ダイレクトリクルーティングを上手に活用し、しっかり採用に繋げていきたいけど、
- そもそもスカウトを送る時間が取れない
- スカウト開封率が悪く、見てもらえない
- スカウトは見てもらえているのになかなか返信獲得ができない
- 返信獲得するためにどこから改善するべきなのかわからない
など、結果が出ずにお困りの人事担当者様も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、
- スカウト代行サービスの費用形態・選び方
- 利用するメリット・デメリット
- 2024年版スカウト代行サービス会社のおすすめ17選
をご紹介します。
リソース不足でお困りなら実績豊富・成果が出る
スカウト代行会社「uloqo」
スカウトのリソース不足で困っている・スカウト配信のノウハウが不足している等でお困りではないでしょうか?
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改めて知りたい「スカウト代行サービス」とは
スカウト代行サービスとは、言葉の通り企業に代わってスカウトの代行を行うサービスです。
日本の採用市場では、少子高齢化に伴う労働人口の不足により、売り手市場が続いています。この売り手市場の採用においては、従来の「待つ」「選ぶ」採用活動ではなく、「探す」「口説く」採用活動が重要になります。
そういった中で、企業が自ら求職者にスカウトを送り、面談機会を創出するスカウト媒体を利用した採用活動がメインストリームになっています。
ただし、スカウト文章を作り、求職者を探し、スカウトを送るといった一連の工程は非常に手間や工数がかかります。この手間や工数を代行するとともに、スカウトノウハウを提供するサービスが、スカウト代行サービスです。
支援範囲はサービスによってさまざまで、媒体選定や戦略設計等の上流から求人作成、スカウト文の作成、候補者対応までを一気通貫で担うサービスもあれば、スカウトの配信のみを行うサービスなど、様々あります。
また、求職者のプロフィールに合わせてカスタマイズした文面を作成し配信を行うサービスもあれば、カスタマイズ配信には対応できないサービスもあります。スカウト代行サービスを利用する際は、何が必要かを見極めて適切なサービスを選択する必要があります。
スカウトを主とする採用手法 = ダイレクトリクルーティング
「ダイレクトリクルーティング」とは、企業や組織が求める人材を、人材紹介会社や求人広告を通じずに直接アプローチして採用することを指します。
特定のスキルや経験を持つ人材や、ハイクラス人材を採用する際に効果的であり、一般的な求人広告や人材紹介会社による採用ではなく、直接採用することで、時間と費用を節約することが可能です。
ただし、適切な候補者を見つけるためには、組織内でのネットワークやコネクションの活用が重要となります。
関連記事:ダイレクトリクルーティングとは?最新サービス比較や費用相場も紹介!
ダイレクトリクルーティングと従来の採用手法の違い
先ほども述べましたが、「待つ」「選ぶ」採用活動ではなく、「探す」「口説く」採用活動であることが最たる違いです。元々日本の採用市場において、採用手法のメインストリームにあったのは、求人広告媒体と人材紹介サービスでした。
いずれも、求人原稿を出稿して応募を「待つ」・求人原稿を人材紹介会社に渡して紹介を「待つ」手法です。
これに対しダイレクトリクルーティングは、媒体に登録する幾多の求職者の中から自社が求めるペルソナにマッチする求職者を探し、スカウトを送る「口説く」手法と言えます。この点が最たる違いと言えるでしょう。
また、従来の採用手法では、求職者が明確な応募意欲をもって応募を行いますが、ダイレクトリクルーティングにおいては「少し興味がある」程度の、応募意欲が醸成される前の求職者からスカウトに対する返信が返ってきます。
そのため、ダイレクトリクルーティングの選考プロセスにおいて面接をいきなり行うことはなく、まずは相互に理解を深めるためのカジュアル面談を行うことが主流です。
求職者はカジュアル面談を経て、当該企業に正式応募をするか否かを検討します。この選考プロセスも、従来の採用手法との大きな違いと言えるでしょう。
関連記事:カジュアル面談とは?スカウト成功の鍵は企業のプレゼン力
5つのタイプに分かれるスカウト代行サービス
スカウト代行サービスには主に5つの種類があります。
・オペレーション型
