通年採用とは?メリット・デメリットや成功企業の事例を解説します。【2021年版】

Last Updated on 2021年3月2日 by uloqo

こんにちは。digireka!HR編集部です。経団連の就活ルール廃止に伴い、年間を通して採用活動を行う「通年採用」を取り入れる企業が増加傾向にあります。

今回は通年採用について、メリット・デメリットや既に通年採用を導入している企業例等を説明します。

通年採用とは

通年採用とは、企業が年間を通して自由に採用活動を行う採用方式です。欧米では一般的な採用形態ではありますが、日本においては、春に新卒者を採用する「一括採用」が主流となっています。これは、採用活動が学業の妨げにならないよう、経団連(日本経済団体連合)が制限を設けていたためです。しかし近年では、帰国子女や留学をする学生が増えている現状を受け、採用活動時期が多様化しています。

通年採用と一括採用の違い

通年採用と一括採用の違いを分かりやすく以下の表に示しました。

通年採用新卒一括採用
採用活動期間1年を通じて行う3月~10月辺り
採用対象・新卒者
・留学生
・第二新卒者
・中途者
(・大学生)
・新卒者
(・留学生)
特徴・企業が採用スケジュールを定められる
・内定人数の調整を行いやすい
・採用スケジュールが定められている
・内定者の補完ができない

新卒の通年採用はいつから?

経団連による就活ルールが撤廃されたことにより、2021年卒向けの就職活動からは政府主導で進めていく方針に変更されました。2022年卒までは従来通り、大学3年次の3月から広報を開始し、大学4年次の6月から面接を開始することになっています。政府が定める方針に拘束力はないため、「いつから通年採用に転換する」等の詳細事項はある程度各企業の意思で決定することが可能です。

通年採用を導入するメリット

一括採用では出会いにくい多様な学生と出会える

一括採用のスケジュールでは、外国人や帰国子女、留学生など、一般的な日本の大学生と卒業時期が異なる人材を採用することは困難でした。しかし、通年採用の形態に転換することで、個々の学生の都合に合わせた採用スケジュールを設けることができるため、多様な人材の獲得を見込めます。

内定辞退者が出た際に補完できる

新卒採用において、「内定者が辞退すること」を大きな課題として抱える企業は多いのではないでしょうか。通年採用では、内定を辞退した学生が出た場合、その都度補完することができます。

慎重に選考を進められる

通年採用においては期間の定めがないので、ゆとりを持った選考スケジュールを調整できます。学生1人1人とじっくり対話することができるため、選考過程を通じて相互理解を深めることができるでしょう。ミスマッチの防止にも繋がり、社員の定着率の向上も期待できます。

通年採用を導入するデメリット

滑り止めにされる可能性がある

今後、通年採用に転換する企業が増えたとしても、日本全体において一括採用がなくなることはないでしょう。一括採用の時期に採用活動に注力しないと、他企業に競り負けてしまいます。また、通年採用を行っている企業は学生から「いつでもエントリーできる」と思われてしまい、滑り止め企業の位置付けとなる恐れもあります。

人事の負担・コストが増える

通年採用は1年を通して採用活動を行うため、春先に短期で採用活動を行う一括採用と比較して、人事の負担が増えてしまいます。人事の仕事は採用のみではないため、他の業務を考慮してスケジュール管理を行う必要があります。また、通年採用では採用媒体の運用や広報、イベント出席の機会が増えるため、一括採用と比較すると高い採用コストを要することになります。

採用広報の効果が期待できない

就職活動の時期は多くの学生が企業調査を行うため、自社PRの効果が存分に期待できる時期となります。一括採用ではこの時期に広報に注力することで、多くの学生に採用情報を認知してもらうことが可能です。しかし通年採用を行っている企業はコストの関係上、継続した情報発信が難しくなります。その結果、自社の採用情報が学生の目につきにくくなってしまいます

通年採用を取り入れている企業例

楽天株式会社

楽天株式会社は、エンジニア向けに通年で採用活動を行っています。選考時期だけでなく、入社時期も自由に選択することができます。応募者の都合に合わせた柔軟な選考方式となっています。

参照 : )「エンジニア職 – 新卒採用 – 楽天株式会社」

ソフトバンク株式会社

ソフトバンクは「ユニバーサル採用」という採用方針を掲げています。ユニバーサル採用では、挑戦する意欲ある学生に広く門戸を開き、自由な時期に自己の意思で選考に臨めるように通年採用を取り入れています。また、No.1採用や就労体験型のインターンシップなど、多様な選考プログラムがあります。

参照 : )「ユニバーサル採用 – ソフトバンク新卒採用」

株式会社ファーストリテイリング

株式会社ファーストリテイリングでは、「一人ひとりが仕事について真剣に考え、主体的に行動し、納得した将来が送れるように」と年間を通じて新卒採用を行っています。誰かに決められるのでなく、就職活動をするタイミングも個人が選べるべきだと考え、大学1,2年生からの応募も受け付けていることが特徴です。

参照 : )「グローバルリーダー社員 通年採用 – ファーストリテイリンググループ採用情報」

ネスレ日本株式会社

ネスレ日本では、「ネスレパス」という独自の採用方式をとっています。年齢・学歴・国籍等の採用対象を限定せず、従来のエントリーシートやWebテスト以外の方法でチャレンジできる環境を設けています。(課題提出、ケーススタディ等)選考過程で面談やグループディスカッションを行い、通過した学生にはネスレパスを渡します。ネスレパスを得た学生は都合の良いタイミングで社員参加型研修に参加することができます。

参照 : )「Nestle Recruiting Information」

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は通年採用について詳しく説明しました。

企業のグローバル化や新卒人材獲得競争の激化の影響で、通年採用を導入する企業は今後更に増えていくでしょう。通年採用を取り入れることで新たな人材の獲得に繋がるかもしれません。新卒一括採用のみを取り入れている企業の方も通年採用の導入を一度検討してみてはいかがでしょうか。

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