Last Updated on 2020年11月18日 by uloqo
こんにちは。digireka!HR編集部です。少子高齢化が進み、労働力不足が様々な業界で問題視されていますが、「IT・情報処理・インターネット関連」業界では人手不足がとくに深刻になっています。
業界が発展し続ける一方で、エンジニアが圧倒的に足りていないというのが現状です。そのため、「経験豊富なエンジニアを採用したいけど、なかなか思うようにいかない…」と悩まれている企業の人事担当者も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、エンジニアの採用を実現すべく、おすすめの求人・転職媒体をご紹介します!
エンジニア採用は難しい?深刻化するエンジニア不足
経済産業省のIT人材の最新動向と将来推計に関する調査によれば、2020年では、36.9万人、2030年には、78.9万人のIT人材の不足が推定されています。つまり、IT化が進行し続けている一方で、必要となるエンジニア人口が常に不足しているというのが現状です。
これに対し、政府は「未来投資戦略2017」で、IT人材需給を把握する仕組みを早期に構築することを閣議決定しており、エンジニア不足は国家問題として挙げられていることがわかります。(ここでは、IT人材とは、「システムコンサルタント・設計者」「ソフトウェア作成者」「その他の情報処理・通信技術者」を含みます)
参照:) IT 人材需給に関する調査
IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果を取りまとめました(METI
また、エンジニアに対して求められるスキルや知識の多さも、エンジニア育成におけるハードルが高くなっている要因、つまりエンジニア不足の原因であるといえるでしょう。
エンジニアになるには、パソコンに関する基礎知識に加え、プログラミングやその他のITに関連する知識など、幅広い範囲を習得する必要があります。これらの多くの知識に加えて、特にIT化が急激に進行する最近では、技術者であるエンジニアに、マネジメント能力やリーダーシップ、論理的思考力などをはじめとした、多岐にわたるビジネススキルが求められるようになってきているのが現状です。とくに、CTO (Chief Technology (Technical) Officer) には、幅広い知識とスキルが求められます。
エンジニア採用の手法
ダイレクトリクルーティング
ダイレクトリクルーティングでは、自社が求める人材を積極的に探すことができたり、転職をその時点では考えていない潜在層に対して、直接アプローチをかけることができます。「ターゲットとする層を確実に狙いたい」「スキルに関係なく、人数を確保したい」という企業にオススメの手法です。
エンジニアの採用を目指すのであれば、ForkwellやLAPRAS SCOUT等のエンジニアに特化したダイレクトリクルーティング媒体の活用がおすすめです。
リファラル採用
リファラル採用とは、既に会社で働いている社員に候補者を推薦、紹介してもらう採用手法です。
優秀な転職潜在層にアプローチでき、人物的にも技術的にもある程度信頼できる人材を採用することができるため、エンジニア採用とリファラル採用は非常に相性が良いです。
LAPRAS HR TECH LABが行った調査によると、エンジニアはエンジニア以外の職種と比べ、圧倒的にリファラルによる転職が多いという結果も出ています。
人材紹介
企業が求める人材を紹介してくれる「人材紹介サービス」の利用も、エンジニア採用には有効です。
人材紹介は成功報酬型をとるケースが一般的であるため、企業はコストを抑えて、効率的に採用活動行うことができます。リファラル採用と同様、転職潜在層にアプローチできるというメリットもありますが、一人当たりの採用コストは高くなりがちです。
エンジニア採用の際の重要なポイント
エンジニア不足であっても、IT化やAIの導入などを進めるために、企業はエンジニアを採用しなければなりません。採用実現のためには、ペルソナ設計をしっかり行いましょう。
「自社が必要とするのは、どんなエンジニアなのか」「どのくらいの期間でプロジェクトを成功させるために、どの程度のエンジニアが必要なのか」などを検討し、適切な求人媒体を導入しましょう。
エンジニア・IT特化型の媒体
Find Job!

IT・Web業界に特化した求人サイトです。登録ユーザーの80%が20~35歳を占め、若手層が多いことも特徴です。また、正社員・フリーランス・アルバイトの3種類での求人掲載が可能です。
①ライトプラン/5万円 コスト重視のため、掲載順位は低い
②スタンダードプラン/7万円 掲載順位は中位だが、スカウト機能の利用が可能
③Sプレミアムプラン/10万円 採用率no.1のプラン。掲載順位が高いため、比較的短期間で募集を獲得することができる
paiza

約25万人(うち約80%が経験者をはじめとする、中途転職者)のエンジニアが登録する、ITエンジニア特化型サービスの最大規模を有します。求人ごとにスキルを設定することが可能で、スキルを満たしているエンジニアのみに募集をかけることができます。
Bridgersエンジニア