・プロフェッショナル柄
・領域特化型
・フリーランス活用人材型
この5つについて詳しく解説いたします。
|採用アウトソーシング型(RPO)
採用代行サービスにスカウト代行サービスが含有されている形式です。
採用の川上から川下まで一気通貫で支援するサービスで、スカウト代行サービスと比較すると支援範囲が広いため、その分費用も高額になります。工数が不足しており、スカウトのみならず包括的に採用支援を受けたい、といった企業におすすめです。
▼採用代行サービスについてはこちらにて詳しく紹介しています
関連記事:採用代行(RPO)とは? サービス15社・選ぶポイント 業務範囲を解説
|オペレーション型
スカウト媒体の中には、1件1件丁寧にスカウト文を作成し送ることで返信率が高まる媒体もあれば、元々スカウトの返信率が媒体単位で高くなく、どれだけ丁寧にスカウト文を作りスカウトを配信しても、あまり大きな効果変動がない媒体もあります。
そのような媒体においては、時としてオペレーティブに、決まった内容を大量に配信する動きが求められることもあります。こういった決まった内容を大量に配信することに強みを持つ、オペレーティブなスカウト配信に特化したソリューションがオペレーション型のサービスです。
費用が大きく拠出できない、または活用中の媒体がオペレーティブな運用にマッチしている企業におすすめです。
|プロフェッショナル型
媒体選定からスカウト文の設計、ターゲットの設計までを担うことができ、また求職者のプロフィールに応じてカスタマイズ型でスカウトを配信するサービスです。
採用競合性の高いターゲットの採用を目指す企業や、現行のスカウト配信成果に課題を持つ企業におすすめです。オペレーティブなサービスと比較すると費用は高額になりますが、スカウト代行業者のノウハウやナレッジを活かした効果的なスカウト運用を実現出来ます。
|領域特化型
エンジニアやハイクラス人材など、特定の職域や業界に特化したサービスです。元エンジニアが直接候補者のプロフィールに応じたカスタマイズ文を設計して配信することで高い実績を有しているようなサービスもあります。
特定職種の採用に課題を抱えている、あるいは人事担当者が特定の職域について知見を有しておらず、スカウトを送れない、といった課題を持つ企業におすすめです。
|フリーランス活用人材型
自社人材を活用するのではなく、顧客の課題に応じて最適なフリーランス人材を紹介・派遣しスカウト代行を行うサービスです。
アサインされるフリーランス人材の品質担保が難しいことが難点ですが、比較的安価にサービスを利用することが出来るので、採用費用を大きく拠出できない、またはそこまで大量のスカウト配信を必要としていないような企業におすすめです。
スカウト代行が行ってくれる8つの業務
スカウト代行会社によってサービス提供範囲は異なりますが、分類すると下記のようになります。
多くのスカウト代行会社が提供するサービス
・スカウトメール文面の作成
・ターゲットの選定
・スカウトメールの配信
・定期ミーティングとレポーティング
一部のスカウト代行会社が提供するサービス
・スカウト媒体の選定
・求人表のブラッシュアップおよび作成
・ダッシュボードの構築
・返信対応および日程調整
多くのスカウト代行会社が提供するサービス
・スカウトメール文面の作成
スカウト文面の作成は多くのスカウト代行会社が提供するサービスの一つですが、どの程度メンテナンスやブラッシュアップを行っていくことが出来るのかは事前に確認するようにしましょう。
稀に最初に作った文面からほとんどアップデートをしないような代行会社も存在するため、注意が必要です。
・ターゲットの選定
ターゲットの選定についても、多くのスカウト代行会社に依頼することが出来るでしょう。選定後の求職者を配信する前に確認したい、といったニーズを持つ企業の場合、希望する対応が可能なのか否かを事前に確認しましょう。
スカウト媒体の多くは、スカウトを配信したい求職者を一時的にブックマークしたり、リスト化したりすることが出来る機能を有しているため、これらの機能を活用して事前にスカウト代行会社がリストアップした配信対象者をチェックすることが可能です。
・スカウトメールの配信
配信をおこなわないスカウト代行会社はありません。ただし、依頼を検討している代行会社の配信方法は求職者毎に最適な文面をカスタマイズして配信することが可能なのか、一斉送信を中心とした配信になるのか、事前に確認するようにしましょう。
