エンジニアの採用活動は、IT業界の人手不足に伴い競争が激化しています。そのような中、カジュアル面談を自社に導入するか迷い始めた採用担当者様も多いと思います。しかし、興味はあっても、
・カジュアル面談とは何か?
・カジュアル面談で何を伝えて、何を聞けばいいの?
・エンジニアの何についてどのくらい聞けばよいのか?
・面接との違いがわからない
・成功したカジュアル面談のイメージがわからない
という方は多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、本記事では
・カジュアル面談の進め方
・質問すべき内容
・成功のポイント
を解説します。ぜひご一読いただき、採用活動に役立ててください。
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カジュアル面談とは
カジュアル面談とは、本格的な選考の前に、応募者と企業側の間で認識のずれがないかを確認するために行われる面談のことです。
「面接などの本格的な選考を始める前に、一度気軽に話しましょう」というラフなスタンスで行われます。選考活動の一環である面接よりも前に、現職の社員と候補者で情報・意見の交換を行います。
特にIT業界やコンサル業界では、自社により興味を持ってもらうために企業のビジョンや事業内容をアピールする企業も増えています。
エンジニアとのカジュアル面談では、さらに具体的に提供するサービスに使用されているプログラミング言語や使用ツール、独自の技術について伝える場となります。また、候補者の経歴から自社で活躍できるポジションの提案や業務を簡単に紹介することも可能です。
カジュアル面談の4つの特徴
カジュアル面談には、普通の選考と比較して4つの特徴があります。
・カジュアルな服装
・自由な雰囲気
・相互理解の促進
・選考要素がない
カジュアルな服装
面談参加者は、通常のビジネスカジュアルなど、厳格なドレスコードに縛られずに、よりリラックスした服装で面談に臨むことができます
自由な雰囲気
面談は堅苦しい雰囲気ではなく、自由でくつろいだ雰囲気で行います。
これにより、面接者と候補者の双方がリラックスし、自然体で会話をすることで、面接では見られない、候補者の特性や考えを知ることができ、お互いに会社の文化や雰囲気にあっているかなどを感じとることができます。
相互理解の促進
双方が対等な立場で会話でき、相互理解が深まりやすいとされています。面接では聞きづらいことも面談では気軽に質問することができ、企業理解が深まった上で選考に進むことができるため、入社後のミスマッチも起こりにくくなるでしょう。
選考要素がない
カジュアル面談は、基本的に選考への直接的な影響はありません。
・まだ候補者の意志が固まっていない
・志望度が低い
などの段階でお互いのことをより知るための自己紹介と情報交換の場となります。ですので、企業側が候補者に対してアピールすることもあります。
エンジニア採用でカジュアル面談を行うべき理由
エンジニア採用において、カジュアル面談を行うべき理由は何なのか?解説します。理由は以下の3つです。
・ミスマッチを事前に防ぐことができるから
・企業の魅力をアピールすることができるから
・多くのエンジニアと接触できるから
ミスマッチを事前に防ぐことができるから
面接は選考が絡んでいるため、候補者にとって自然体で振る舞うことが難しい場です。緊張状態の候補者からは普段の様子や本心が見えにくくなります。
カジュアル面談は選考と直接的な関係がなく、面接という硬い場では知り得ない人となりを把握できるため、相互理解が進むはずです。候補者と企業側がお互いの価値観を理解した上でその後の選考やイベントに繋げることを可能とし、ミスマッチを事前に防ぐことができます。
エンジニアの実務経験は年数で語られることが多いですが、実際にどのような役割で業務に携わったかも重要であるため、このような部分を情報交換するためにもカジュアル面談は役立ちます。
企業の魅力をアピールすることができるから
カジュアル面談では、魅力ある候補者に直接自社の魅力をアピールすることができます。具体的には以下のようなアピールが可能です。
・候補者のスキルが活かせる場を具体的に提案する
・候補者の望む働き方をしている従業員と話す場を設ける
候補者に寄り添う姿勢を示すことで、候補者の自社に対する志望度を高めることができるでしょう。とりわけIT業界は、足元で人材不足が起こっており、売り手市場となっています。そのため、企業の魅力を上手くアピールすることは重要課題といえます。
多くのエンジニアと接触できるから
カジュアル面談は本番の面接と異なり、応募やメッセージも受け付けるので、より多くのエンジニアとの接点を持つことができます。エンジニア採用が難化している現状においては、母集団を拡大することは一種の課題となっています。
面接や選考のような事前準備が必要ないカジュアル面談であれば、ハードルが下がるため、より多くの接触機会を得られるはずです。
参加者と関係を作ることで、ミスマッチを感じている参加者は面接へ進まないことから、面接での時間を削減することができます。また、企業側もミスマッチを感じた時点で、面接の際に、自社との相性に関する質問を増やすなどの対応が可能となり、面接の負荷を下げることに繋がります。
