「国際成人力調査」とは、OECD(経済協力開発機構)に加盟しているうちの24か国の国と地域の16歳から65歳までの成人男女個人を対象として行われたスキル調査です。
OECDの加盟国
現在のOECD加盟国は、36ヵ国に上り、南北アメリカから欧州、アジア、太平洋にまで、及びます。アジアでは、日本と韓国が加盟しています。
調査した3つのスキルと日本の順位は?
(1)読解力
「社会に参加し、自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発展させるために、書かれたテキストを理解し、評価し、利用し、これに取り組む能力」と定義づけられています。日本はOECDの平均点を大きく上回り、1位です。
(2)数的思考力
「成人の生活において、さまざまな状況の下での数学的な必要性に関わり、対処し
ていくために数学的な情報や概念にアクセスし、利用し、解釈し、伝達する能力」と定義づけられています。日本はこちらも平均点を大きく上回り、1位です。
(3)ITを活用した問題解決能力
「情報を獲得・評価し、他者とコミュニケーションをし、実際的なタスクを遂行するために、
デジタル技術、コミュニケーションツール及びネットワークを活用する能力」と定義づけられています。
日本はこちらは平均並みであり、10位の結果となりました。
参照:)OECD 国際成人力調査 調査結果の概要