・定期ミーティングとレポーティング
サービスによって頻度や内容は大きく異なります。ミーティングの頻度は、週次・隔週・月次、レポートの内容はただ数字をまとめた仕様のものから、丁寧に定性的な課題背景や仮説などを示したものまで、様々です。
どの程度の頻度でモニタリングしていきたいのか、どういったレポーティングであれば課題が解決するのかを事前に検討し、精査するようにしてください。
一部のスカウト代行会社が提供するサービス
・スカウト媒体の選定
スカウト媒体の選定から伴走してくれるスカウト代行会社も存在します。この場合、スカウト代行会社の主観提案にならないよう注意しましょう。具体的・客観的な根拠をもって提案を行ってくれる業者かどうかは重要です。
・求人表のブラッシュアップおよび作成
スカウト媒体を用いたスカウト配信では、配信時に求人票を添付してスカウトを送る仕様になっている媒体が大半です。既読率は高いのに返信が返ってこない場合、まずはスカウトの文面やターゲットを疑いますが、実は求人票の見せ方に問題があるケースも多々存在します。
そのため、求人票の作成や更新、ブラッシュアップまでを行ってくれる代行会社かどうか、事前に確認するようにしましょう。スカウト代行会社によっては、実施頻度に制限があったり、支援開始時のみ対応するケースもあります。
・ダッシュボードの構築
稀ですが、常にスカウトの状況を分かりやすく把握するために、また、様々な課題を抽出してスカウト配信の打ち手に活かしていくために、ダッシュボードの構築までを行ってくれるサービスも存在します。
・返信対応および日程調整
返信があった候補者に対する一次返信・その後の日程調整までをサービスとして提供している会社もあります。スカウト代行会社によって、基本パッケージに付帯しているケースもあれば、オプション機能として提供しているケースもあります。
スカウト代行サービス依頼後の流れ
基本的に殆どのスカウト代行会社で同じような流れで進めていくことになりますが、各工程のスケジュール設計はサービスにより様々です。自社が希望する配信開始日から逆算して、事前にスカウト代行会社と摺合せを行っておきましょう。
いざ契約開始となった後に、自社が想定していた配信スケジュールに間に合わない、といった事態を防ぐために、できれば商談段階から摺合せを行ってください。
キックオフミーティング
ターゲットの要件や企業の魅力をスカウト代行会社が把握するため、また、スカウトの運用フローやお互いの役割分担を定めてスムーズに運用を行っていくためにキックオフミーティングを行います。一般的には、契約開始日に行うことが多いです。
事前にスカウト代行会社から議題を回収し、必要な対応者を集めるようにしましょう。
人事担当者が事前に議題を把握しておらず、ターゲットの要件を精緻ですり合わせるためにスカウト代行会社からヒアリングを受けたが、要件を把握しきれておらず、別日で現場の担当者とスカウト代行会社のミーティングを調整することになってしまった といったケースも稀に発生します。
KPI設定および各種コンテンツ作成
キックオフMTG終了後、目安1週間~2週間以内に(当社の場合、5営業日以内の提出 としているケースが多いです。)KPIや目標値・スカウト文について、スカウト代行会社から提出を受けます。
この内容を代行会社と摺合せ、認識を統一したのちに具体的な運用へと進んでいきます。
運用開始
総じて、運用開始までは合算して1-2週間程度を要すると想定してください。
ちなみに、前述した工程に加え、媒体を新規利用する場合は、媒体申し込みからアカウントの発行まで1週間程度を要することもありますので、キックオフミーティングを待たずに媒体への申し込みを進めるようにしておいた方が良いでしょう。
目標進捗状況の確認
その後は代行会社によって様々です。基本的には、定例ミーティング毎に状況の報告やレポーティングを受け、必要に応じて個別のミーティングを実施したり、チャットで会話をしながらスカウト運用が進んでいきます。
企業が抱えるダイレクトリクルーティングの3つの課題
スカウト代行を導入している企業からよく聞く課題について、ご紹介します。
課題が不明瞭で何をすればいいのか分からない
自社でスカウト媒体を導入し、活動を進めているものの、返信率が低く成果が得られていない。一方で、ノウハウもないので返信が返ってこない理由が分からない、といったケースです。