カジュアル面談の成功事例3選
カジュアル面談を実施することで具体的にどのような成果が出ているのか?気になる方はいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、カジュアル面談の成功事例を紹介します。
Dreamly Ltd
1点目は、Dreamly Ltdの事例になります。この事例は、カジュアル面談を通じて入社後ミスマッチの軽減に成功したものになります。カジュアル面談を導入する前は、自社のいい点ばかりを伝えていたため、自社の情報が不透明でした。結果として、入社後のギャップが生じ、ミスマッチが起こるという問題が発生しました。
これに対して、Dreamly Ltdはカジュアル面談を導入し対応しました。具体的には、カジュアル面談において、企業の魅力だけでなく、過去の失敗談や整備がされていない部分等企業の弱みを伝えられるようにしました。その結果、入社前後でのギャップが小さくなり、ミスマッチが軽減しました。
参考:https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/casual_interview_hearing/
メトロエンジン株式会社
2点目は、メトロエンジン株式会社の事例になります。これは、カジュアル面談が企業理解を深めることに繋がり、企業の志望度を高めることができた事例になります。
同社では、これまでカジュアル面談を実施していなかったため、求職者の企業理解が浅いという問題がありました。企業理解が浅いことから、自社の魅力が十分に伝わっておらず、採用が上手くいかないという状態でした。
しかし、カジュアル面談を導入することで、自社の魅力をしっかり伝える機会が増加し、求職者の志望度を上げることに成功しています。
参考:https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/casual_interview_hearing/
株式会社スリーシェイク
3点目は、株式会社スリーシェイクの事例になります。これは、カジュアル面談の方針を変更することで採用課題を解決した事例になります。同社では、これまで求職者のスキルを見極める目的でカジュアル面談を実施していました。
しかし、スキルを正確に把握するのは難しくミスマッチが発生しました。そこで、同社では「スキル」ではなく、「パーソナル」な部分を判断するためのカジュアル面談に方針転換を行いました。結果、ミスマッチの軽減に成功しました。
参考:https://www.wantedly.com/hiringeek/recruit/casual_interview_hearing/
カジュアル面談に必要な事前準備
カジュアル面談を経験したことがない方は、どのような事前準備が必要なのか不安かと思います。そこで、カジュアル面談に必要な事前準備を紹介します。
・自社の魅力を整理する
・アイスブレイクや軽いトピックの用意
・柔軟性を持った質問を考えておく
・雰囲気を和らげる場の設定
自社の魅力を整理する
カジュアル面談は自社の魅力を深くアピールできる場です。だからこそ、企業は自社の魅力を整理する必要があります。
・人や会社内の雰囲気
・企業理念
・待遇
・仕事内容
・開発環境について
・開発手法について
・その他開発における取り組みについて
の面で自社のアピールポイントを整理しておきましょう。逆質問の場では社内の雰囲気や、働き方などを問われることが多くあります。どのような質問においても魅力的に伝えられるよう準備しておくことが大切です。
とりわけ、自社の開発環境に関しての魅力の整理に関しては、あまりイメージのわかない人事の方も多いかと思いますので、さらに具体的に説明します。
開発環境について
開発環境とは、開発において何の「ソフトウェア」と「ハードウェア」を使用しているのか、他にどんなツールを使用しているのか、等を示します。ソフトウェアは、テキストエディタやターミナル等のことを指します。一方、ハードウェアは、貸与pcやディスプレイ等の物理的な機器を指します。
エンジニアとのカジュアル面談の前に、自社においてソフトウェア、ハードウェアは何を使っているのかを整理しておくべきです。
開発手法について
開発手法とは、システム開発における一連の作業手順やルールのことをいいます。開発手法には複数の種類があり、それぞれでプロジェクトの規模や業務プロセスが異なります。そのため、エンジニアの関心事の1つといえます。
開発手法には、大きく以下の5種類があるため、自社がどの開発手法を採用しているのか整理しましょう。
・ウォーターフォール開発
・スクラム開発
・プロトタイピング型開発
・DevOps
その他開発における取り組みについて
その他開発における取り組みとは、開発環境や開発手法以外の自社における開発のためのルールや作業内容のことを示しています。
例えば以下の項目が開発においての疑問点として挙げられます。
・コード品質向上のためにどのような取り組みを行っているのか?
