしているXです。
〇〇様のご経歴を拝見し、弊社の新規事業のメンバーとしてご活躍いただける可能性を感じ、ご連絡させていただきました。
▼弊社の紹介
■■事業を主に展開している企業です。現在、新たに△△の分野で新規事業の立ち上げを進めております。

・弊社の〇〇は業界1位のシェアを誇るサービス
・看板サービスの〇〇を筆頭に他分野でも誇れるサービスを多数展開

▼条件面
・月給35万円〜
・時間外手当全額支給(平均残業時間10時間/月)
・半年ごとに○円の昇給アップの実例あり

▼技術/開発言語一例
・Ruby,Rails,Javascript,Python.React

まずは〇〇様にお会いし、カジュアルに面談ができればと考えております。
ご返信お待ちしております。

スカウトメール②の5つのGOODポイント

  • 件名に「数字の使用」「特別感の演出」「就職、転職に対する不安の払拭」がされている
  • 本文が簡潔でわかりやすい
  • 箇条書きや記号を用いた装飾が使用されているため読みやすい
  • 月給や残業時間、昇給金額が具体的
  • 開発言語などの専門用語が正しく記載されいている(現場のエンジニアのチェックが適切に行われている)

エンジニア採用でおすすめのスカウト媒体3選

Wantedly

【関連記事】:Wantedlyとは?費用、評判、メリット、機能、使い方などを徹底解説

Wantedlyはやりがい・職場環境に重きを置いているソーシャルマッチングプラットフォームです。

Wantedlyの特徴

  • 仕事へのやりがいに重きを置いているため、採用後のミスマッチを減らせる
  • 「応募=まず話が聞きたい」なので気軽に候補者と出会うことができる
  • WEB系のエンジニアやこれからWEB系のエンジニアになりたい業務系のエンジニアの登録が多い
  • 学生や20代の経験者を中心とした若手の登録も多いため、転職潜在層へのアプローチが可能
料金体系成果報酬は一切かかりません。Wantedlyのプランはライト・ベーシック・プレミアムの3種類です。募集掲載数やプロフィールを閲覧することができる候補者数、スカウト数によって利用すべきプランは異なります。期間は6・12・24ヶ月から選ぶことができます。

Findy

https://findy-code.io/?utm_source=google&utm_medium=cpc&utm_content=regular&utm_campaign=gs&fr=gs_findy&gclid=CjwKCAiA1aiMBhAUEiwACw25MR9y54D9BOEwRzPQQGhUSyAUU8kTYJ6DOIlwrPPpUmfhE-Hn7SEj0RoCtvgQAvD_BwE

【関連記事】:「Findy」の特徴・料金・使い方をご紹介します。エンジニア採用に特化した偏差値算出とは?

FindyはAIによる独自のスキル判定を利用してエンジニアと企業のマッチングを行うサイトです。

Findyの特徴

  • Githubと連携することでエンジニアのスキルを自動計算して、スキル偏差値を算出
  • スキル偏差値を確認して「いいね」を押すだけで候補者とマッチング
  • 求人票の改善やスカウトノウハウの相談などカスタマーサポートが充実している
料金体系Findyは他社媒体と比べて低価格な導入費用と成果報酬で利用できます。プランはベーシックとプレミアムの2種類です。ベーシックプランは想定年収400〜700万円のメンバー〜シニアクラスがターゲットです。これに対してプレミアムプランは想定年収600〜1000万円以上のハイクラスがターゲットです。基本利用料や成功報酬はお問い合わせにて確認できます。

Forkwell Jobs

【関連記事】:エンジニア採用に強い「forkwell jobs」とは?料金、特徴についてまとめました

Forkwell Jobsはダイレクトリクルーティングをメインの採用手法としているIT・WEBエンジニアに特化した業界最大級の転職サイトです。

Forkwell Jobsの特徴

  • 10%という高いスカウト返信率
  • コード評価によってエンジニアのスキルを可視化
  • イベント・セミナー開催による候補者・企業の相互理解の場の設置
  • 求人票を契約前でも無料で作成可能

まとめ

いかがでしたでしょうか。本記事ではエンジニアスカウトに関して、おすすめスカウト媒体や効果的なスカウトメール文面を中心にご紹介しました。上述したようにエンジニアの採用は競争が激しいです。しかし、自社にあったスカウトツールを選定し、そのツールを正しく利用し、スカウトメールの返信率を高めることができれば大きくエンジニア採用の成功に近づきます。本記事がエンジニア採用成功の一助になっていれば幸いです。

この記事を書いた人

関川 懸介

株式会社uloqo代表取締役

1990年6月29日生まれ。京都府出身。
新卒でアドテクノロジーベンダーに就職。
その後、リクルートグループの人材斡旋部門において、キャリアアドバイザーとして従事。全社MVP計6回受賞、準MVP計2回受賞。2016年4月に、創業者の当時代表取締役と共に株式会社uloqoを設立。
人材紹介事業、メディア運営、HRsolution事業、uloqoに関わる全事業において、1人で立ち上げから収益化まで担う。

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✓HR領域は勿論、テック領域・コミュニケーション領域に対する知見も豊富に有するコンサルタントが、自らカスタマイズ型のスカウト配信を実施
✓あらゆるダイレクトリクルーティング媒体を常時社内で運用しており、ターゲット人材がどの媒体にどれだけいるのかリサーチ可能
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