工数が不足しており十分な活動量が担保出来ていない
スカウトで成果を上げるために本腰を入れて活動仕様とすると、多大な工数がかかります。
ましてや、数10名規模の採用枠をもって採用活動を行っている企業が自社でスカウトを運用していくとなると、非常に大きな工数がかかります。
返信は返ってくるが採用に繋がらない
意外と多いのがこのケースです。返信は返って来て面談までするが、本選考への移行率が低く、実際の採用に至っていないパターンです。
スカウト媒体で会える求職者の多くは、日々とても多くのスカウトメールを受信し、沢山の企業と面談を行っています。
そのため、カジュアル面談時の惹きつけやクロージングの方法を工夫し、求職者体験を最適化することで、なるべく高い移行率で本選考に進んでくれる求職者数を増やさないといけません。
また、別のケースでよくあるのは、返信は返ってくるが面談が組めないといったケースです。返信獲得後面談のアポをいれるが、それに返信がこないのです。これは、初回連絡の遅さや文面の内容、面談誘致のリマインド体制を見直すことで一定の改善を図ることができます。
スカウト代行サービスのメリット・デメリット
3つのメリット
メリットは、工数の補填とノウハウやナレッジの獲得にあります。
このどちらか、あるいはどちらもを求めている場合、適切なスカウト代行会社を選定することで一定の課題解決が図れるはずです。だからこそ、適切な選定視点をもって代行会社を選定するようにしましょう。
|工数の補填
スカウト(ダイレクトリクルーティング)代行サービスは、自社に代わりスカウトに関する全ての業務をおこなってくれるサービスのため、採用活動の工数を大幅に削減できます。
例えば下記のような業務を依頼することができます。
・スカウト媒体の選定
・スカウトメール文面の作成
・ターゲットの選定
・スカウトメールの配信
・返信対応および日程調整
・定期ミーティングとレポーティング
・ダッシュボードの構築
スカウトに関する業務工数を補填できれば、自社の人材をその分他の業務に充てることができるでしょう。
|ノウハウやナレッジの獲得
さまざまな企業の採用支援を行ってきたスカウト代行会社のサービスを利用することで、採用におけるノウハウを直接学ぶことができます。採用に関してわからないところがあればアドバイスもおこなってくれるので、自社に採用の知識を蓄積することができます。
例えば、求人票やスカウトメール文面の作成方法や、自社にあった効果の高い媒体の選定方法など、採用にかかわるあらゆるノウハウやナレッジを獲得することができるでしょう。
|転職潜在層へのアプローチ
転職潜在層とは「自分にあった企業があれば転職をしたい」と考えている層を指します。
将来的な転職へ向けた情報収集を目的として転職サイトに登録して企業情報を見ているといった候補者も多く、「今より良い会社があれば転職したい」と考えていても実際の行動には移していない人も多くいます。
特にエンジニアに関しては、転職意欲はあっても転職活動を行っていないといった人材も多いので、自社についてまず知ってもらう機会としてスカウトメールは非常に効果的です。
こういった「待ち」の姿勢の転職潜在層には、「攻め」の採用が効果的です。このような転職潜在層に積極的にアプローチを行っていくことで、自社の欲しい人材に出会える確率が上がります。
3つのデメリット
選定する業者や自社の管理体制によっては、デメリットも生じます。
|スカウト活動がブラックボックス化されてしまう
効果のでない運用方法で一定期間運用を進めてしまい、スカウト成果が出ないままスカウト媒体のデータベース上からスカウトを配信したい求職者が枯渇してしまう、あるいはスカウト配信上限を超過してしまう。といったケースです。
前提として、工数削減のため採用業務を委託するのであれば問題ありませんが、いずれ自社で採用業務を行うために導入するのであれば任せきりにならないよう工夫が必要です。定期的にMTGを実施し、現状の確認やアドバイスをもらうなどして自社でもノウハウを溜めていきましょう。
|候補者の質に差が出てしまう
スカウト代行が提供する候補者の質は一定ではありません。一部のスカウト代行は量を重視しており、質の高い候補者を提供することに重点を置いていない場合があります。そのため、採用した候補者が期待に沿わない場合があります。
これらの事態を防ぐために、スカウト代行会社の支援内容についてよく吟味するようにしてください。