・コミュニケーションや情報共有はどれほど行っているのか?
それぞれ、自社の現状を整理して、面談に備えておきましょう。
アイスブレイクや軽いトピックの用意
カジュアルな雰囲気を作り出すために、アイスブレイクや軽いトピックを用意しておくと良いです。これにより、面接者とのコミュニケーションが円滑に始まり、リラックスした雰囲気を醸成することができます。
例えば、趣味、最近見た映画や読んだ本、週末の活動などに触れることで、参加者が自然な形で自己紹介できます。
柔軟性を持った質問を考えておく
カジュアルな面談では、予め用意された堅苦しい質問よりも、柔軟で自然な質問が重要です。参加者が自分の経験や考えについて自由に話せるような質問を考えましょう。
例えば、「仕事において最も満足している瞬間は何ですか?」や「自分の強みと弱みについてどのように考えていますか?」など、オープンエンドな質問が適しています。
雰囲気を和らげる場の設定
カジュアルな雰囲気を作り出すためには、面談の場の雰囲気にも気を配りましょう。フォーマルな机と椅子よりも、くつろげる雰囲気の場所や、カフェやランチの場で行うなど、場の設定が重要です。
適切な場所を選ぶことで、会話がよりリラックスしたものとなります。
カジュアル面談の進め方4Step
実際にカジュアル面談をどのように進めるのかわからない方もいらっしゃるかと思います。そこで、カジュアル面談の進め方を紹介します。カジュアル面談は以下の手順で進めます。
・アイスブレイク/自己紹介
・簡単な企業説明
・質疑応答
・次回への誘導
アイスブレイク/自己紹介
最初は候補者の緊張を和らげるために、アイスブレイクとして少し雑談をするとよいでしょう。企業側と候補者、お互いが知りたい情報を交換するために、発言しやすい雰囲気をつくることは大切です。
自然体で話して相互に理解を深めるというカジュアル面談ならではの利点を最大限に活かしましょう。その後に、簡単な自己紹介をします。面接での鉄板質問である自己PRや志望動機等は聞く必要はありません。
簡単な企業説明
面談は面接と異なり、自社に対してまだ志望度が高くない状態の候補者もいるでしょう。カジュアル面談において、企業は評価される立場でもあります。
詳細な説明は必要ありませんが、アピールしたい企業の魅力をピックアップして簡潔に伝えましょう。カジュアル面談は、求職者に企業の魅力を伝え、志望度を高めることが最大の目的である点を理解すべきです。
企業の魅力に関しては、エンジニアの求職者が気になるであろう点を事前に整理しておくべきです。
例えば、以下の項目が挙げられます
・人や会社内の雰囲気
・企業理念
・待遇
・仕事内容
・開発環境について
・開発手法について
・その他開発における取り組みについて
質疑応答
面接のような堅い雰囲気にならないよう留意しながら、質疑応答を行いましょう。候補者からの質問には誠意を持って答え、不明点がないか、随時候補者の反応を確認すると良いです。その場で回答が不可能である質問に関しては、後日連絡する旨を伝えましょう。
エンジニアによく聞かれる質問項目は以下の3つです。
・働き方について
・職場環境について
・待遇や評価について
次回への誘導
次の面談・選考・近々のイベント等、次回の接点に繋げることを忘れてはいけません。しかし、その場で結論を迫ったり、約束を取り付けたりするのではなく、あくまで案内というスタンスに徹することが重要です。
エンジニアとのカジュアル面談で質問すべき4つの項目
エンジニアとのカジュアル面談において具体的にどのような質問をすべきかわからない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、カジュアル面談で質問すべきことを紹介いたします。主に4つあります。
・経歴
・選考状況
・企業選びの軸
・転職理由
経歴
1点目は経歴です。経歴は募集ポジションとのマッチング度を確かめるために確認します。
具体的には、以下の事柄を質問しましょう。
・一方でこれまでの仕事で苦労したことは何ですか?