外国人エンジニア(中国、韓国、台湾、ベトナムなどのアジアの国々が中心)に特化したサービスです。求職者の多くが、アジア圏の大学を卒業し、ビジネスレベルの日本語能力をもっています。現地で開催される、採用面接会への参加が必要となります。
ベティ

「女性」「IT」に特化した求人サイトです。女性の採用を目指す企業にとくにおすすめのサービスです。
CODEAL

フリーランスと副業者に向けた求人に特化したサービスです。エンジニアやデザイナーなど、スキルを活かしたいと考える求職者の登録が多く、即戦力採用を検討している企業におすすめです。
ダイレクトリクルーティング媒体
Green

業界最大級の求人数を誇る、IT・Web業界に特化した転職サイトです。登録者の多数をエンジニアが占めている点が強みです。企業側からアクションを起こすことができ、気になる人材に対しては「気になる」、さらにスカウトの送信も可能です。
Wantedly

給料や待遇などの条件ではなく、やりがいや環境で求人者と求職者をマッチングする、SNSに特化した採用サービスです。登録者の大半が学生や、20代の経験者を中心とした若手が占めており、転職を現時点では考えていない潜在層にもアプローチをかけることが可能です。

以外と認知がありませんが、Linkedinにも優秀なエンジニアが多数登録しています。他社活用社数が少ないため、返信率も比較的高いプラットフォームです。出身企業等でソート検索ができるため、運用管理もしやすく便利です。
Forkwell

エンジニアに特化した転職サービスです。優秀なエンジニアを直接スカウトできる「Forkwell Scout」、求人を掲載することができる「Forkwell Jobs」などの複数のサービスを有しています。
LAPRAS SCOUT

エンジニアに特化した求人サービスです。AI技術を用いて、優秀なエンジニアに関する独自の情報を収集したり、個々のエンジニアの能力を分析することで、各企業が求めるエンジニアにより近い人材を探すことができます。
データによって、転職潜在層への、最適なタイミングでのアプローチが可能になります。企業は気になる人材やデータに基づいた、候補者に対して、スカウトメールを送信することができます。
TechStars

IT業界の求人に特化したサービスです。診断機能によって、自社の雰囲気に合う求職者を探すことができます。さらに、気になる人材に対しては直接オファーをかけることができます。
転職ドラフト

IT関連、エンジニアの求職者を企業が年収を提示し、ドラフト指名することで、アプローチをかけるという画期的なサービスです。提示した条件で求職者が承認すれば、面接などの選考プロセスに進めることができます。ドラフトの開催は、大体1ヶ月に1回です。
ビズリーチ

どちらかというとプロマネ系人材/ITコンサル系など上流工程特化の人材が多く登録している印象です。人材レベルは高いですが、競合性が高まっている為スカウトの配信についてはかなりしっかりめに工数をかけてPDCAを回す必要があります。
大手求人媒体
母集団形成には、多くの登録者数を誇る大手求人媒体の利用が欠かせません。優秀なエンジニアを探すために、これまでご紹介してきた複数の媒体との併用をおすすめします。
リクナビNEXT

業界最大級のリクルートキャリアが運営する転職エージェントで、登録者数も転職成功者数も多いことが特徴です。
doda

パーソルキャリア株式会社が運営する、転職エージェントで、母集団形成に強みをもちます。さらに、ITエンジニアに特化した、「doda ITエンジニア」というサービスも、dodaへの掲載料金で利用することができます。
マイナビエージェント×IT

株式会社マイナビが運営する、IT求人に特化した人材紹介サービスです。業界専任スタッフによる採用サポートが受けられるだけでなく、マイナビが運営する他のサービスとの併用も可能です。
WORKPORT

IT・Web・ゲーム業界への特化型から総合型へリニューアルした、転職エージェントです。そのため、幅広い業界・業種の求人を扱いつつも、IT業界の求人に強く、未経験・若手からベテランまで、経験値の違いも様々で、幅広い年齢層の登録者を有しています。
GEEKLY

IT・Web・ゲーム業界の求人に特化した転職エージェントです。CMでお馴染みなので、母集団形成に適した求人媒体になり得ます。
イーキャリア

ソフトバンクグループが運営する総合転職サイトですが、とくにITエンジニアやクリエイターの職種に強みをもちます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。国家問題としてもあげられているように、エンジニアの採用は困難になっています。そのため、自社が求める人材やスキル、雇用体系などを明確にし、適切な求人媒体・サービスを用いることで、より効果的な採用活動を行うよう心がけましょう。ぜひ参考にしてみてください!
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