|運用までのタイムラグがある
スカウト代行サービスの運用開始までには、ターゲットのヒアリングや日程設定、条件のすり合わせや見積もりの算出など、思っていたより時間がかかってしまう場合があります。業務内容にもよりますが、導入までに1週間から1か月ほど時間がかかる可能性があります。
ターゲット設定などのヒアリングに時間をかけないよう、自社で前もって任せたい業務をまとめておくことで導入を早めることができます。
実際に打ち合わせを行う中で「思っていた条件では欲しい人材が探しにくい」など、想定外のことが起きることも想定し、余裕を持って2ヵ月前くらいから行動を起こしておくといいでしょう。
スカウト代行サービスの費用形態
サービスにより費用設計は異なりますが、多くは配信数や利用媒体数に応じた費用設計となっています。具体的には下記にてご紹介します。
3つの費用形態
ここでは「月額制」「従量課金制」「成果報酬型」の3種類それぞれの費用形態について解説します。
|月額制
顧客の要件に応じた月額固定型の費用設計になっているパターンです。
完全個別見積もりを行うサービスもあれば、利用媒体数やスカウト配信数に応じたパッケージが設定されているサービスもあります。
・オペレーティブ型のサービス:20万円~35万円
・プロフェッショナル型であれば40万円~60万円程度
が相場になるでしょう。
当社はプロフェッショナル型の個別見積もりサービスを運営していますが、利用企業様の月額費用の中央値は42.5万円、下限40万円、上限240万円と、お客様の要件に応じてかなりの幅があります。
|従量課金制
スカウト1件につき〇〇円とされているようなパターンで、オペレーション型に多い費用形態です。
職種の難易度や採用目標数等を考慮せず、スカウト配信数で月額固定パッケージ化されているあるいは従量課金型を設定しているサービスは、代行会社側にとって「配信数」を担保すること自体にインセンティブが働く仕様になるため、成果に固執する企業にはおすすめできません。
|成果報酬型
業務工数を一定以上担保することが求められるスカウト代行サービスにおいては、非常に稀な費用形態と言えます。短期的な費用対効果リスクをゼロにできる点は魅力です。
他方、事業者側のモチベーションコントロールが求められることから、管理工数が一定かかってしまう点が難点です。
スカウト代行サービスの選び方とポイント
自社の状況に応じて、適切なスカウト代行サービスを選定しましょう。
・同業界・同職種・活用想定媒体での実績有無
・レポート品質
・サービスの範囲と料金
こちらの3つの項目に合わせてそれぞれ選定時のポイントについてお伝えします。
同業界・同職種・活用想定媒体での実績有無
スカウトで成果を出すためには、誰に・どこで・何をの3点が非常に重要です。
どこで=スカウトを配信する媒体
何を=スカウト文
この大前提を踏まえると、「誰に」と「何を」を検討する際には、業種・職種に対する知見が必要不可欠です。
また、「どこで」=スカウト媒体の特性を踏まえた運用ができるか、についての知見も非常に重要です。可能であれば代行会社が過去作成したスカウト文を見せてもらいましょう。業界や職種に対する知見の有無が分かるはずです。
特に、カスタマイズ型の配信を依頼する場合については、事前に文章を確認するのがおすすめです。
カスタマイズと言っても、ただプロフィ―ル内容を抜粋して簡易的なカスタマイズで配信を行っているサービスも多数存在します。まずは、自社の業界や職種、活用想定媒体に対する知見を本当に有しているか、について確認することはとても重要です。
またその他想定されるリスクとして、スカウト代行会社に業界や職種の知見がないと、的外れな求職者にスカウトを送ってしまい、カジュアル面談の工数だけがかかってしまうといったケースも発生しやすくなります。
レポート品質
上述したスカウト文面の品質についてもサービス品質を示す重要な観点ですが、それ以上に重要なのは、レポーティングの品質です。
スカウトで成果を上げるためには、継続的なPDCAが必要不可欠です。行ったアクションに対する顕在・潜在課題の抽出や、それに対する打ち手の考案などを精度高く行ってくれるサービスなのかどうか、慎重に精査しましょう。
既にスカウト代行会社を活用している企業がリプレイスを検討しているケースでよく聞くのが「改善フローがままならない」といった声です。