・これまでの業務内容やプロジェクトの経験を教えてください。
質問の内容がどうしても堅苦しくなってしまうため、カジュアルな雰囲気で質問することがポイントです。
選考状況
2点目は選考状況です。選考状況は、候補者の現状やニーズを確認するためにする質問です。本腰を入れて選考に挑んでいるのか、何となくの興味で挑んでいるのかを確認することで、候補者ごとの面談内容やその後の選考フローを組み立てることができます。
他に検討している業界や会社をヒアリングすることができれば、それらの競合比較して自社にはどのような魅力があるのか積極的に訴求するという戦略を取ることができます。
具体的な質問例は以下です。
・カジュアル面談は初めてですか?
・他にはどのような業界/業種を検討されていらっしゃいますか?
・弊社のどのような所に魅力を感じて応募してくださったのですか?
企業選びの軸
3点目は企業選びの軸です。企業選びの軸とは、求職者がどのような判断基準で入りたい会社を絞り込んでいるか?の諸要素のことです。企業選びの軸を確認することによって以下2点のアクションが判断可能となります。
・面談で重点的に伝えるべき内容の選定
・自社のカルチャーにマッチするかどうかの見極め
企業選びの軸を聞く際は、給与や勤務形態、福利厚生などの条件面に関しても本音ベースでヒアリングするのがおすすめです。
具体的には以下のような質問をしましょう。
・職場環境や条件、待遇など一番重視しているものは何ですか?
・前職で不満に思っていたことは何かありますか?
・エンジニアとしてどのようなキャリアを志向していますか?
転職理由
4点目は転職理由です。転職理由を聞くことに関しても、候補者がどれだけ転職に本腰を入れているのかを判断することを目的に行います。
以下の事柄をヒアリングすることで、ミスマッチ防止がはかれます。
・転職にあたって何か不安に感じていることはありますか?
・転職活動を始めたのはいつからですか?
エンジニアとのカジュアル面談で頻出の逆質問
エンジニアとのカジュアル面談では、人事からの質問だけでなく、エンジニアからの逆質問もあります。そのため、エンジニアからの逆質問にも柔軟に対応するために事前にどのような質問がされがちなのか把握しておくべきでしょう。
よく聞かれる質問は大きく3つの項目に分類できます。
・働き方について
・職場環境について
・待遇や評価について
働き方について
1点目は働き方についてです。転職後の職場でどのような働き方をするのか?については、エンジニアにとって大きな関心事だと考えられます。
例えば以下の質問をされることが多いです。
・ワークライフバランスはどれくらいとれるのでしょうか?
・リモートワークは可能ですか?
・副業は可能なのでしょうか?
職場環境について
2点目は職場環境についてです。職場環境についてもエンジニアにとっての大きな関心事です。開発環境がどのようになっているのかや、組織構造などに関心を持つエンジニアが多いです。
具体的には以下の質問をされることが多いです。
・部署間での連携はどのくらい行われるのか?
・プロジェクト規模や開発期間を教えてください。
・チーム間のコミュニケーションは頻繁か?
・貸与PCや使用ツールは何か?
・開発手法は何か?
待遇や評価について
3点目は、待遇や評価についてです。年収や福利厚生などの待遇を重視するエンジニアは多いです。また、キャリアを重視するエンジニアの方は、評価システムがどのようになっているのかについても関心を持っています。
具体的には、以下の質問をされます。
・御社の評価システムはどのような仕組みなのでしょうか?
・平均年収や昇給制度について教えて下さい
・現状の私のスキルだとどのような待遇を得られますか?
