面接官トレーニングの方法を目的やメリットと共にご紹介!

面接官トレーニングの方法を目的やメリットと共にご紹介!

こんにちは。digireka!HR編集部です。優秀な人材を採用するうえでは、適切な面接スキルを持った面接官の存在が必要不可欠です。精度の高い面接を実施することで、内定辞退や入社後のミスマッチの防止にもつながります。

そこで面接官のスキルを上げるためのトレーニング方法、実際に面接官トレーニングセミナーを実施している会社などをご紹介します。面接官トレーニングの実施を検討されている担当者様は是非ご参考ください!

面接官トレーニングを行う目的

なぜ面接官にはトレーニングが必要なのでしょうか。目的としては大きく2つあります。

評価基準の統一

面接トレーニングを行うことで面接官の中で評価項目をしっかりと設定して、すべての面接官の中での評価基準を統一します。

そうすることで、履歴書の学歴から判断してしまったり、勘に頼ってしまうといった面接の形骸化を防ぐことができます。また、面接官が、なぜその評価基準が設定されているのかといった意図や背景を理解した上で面接を行うことができれば、自社に本当にマッチする人材を採用できるため、離職率の低下にもつながります。

面接官のスキルアップ

面接官の印象は応募者にとって、企業の印象に直結します。面接官のスキルを上げて印象を良くすることが、内定辞退率を下げて承諾率を上げることにも大きく役立ちます。

面接官トレーニングで身につけるべきスキル

面接トレーニングの中で身に付けなくてはいけないスキルは主に3つです。

自社の魅力を正確に伝える

応募者は自社だけを志望しているとは限りません。他の会社には無い自社の魅力を、応募者の志望度が面接中にも上がるように伝えることが非常に重要になります。

応募者の緊張を解いてあげる力

応募者は面接のために意気込んで臨んでいるでしょう。それによってかなり緊張している可能性が高いです。そんな中で面接官が本題に入る前に軽い雑談を交えたり、何気ない気遣いをしてあげることで応募者はリラックスして面接に入ることができます。

魅力を引き出すための質問力

応募者の魅力を引き出すことができるように、具体的、且つ簡潔に質問をすることが重要です。曖昧な質問だと、応募者が混乱したり、答えが質問の意図とずれてしまう恐れがあります。

面接官トレーニングの方法

面接官トレーニングでは、座学と実践を通じて、面接官に必要な基本知識やスキルを学びます。

面接の基本を学ぶための講義

面接官としての基礎講義では、まず以下のような基本知識を学びます。

・面接官としての心構え、役割
・面接の流れ
・応募者とのコミュニケーションの取り方
・質問すべき内容、タブーな質問
・面接時の注意点
・評価方法

面接のロールプレイ

採用担当者の支援プログラムとして取り入れられることの多いロールプレイングでは、採用担当者役、受験者役に分かれて実践形式で行われます。具体的には以下のようなポイントを押さえて指導が行われます。

・聞き出すこと(応募者を審査するための情報収集)
・情報提供をすること(自社の特徴・業務内容を正しく簡潔に伝える)
・応募者を入社に結びつけること(入社の動機付けを行う)

面接官トレーニングの効果・メリット

面接官のトレーニングの効果やメリットについてご紹介します。

面接精度の向上(ミスマッチの減少)

面接スキルのない採用担当者は、採用活動の中で応募者を「好き・嫌い」の主観的なイメージで判断しがちです。見た目、意欲、を印象だけで判断するのではなく評価基準を明確にし、過去にどのようなことをして、どういった能力を発揮できたかを聞き出せると、自社に合った優秀な人材かどうかが判断できます。

内定辞退の減少

応募者にとって「面接官こそがその企業のイメージ」になります。面接官が魅力的に希望者を引き付けることができれば、内定辞退の防止につながります。

広報効果

適切な対人スキル、傾聴スキルを身につけた面接官は、応募者の目から見れば個人としてではなく企業としてよいイメージを与えます。結果的に入社につながらなかったとしても、様々な場面で第三者に語られたり、折々に触れてその後の応募者の意思決定にかかわったりすることが期待できます

面接官は、審査をする側という意識ではなく、自分も相手からふさわしい企業かどうか見極められている広報担当者という意識をもって応募者に接していく必要があります。

面接官トレーニングのデメリット

課題を明確にしないと効果は無い

面接官トレーニングは大きな効果を見込むことができますが、解決したい課題を明確にして行わないと実施しても効果は見込めないでしょう。ただやみくもに面接官トレーニングを行うのではなく、面接官にヒアリングを行うなどして、目的や課題を把握してから取り組みましょう。