なんとなく代行が始まり、気づけば成果があがっていない。理由を聞いてもふわっとした回答しか返ってこない。挙句スカウト媒体のデータベース内に配信できるターゲットがいなくなってしまい手詰まり、といったケースです。
こういった事態は頻発しているので、まずは、少なくとも週次でのレポーティングを行っているサービスなのか、実際の議事録やレポートフォーマットはどういった仕様になっているのか、適切なアドバイスや課題改善提案を求めているが対応できるケイパビリティはあるのか、等を確認してリスクヘッジするようにしましょう。
サービスの範囲と料金
自社の状況に照らして、サービス範囲と費用を勘案してサービスを選定しましょう。成果を上げるために重要な事項は上にあげた通りですが、大前提としてサービス提供範囲や費用設計はサービス毎に異なるため、この点は無視できません。
戦略設計といっても具体的に何を行ってくれるのか・返信があった求職者との面談日程調整まで任せたい・媒体との打ち合わせに同席してくれるのか 自社のニーズをあらかじめ明確化しておき、必要な対応を予算内で任せられる代行会社を選定しましょう。
【17選】おすすめスカウト代行の比較
株式会社uloqo(旧株式会社プロジェクトHRソリューションズ)
引用元:株式会社uloqo(旧株式会社プロジェクトHRソリューションズ)
株式会社uloqoは、創業8年で延べ500社以上の支援実績を有する採用代行会社です。創業以来一貫してデジタル領域の採用支援に強みを有し、Sier出身者やソフトウェアベンダー出身者で構成されています。成果に徹底的にコミットし、時として支援範囲を拡大することも厭わないスタンスで、顧客の信頼を獲得しています。
特徴
- DX人材やデジタル人材の採用代行に強みを有し、500社以上との取引実績有
- 業界最大手の小売企業や外資系コンサルティングファーム、通信系大手企業など大手企業との取引実績多数
- 継続率80% 平均継続年数3年 顧客満足度の高いサービス
- 通常の採用代行に加え、採用広報やプロセス改善、採用マーケティングやダッシュボード構築など、包括的な支援が可能
- デジタル人材以外の対応実績も多数 営業・バックオフィス・事業開発・施工管理・エクゼクティブ等の対応実績有
※ご予算や支援範囲に応じて要ご相談可能
株式会社VOLLECT
引用元:株式会社VOLLECT
株式会社VOLLECTは計200社以上の導入実績を誇るダイレクトリクルーティングに特化した企業です。厳しい基準を突破したスカウト代行のプロが戦略の策定からスカウト配信、面談まで丸ごと代行します。
独自のスカウト分析ツールを利用することで文面のABテストはもちろん、最適なペルソナを分析し提供します。
費用
- Pickupプラン(初期費用10万円+月額料金8万円〜):シンプルなプランです。候補者ピックアップ、求人票作成やスカウトメール文面作成、分析レポート、方針提案まで対応します。
- Standardプラン(初期費用10万円+月額料金12万円〜):Pickupプランにスカウト配信のサービスがついた基本的なプランです。
- Proプラン(初期費用10万円+月額料金15万円〜):Standardプランに加えて候補者に合わせた文面カスタマイズがついたプランで、全てお任せしたい企業向けです。
Attack株式会社
引用元:Attack株式会社
Attack株式会社は、5万通以上のスカウトメール送信実績を誇る「TARGET」というサービスを提供しています。
TARGETは戦略立案から戦術実行までサポートを行っており、100社以上の人材紹介会社とのネットワークを構築している点が大きな強みであると言えるでしょう。
費用
- ベーシックプラン(スカウトなし):要問い合わせ
- アドバンスプラン(スカウトあり):要問い合わせ
- エンタープライズプラン(スカウトあり):要問い合わせ
お問い合わせ先URL:https://www.attack-inc.co.jp/target-lp/
株式会社キャスター
引用元:株式会社キャスター
株式会社キャスターが運営する「CASTER BIZ recruiting」はIT業界を中心に計450社以上の導入実績があります。ダイレクトリクルーティングの業務だけでなく、採用戦略のプランニングや求人媒体の運用、応募者対応まで一気通貫で代行します。
リクルーター担当・原稿担当・応募者担当の3名体制でデータを基に採用業務を後押しすることで「スケジュールを開けていれば、候補者との面接を用意してくれる」という体験を実現します。