エンジニアとのカジュアル面談のポイント6選
エンジニアとのカジュアル面談を成功させるためのポイントをいくつか紹介します。ポイントは主に6つあります。
・共通の価値観や目標を強調する
・話す割合に気を付ける
・次のステップを明確にする
・面談後の対応を丁寧にする
・魅力を多角的に伝える
・複数の社員と会わせる
共通の価値観や目標を強調する
1点目は、共通の価値観や目標を強調することです。カジュアルな面談では、個人の価値観や目標についても話題にしやすいです。また、採用プロセスで企業と候補者の価値観や目標が一致することは重要です。
企業と候補者の価値観がマッチしていればいるほど、候補者からの企業への魅力は高まるからです。そのため、共通の価値観や目標を強調しておくことで、候補者の志望度を高められるといえます。
話す割合に気を付ける
2点目は、話す割合に気を付けることです。面接官と候補者の話す割合をできるだけ6:4に近づける事が大切です。一方的に話しすぎてしまうと、求職者が本当は聞きたかったことの機会を妨げ、有意義な時間とはならないでしょう。
一方で話を聞き出す形をとりすぎてしまうと、企業理解を深められず、求職者の志望度を上げることは難しくなります。求職者の情報を少しでも多く引き出したいと考えてしまうかもしれませんが、カジュアル面談で最も大事なのは「相互理解」です。そのため、話すことと聞くことのバランスを保つことが重要です。
魅力を多角的に伝える
3点目は、魅力を多角的に伝えることです。多角的に伝えることは、他社との差別化を図るために重要です。特にエンジニアの採用市場では、人手不足に伴い競争が激化しています。そのため、いかに競合と差別化して企業の魅力を伝えるか?が問題となっています。
差別化を行う際に、1側面だけの差別化では、自社特有の強みにはなり得ません。そのため、様々な側面から自社の魅力を訴求する必要があるのです。
具体的には、以下5つの要素によって魅力を伝えるべきです。
・仕事内容
・事業内容
・社員
・文化
・制度
多角的に魅力を伝えることで、自社にしかない強みの組み合わせを作り上げることができます。
エンジニアにとって働きやすくやりがいが感じられる職場であることを多角的に魅力を伝えることで、自社にしかない強みの組み合わせを作り上げることができます。
複数の社員と会わせる
4点目は、複数の社員と合わせることです。複数の社員と話すことで、自社で働く社員の雰囲気や企業カルチャーを感じ取ってもらうことができます。
社員とは以下のような話をして貰うことで効果的に魅力付けを行えるでしょう。
・今の仕事のやりがい
・具体的な業務内容
・働く社員の雰囲気
また、求職者と年齢層や経歴が近い社員を同席させることは、親近感に繋がりやすく、求職者の悩みや不安の解消に繋がるといえます。
次のステップを明確にする
5点目は、次のステップを明確にすることです。カジュアルな面談の終わりには、次のステップやアクションアイテムを明確にすべきです。
例えば、
・次回の面接の日程
・追加の資料提出
・面接者からのフィードバック
など次の段階に進むための具体的な計画を共有します。
これにより、候補者は次のステップに備えることができ、プロセスがスムーズに進むでしょう。
面談後の対応を丁寧にする
6点目は、面談後の対応を丁寧にすることです。カジュアル面談を終えた後は、候補者に対してメールや電話でフォローを入れます。具体的には以下のようなフォローが挙げられます。
・面談のお礼
・次の選考の詳細案内
・その他にも追加で確認したいことはないか
・その場で回答できなかった質問への回答
特に、カジュアル面談を通して魅力的に映った候補者に対しては、自社の印象が薄れないよう定期的にコンタクトをとることが大切です。
面談後に面接の日程を調整できていなかった場合に、企業が面談を望む場合には、3日以内に連絡をいれましょう。候補者からのアプローチを待つことも大切ですが、企業から連絡をいれることで重要な人材になり得ることをアピールしましょう。
まとめ
本記事では、
・カジュアル面談とは何か?があまり理解できていない
・進め方や話す内容がわかっていない
・成功の方法がわかっていない
という方に向けて、「カジュアル面談の進め方」「質問すべき内容」「成功のポイント」を解説しました。ぜひ参考にしてください。
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