型にはまりすぎてしまう可能性がある

面接官トレーニングを行って、実際の面接に臨むとなった時に、トレーニングで学んだ内容を生かそうとするあまり、少しトレーニングで実践したものと異なった状況になったときに対応できない可能性があります。応募者には様々なタイプの方がいるため、臨機応変に対応できなくてはいけません。

面接官トレーニングセミナーを実施している企業

面接官トレーニングセミナーや、採用担当者向け研修を行っている会社をご紹介します。

株式会社マイナビ 「採用力強化シリーズ 面接官研修」

新卒面接における質問力、評価の考え方など、面接官としての基本スキルを身につけるコースです。採用コンサルティングおよび面接経験豊富な講師が、最近の学生傾向や事例などを踏まえて、面接のポイントを指導します。

また、ロールプレイングを基本とした実践演習を通じて、面接官としての自らの課題を把握することができます。

費用公開型:30,000円(1人/税別)
講師派遣型:お問い合わせください

株式会社トライアンフ 「面接官トレーニング講座」

応募者とのコミュニケーションに不安のある方から、見抜き・評価力を高めたい方におすすめの講座です。様々な業界で面接経験がある講師が、経験をもとに指導してくれます。

講師派遣型で、より自社の面接官のレベルや自社の評価基準に沿ったトレーニングを実施することも可能です。

費用公開型:30,000円(1人/税別)
講師派遣型:お問い合わせください

レジェンダ・コーポレーション株式会社 「面接官トレーニング」

面接官に求められる基本知識やスキルを学ぶことができます。

現役の学生とのロールプレイングを通じて、面接官の印象や癖、学生への質問方法や、質問への回答方法の良い部分と改善すべき部分を伝えてくれます。本番さながらの環境を経験することにより、面接が初めての方でも、「見極める力」「惹き付ける力」「問う力」を高め、自信を持って実施できるようになります。

費用お問い合わせください

株式会社インソース 「良い人材を見抜くための採用面接研修」

面接官としてのマインド・知識・スキルを習得すると共に、模擬面接を通して実践力を身につけることができる講座です。面接官としての心構え・役割や面接のポイントを理解でき、良い人材を見抜く力を身につけることができます。

費用公開講座:26,000円~(1人/税別、開催地により料金は異なる)

株式会社リスキル 「ミスマッチを防ぐための採用研修」

リスキル

自社の採用基準を満たしているかの「ジャッジ」だけでなく、応募者の入社意欲を高める面接方法を身につけることをその目的としています。
5段階中平均4.75点の講師が登壇し、豊富なワークショップやロールプレイングを通して学ぶことが可能です。

費用公開講座:3時間以内の講座が1人12,500円。
無料の研修管理ツール使用で10,000円。
一社研修:全ビジネス研修メニューが人数問わず料金一律です。
金額はお問い合わせください。

面接官のスキルを上げるためにおすすめの本

「使える人材」を見抜く採用面接(著:細井智彦)

 

官庁、大手、ベンチャー企業の人事担当・現場マネジャーから社長まで、1500人以上の面接官を指導してきたナンバーワンエージェントが教える「面接の技法」。面接の基本から応募者を見抜く、具体的な質問法まで学ぶことができるため、面接慣れしていない方にもおすすめです。

参照:)「使える人材」を見抜く採用面接

採用基準(著:伊賀泰代)

マッキンゼーの採用マネジャーを12年務め延べ数千人の学生と面接してきた著者が、本当に優秀な人材の条件を説くとともに、日本社会にいまこそ必要な人材像を明らかにします。

参照:)採用基準

採用に強い会社は何をしているか ~52の事例から読み解く採用の原理原則(著:青田 努)

 

地方の会社から有名企業、ベンチャーまで、さまざまな採用の成功事例から、欲しい人材を惹きつけ・見立て・辞退させない具体策を学べます。

参照:)採用に強い会社は何をしているか ~52の事例から読み解く採用の原理原則

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、面接官のスキルを上げるためのトレーニング方法、実際に面接官トレーニングセミナーを実施している会社などについてご紹介しました。自社に合った優秀な人材を獲得するためにも、面接官トレーニングを通じて面接力の向上に努めましょう。

この記事を書いた人

関川 懸介

株式会社uloqo代表取締役

1990年6月29日生まれ。京都府出身。
新卒でアドテクノロジーベンダーに就職。
その後、リクルートグループの人材斡旋部門において、キャリアアドバイザーとして従事。全社MVP計6回受賞、準MVP計2回受賞。2016年4月に、創業者の当時代表取締役と共に株式会社uloqoを設立。
人材紹介事業、メディア運営、HRsolution事業、uloqoに関わる全事業において、1人で立ち上げから収益化まで担う。

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