費用
- レギュラープラン
月額料金38万円(税抜):あらゆる企業に対応したプランで採用戦略の策定、スカウト、応募者対応などもサポートします
- プレミアムプラン
月額料金66万円(税抜):採用力を上げたい企業向けプランでレギュラープランの業務+採用広報を対応します
- カスタマイズプラン
費用お問い合わせにて:母集団形成や新卒対応、英語対応など独自にカスタマイズできます
株式会社ONE
引用元:株式会社ONE
株式会社ONEは採用代行業務の一環としてスカウト代行も行っています。スカウト代行だけでなく、採用コンサルティングや面接代行、説明会代行まで幅広く対応可能です。業界の市場や競合他社の状況、業界ごとの仕事内容の徹底的な理解を生かしたスカウト代行をONEの営業担当者と採用代行専任スタッフがサポートします。
費用
- パッケージプラン(求人広告掲載料金+採用代行料金10万円~/月):求人広告掲載、DM/スカウト配信、会社説明会告知、一次面接設定
株式会社キャリアマート
引用元:株式会社キャリアマート
株式会社キャリアマートはスカウトメール1通50円〜の圧倒的安さが魅力のスカウト代行サービスを提供しています。スカウト代行だけでなく媒体選定やメール対応、採用振り返りも対応可能です。
また、採用管理システムの初期設定や繁忙期の業務代行など一部の代行も依頼可能で、最短支援期間は3日です。20年間で19,000社以上の支援経験があるため、実績も十分です。
費用
- スカウト配信代行50円〜/通
- ATSデータ連携:1万円〜/月
- スタンダードプラン(説明会動員、書類選考、全選考日程調整、予約者リスト作成、応募者データ管理、問い合わせ対応など):10万円〜/月
株式会社ネオキャリア
引用元:株式会社ネオキャリア
株式会社ネオキャリアでは、エンジニア採用に特化したスカウト代行サービスを提供しています。エンジニア採用において難しい点は、エンジニアのスキルの見極めです。
しかし、ネオキャリアが提供するスカウト代行では、エンジニアがエンジニアをスカウトするため、会社ごとのニーズに合った人材を獲得することができます。
費用
- ゴールドプラン(月額料金25万円+初期費用18万円~)月間稼働時間80h 最小契約期間3ヶ月~
- プラチナプラン(月額料金45万円+初期費用18万円~):月間稼働時間160h 最小契約期間3ヶ月~
株式会社ダイレクトソーシング
引用元:株式会社ダイレクトソーシング
株式会社ダイレクトソーシングは50万件、全40種類媒体のソーシングデータを基に採用戦略から企業を支えます。エンジニア中心のメンバー構成なので、運用工数をテクノロジーの力で徹底的に効率化しています。
また候補者や返信率、面談率は全て誰でも閲覧可能です。そのため、メンバーの足並みを揃えながら、目標に最速で到達できます。
株式会社プロリク
引用元:株式会社プロリク
株式会社プロリクは副業やフリーランス人材の採用に特化した会社です。副業・フリーランス人材は一括採用型というより通年で採用するケースが多いので、ダイレクトリクルーティング採用の支援にも豊富な経験があります。求職者1人1人に対する丁寧なメッセージ作成が強みです。
クライアントファースト株式会社
引用元:クライアントファースト株式会社
クライアントファースト株式会社は採用代行サービスを提供する会社です。計画立案から内定者フォローまでを効率的に代行できます。
採用代行以外にも採用に関するコンサルティングや、SNSの運用代行など幅広い業務を請け負っており、多角的な視点での支援が強みです。
イチグウ株式会社
引用元:イチグウ株式会社
イチグウ株式会社は自社で開発した分析ツールSCOUTSで企業のスカウト 状況を簡単に可視化することができます。スカウトに関する進捗管理や応募率の改善、飼料用データの取得が行えます。その他にもイチグウPROという採用代行サービスも提供しています。
株式会社ニット
引用元:株式会社ニット
株式会社ニットはチームで業務支援をするオンラインアシスタントサービス「HELP YOU」を提供しています。HELP YOUは企業がコア業務に集中するためのバックオフィス業務支援サービスです。採用業務もサービスに含まれており、スカウト代行も可能です。
株式会社アイスワン
引用元:株式会社アイスワン
