カウンターオファー

「カウンターオファー」とは、転職を申し出た従業員に対し、給与や職務などに雇用者側が要望に応えられるよう提案をすることです。

カウンターオファーの例は?

退職や転職希望の社員を企業に留めるために、さまざまな方法があります。

(1)昇格

新しい立場、役職を与えることで、引き留めようとします。

(2)昇給

転職理由が給料の低さである場合など、昇給させることで引き留めようとします。

(3)部署・職種の異動

転職理由が人間関係である場合など、部署・職種の移動を提案し、引き留めようとします。

カウンターオファーのやり方

カウンターオファーは原則、以下のステップで行われます。

(1)従業員が転職を希望した際に始まる。
(2)転職希望者が自社に必要な人材なのかを十分に分析をする。
(3)転職希望者の理由をヒアリングする。
(4)理由を基にどの雇用体系に変更ができるか分析する。
(5)提案をする。

カウンターオファーが成功し、内定辞退してくれる確率は?

人材紹介会社ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパンの調査によると、転職希望者が提案に満足し、転職をやめる確率は4割にも届いていません。人材が足りない現代の社会では、常に従業員に快適な環境作りが大切です。

この記事を書いた人

関川 懸介

株式会社uloqo代表取締役

1990年6月29日生まれ。京都府出身。
新卒でアドテクノロジーベンダーに就職。
その後、リクルートグループの人材斡旋部門において、キャリアアドバイザーとして従事。全社MVP計6回受賞、準MVP計2回受賞。2016年4月に、創業者の当時代表取締役と共に株式会社uloqoを設立。
人材紹介事業、メディア運営、HRsolution事業、uloqoに関わる全事業において、1人で立ち上げから収益化まで担う。

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