ヒエラルキー型組織とは?ホラクラシー型組織との違いなどを説明します。

Last Updated on 2020年10月22日 by uloqo

こんにちは。digireka!HR編集部です。昔から日本の企業はヒエラルキー型組織の企業が多いと言われてきました。組織構造への理解は業務の無駄を省いたり、行動の指針になる場合があります。今回はヒエラルキー型の組織とは何か、そのメリットとデメリットを紹介します。

ヒエラルキー型組織とは

ヒエラルキー(hierarchy)とは階層を意味する言葉であり、組織の長が頂点にいてその下に力の弱い階級が階層的な層を末広がりに構築している形をなします。いわゆるピラミッド構造です。ここで扱うヒエラルキーは企業の中での上下関係のことです。

ヒエラルキー型組織はトップダウン型の組織構造です。従業員の中に上司と部下という序列が存在し、役職が上のものから下のものへ仕事の指示を出します。役職が上になればなるほど権限が大きくなり、管理責任をもつことになります

ヒエラルキー型組織では頂点に株主総会や取締役会を据えて、営業、製造、研究開発などの機能ごとに組織が作られ、本部から課まで縦割りで組織が作られます。基本的に命令系統が一つにまとめられるため、規模の大きい企業に向いているといえるでしょう。

ヒエラルキー型組織のメリット

ヒエラルキー型組織が従来、多くの企業で採用されてきたのには理由があります。

指揮命令系統が分かりやすい

ヒエラルキー型の組織では指示命令系統は一つだけであるため、誰からの指示を受ければ良いのか分からずに混乱することがありません。また自分の役割の把握もしやすく責任の所在も分かりやすくなっています。

組織の下位の人の責任が軽くなる

組織の下位の人間は権限がない代わりに責任も少なくなります。また、組織の下部にいる限りあまりプレッシャーのかかるような仕事を任されにくいため、プレッシャーを感じずに仕事をすることができます。

トップの考えを下まで徹底しやすい

トップの考えを組織の隅々まで反映させることが容易です。例えば、書式などもトップのやり方に沿って統一することができます。企業としての方針を簡単に決める事が可能であり、トップの判断がそのまま企業としての判断になります。

従業員同士の結びつきが強まる

ヒエラルキー型組織では個人が独立して働くというよりもチームとして活動するという形になります。そのため上司と部下、同じ部署内での結び付きが強く、常に方針をすり合わせるためにコミュニケーションが取られます。

ヒエラルキー型組織のデメリット

ヒエラルキー型組織にはデメリットも多くあります。

組織の硬直化

ヒエラルキー型組織は組織ごとの役割が定まっています。固定化された組織の中に長い間いることは思考の硬直を招き、広い視野を持つことができなくなります。小さな組織の中の考え方にとらわれて自由な発想がなくなってしまう恐れがあります。組織の硬直化によって世間の一般常識と乖離した常識が定着してしまう恐れがあります。

下から上への意思伝達がうまくいかない

ヒエラルキー型組織では上から下への意思伝達は迅速に行われるが、下から上への意思伝達は時間がかかってしまうことが多い。毎回上司の承認をもらいながら最終決定権を持つものまで通す必要があるためです。その結果、現場の意見が上層部まで伝わらないということが頻繁に起こります。そのため社員のアイデアを積極的に取り入れたいような企業には向いていないと言えます。

中間管理職が増える

ヒエラルキー型組織では上司と部下という関係がほぼ全ての従業員に発生します。そのため企業としての規模が大きくなればなるほど部下も上司も持つ中間管理職が増えることになります。経営人と部下の板挟みにあう中間管理職は一般的にストレスをためやすいと言われている役職であるため、その役職が会社内に増えることは会社にとってデメリットといえます。

ホラクラシー型組織とは

ヒエラルキーの対義語としてホラクラシーというものがあります。ホラクラシーは会社内で階級の差のないフラットな組織状態を指します。組織内に管理職を作らず、個人個人が意思決定権を持ちます。

ここで意思決定の根拠となるのは明文化されたルールです。上司からの指示は存在しませんが完全に自由にできるという訳ではなく、役割ごとのルールにのっとって業務を行います。ホラクラシー型組織は個々人が主体的に仕事に向き合うことを目的として提案されました。

ホラクラシー型組織では上下関係での不満がなくなり、意思決定のスピードが速くなります。それぞれが自由な発想のもと、現場の判断で動けるため業務の効率が上がるでしょう。ただしホラクラシー型組織には従業員の主体性が必要不可欠です。セルフマネジメント能力のある社員でないと問題に直面した場合に責任の押し付け合いになってしまう可能性があります。

ヒエラルキー型組織とホラクラシー型組織との比較

ここではヒエラルキー型組織とホラクラシー型組織の違いを表にすることで比較します。

ヒエラルキー型組織 ホラクラシー型組織
意思決定の速さ 遅い 早い
責任の所在 分かりやすい 分かりにくい
組織間のつながり 強い 弱い
組織構造の運用難易度 低い 高い
ガバナンスの強化 容易 難しい
自由な発想 生まれにくい 生まれやすい

このようにヒエラルキー型組織には優れているポイントとそうでない点があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はヒエラルキー型組織について意味とメリット・デメリットなどを説明しました。現在日本のほとんどの組織はヒエラルキー型の組織ですが、メリットとデメリットの両方を併せ持ちます。そこで自分の属している組織はどのような組織構造が適しているのかを一度検討してみてはいかがでしょうか。

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