株式会社アイスワンは「HRmap」という採用のDX化推進ツールを提供しています。導入企業は100社を超え、高い利用継続率を保っているサービスです。採用活動に関するデータをマップ化し、進捗をわかりやすく可視化することで効率的な採用活動を提案できます。
株式会社アスラビ
引用元:株式会社アスラビ
株式会社アスラビはダイレクトリクルーティング代行の中でもスカウトメール送信に強みを持った代行会社です。母集団の形成から送信メールのテンプレート作成、候補者のピックアップまで細かな支援が可能です。上場企業からスタートアップ企業まで幅広い業種の企業への支援実績があります。
株式会社ポテンシャライト
引用元:株式会社ポテンシャライト
株式会社ポテンシャライトはスタートアップ企業、ベンチャー企業を中心に支援を行っている会社です。多くの企業との取引実績があり、採用ブランディングとエンジニア採用に強みを持っています。
株式会社トライアンフ
引用元:株式会社トライアンフ
株式会社トライアンフは採用活動において全方位型の支援を行っている会社です。新卒・中途、業種に関わらず、また採用プランニング・採用リーダーの仕事から事務業務など幅広く支援が可能であり、3,000社以上の導入実績がございます。
費用お問合せください。
株式会社ピーアール・デイリー
引用元:株式会社ピーアール・デイリー
株式会社ピーアール・デイリーは採用分野の広告に強みを持ち、原稿作成のスペシャリストが多数在籍しております。10年以上も人材採用の現場経験があるスタッフによる手厚い支援のもと、業界の市場・ユーザー層・ニーズを理解した上で対応してくれます。
費用お問合せください。
スカウト代行サービスの2つの導入事例
スカウト代行サービスを導入して、成果を創出できた当社支援事例をご紹介します。
事例1:60名規模のEC支援会社の事例
エンジニアのスカウト集客ノウハウを有しておらず、人材紹介会社をはじめとした他の採用チャネルでも集客苦戦をされていたお客様の事例です。
当社で媒体の選定からご支援に入らせていただき、4か月で計4名の採用を実現しました。この際重要視したのは、「魅力の抽出」と「ターゲットの選定」です。
一般的にはベンチャー企業と言われるカテゴリーの企業様でしたが、他のEC支援系会社と比較し認知度は高くなく、また分かりやすいベンチャーらしさ(裁量など)として伝えられる情報量には限界がありました。
なにより、それを伝えたところで競合他社に勝てるのか?については懸念がありました。
そこで、お客様の社風や働き方に着目をし、「うちは他のベンチャー企業と異なり、マイペースにキャリアを構築できる環境です」といったメッセージを全面に打ち出すように求人票やスカウト文を刷新しました。
加えて、当然ですがただスキル要件がマッチする候補者を選定するのではなく、その中でも年収帯が求人の想定年収と比較し「-200万円以上の開きがある=年収の目線が高くない」「有名企業に在籍していない=ブランドにこだわらない可能性が高い」といった仮説をベースにターゲット選定を進め、10%を超える高い返信率をうむことに成功しました。
事例2:300名規模のWebマーケティング支援会社の事例
既にスカウト代行サービスを活用しているものの、改善はうまく回らずに、課題が何かを特定できない といった課題を持つ企業様に対するご支援事例です。
まず最初に、定量的な指標を活用した分析を進めていくために、ダッシュボードを構築し定量指標の変遷を可視化しました。
また、スカウト文のブラッシュアップを行う際には、必ずブラッシュアップを行った背景と意図、before・afterの内容、ブラッシュアップ実装の日時を記録し、その効果を定量的に確認していけるように分析を進めました。
その他、スカウトを配信した求職者をカテゴリー別に分類し、年代や出身企業の業態、現年収帯ごとのs買うとパフォーマンスの変遷を可視化することで、多面的な分析を可能にしました。これによりスカウト返信率は平均6%向上しました。
まとめ
いかがでしょうか。スカウト代行サービスについて、費用形態や詳しい業務内容、そして選定ポイントなどを解説しました。
採用においてスカウト制度が発揮する力は大きいですが、その分コストもかかります。ぜひ紹介したスカウト代行サービスを提供する17社の中から代行を依頼してみてください。
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