外国人留学生を採用するには?メリットや注意点、おすすめ採用サービス2選も紹介!

外国人留学生を採用するには?メリット・注意点や採用手法をご紹介します!

こんにちは。digireka!HR編集部です。新卒採用の競争が激しくなっている中で、優秀な人材確保のために外国人留学生を採用する企業が増えています。

今回は外国人留学生を採用するメリット・注意点や採用サービスなどをご紹介します。

外国人留学生の採用状況

文部科学省の「外国人留学生在籍状況調査」および「日本人の海外留学者数」によると、2019年5月1日時点の外国人留学生数は前年より4.4%増となる31万2,214人でした。留学生数の多い国・地域は、中国12万4,436人、ベトナム7万3,389人、ネパール2万6,308人、韓国1万8,338人、台湾9,584人などでした。東南アジア地域からの留学生が多い傾向にあります。

約30万人の留学生のうち、日本での就職を希望する外国人留学生は全体の約65%を占めていますが、実際の就職率は4割弱にとどまっています。日本での就業を希望する外国人留学生が就職に至らない理由はさまざまですが、主に「日本の新卒採用で一般的な総合職採用であること」「就労ビザの取得が困難なこと」が大きな要因にあります。例えば、留学生側は自身のやりたいことが決まっている傾向が強いため、職種を限定しない総合職として入社することに違和感を抱くそうです。また、留学ビザから就労ビザの許可率は80.3%で、5人に1人は不許可になっているのが現状です。

一方で、マイナビの「企業外国人留学生採用状況調査」によると、2020年卒において留学生を採用した企業は35%と前年から20ポイント上がっており、過去最大の結果となりました。外国人留学生の採用予定について、「積極的に採用していきたい」もしくは「いい人がいれば採用する」と回答した企業が合わせて57.2%と半数以上を占めており、企業の採用意欲が高まっていることがわかります。

外国人留学生採用を行う3つのメリット

海外の拠点や取引先との関係の向上

海外での事業所や法人での雇用・配属を見越して、ブリッジ要員として採用する企業も多いです。海外進出や海外とのビジネスで戦力になることが期待できます。

留学生は高い語学力によって円滑なコミュニケーションが取れるため、正確な情報を入手する橋渡し役として採用できます。実際に、留学生を採用したことで、出身国の政府機関とも連絡を取ることができるようになって情報の質が向上したり、海外拠点での案件獲得につながったりした例もあります。

社内の活性化

多様なバックグラウンド、価値観を持つ外国人留学生を企業が受け入れることは、社内の活性化にもつながります。留学生の向上心・探求心の高さは、日本人社員への良い刺激になり、組織全体のモチベーションの底上げになるでしょう。また、日本人とは違う角度からの視点や考え方を持っていることが多いため、それらのアイディアに周囲が刺激を受けることもあるでしょう。

国籍問わず優秀な人材の確保

留学生を採用することで、優秀な人材を確保しやすいです。留学生は高い向上心を持って前向きに取り組む人が多いため、優秀な人材に育つことが期待できます。アジアから来る若く優秀な外国人が労働力として就労することは、日本企業にとっても大きな戦力になるでしょう。

外国人留学生採用を行う際の3つの注意点

社内の受け入れ体制の整備

留学生を採用するにあたり、社内の受け入れ体制を整えましょう。非常に優秀な外国人留学生であっても、日本の商文化に馴染めずうまく活躍できない場合があります。例えば、「空気を読む」「察する」「忖度する」といった行為は日本独自の文化です。

そのため、日本語の研修だけではなく、仕事の進め方や価値観の部分から共有する必要があります。また、日本における商文化に慣れるためにマナー研修や、上司部下の定期的な面談なども必須です。留学生が働きやすい環境を整えることで、退職を防ぐだけでなく能力発揮にも繋がっていくでしょう。

また、海外人材を活用できる日本人管理者も用意する必要があります。社内で留学生を受け入れられる管理者が少ない場合、配属部署が限定されてしまう可能性があります。企業は様々な部署で外国人社員が活躍できるように環境を整えていくことが大切です。

在留資格や手続きの事前確認

日本人学生と留学生の採用で大きく異なるのが、在留資格として就労ビザの手続きが必要な点です。留学生が卒業後に就職する際には、学生ビザから就労ビザに切り替える必要があります。就労ビザを取得するには各種書類の作成とハローワークや入管への書類提出など煩雑な作業が多いです。

そのため、行政書士への依頼や外国人専門の代行サービスへ依頼する企業も増加しています。

新卒一括採用でなく通年採用

海外では、卒業後に就職活動に臨むので、一括採用により在学中に就職活動を進める日本の制度はきわめて珍しいです。特に留学生は、在学中の勉強が忙しい場合が多く、日本人と比べて情報量も少ないため、就職活動が遅れがちです。

また海外と日本の大学では卒業時期が異なるため、海外在住の学生まで採用候補と広げると一括採用だと対応できません。日本の有名大学を卒業予定の5カ国語が話せる留学生が、就職活動の時期に間に合わなく選考が出来なかったという例も少なくありません。

優秀な人材を取りこぼしなく採用するには、通年採用を導入してみてはいかがでしょうか。また、企業側が留学生に向けて積極的に情報を提供することも、優秀な人材確保において大切です。

外国人留学生採用を行う際に役立つサービス2選

外国人留学生特化の採用サービスも近年増えています。ここでは外国人紹介サービスをご紹介します。

Bridgers

 

海外現地面接会「Bridgers」は、日本で就業したい外国人の方々と現地で面接会を実施できる採用イベントです。株式会社ネオキャリアが運営しています。

特徴・2,500名を超える内定実績と92%の内定承諾率
・行政や海外トップクラスの大学との独自ネットワーク
・一社単独の現地採用イベントを開催

リュウカツ

リュウカツは、日本で就職したい新卒外国人留学生や転職を考える中途の外国人材と企業をマッチングする就職・採用支援サイトです。株式会社オリジネーターが運営しています。

特徴・中小企業から大企業まで約500社の法人取引実績
・外国人留学生専門のコンサルタントが採用と入社までサポート
・理系中心に多様な優秀層が多く登録

まとめ

いかがでしたか。外国人留学生を採用することで、社員や組織の成長が期待できます。一方で、社内の受け入れ体制の確保や採用手法の変更も必要です。今後も外国人雇用の需要の拡大が見込まれるため、本記事を参考に外国人留学生の採用を検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

関川 懸介

株式会社uloqo代表取締役

1990年6月29日生まれ。京都府出身。
新卒でアドテクノロジーベンダーに就職。
その後、リクルートグループの人材斡旋部門において、キャリアアドバイザーとして従事。全社MVP計6回受賞、準MVP計2回受賞。2016年4月に、創業者の当時代表取締役と共に株式会社uloqoを設立。
人材紹介事業、メディア運営、HRsolution事業、uloqoに関わる全事業において、1人で立ち上げから収益化まで担う。

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