インターンシップ企画代行会社を比較!選び方や外注メリットも解説

インターンシップ企画 代行会社を比較!選び方や 外注メリットも解説

近年の新卒採用の早期化に伴い、学生との早期接点の確保と認知度向上のためにインターンシップを実施する企業が増えています。しかし、インターンシップの実施に伴い人事担当者の負担も増加するため、社内の人的リソースだけでは対応できない企業も多いのが現状です。

そこで、インターンシップを外注する「インターンシップ代行」が注目を集めています。
企業の担当者様の中には、
・インターンシップ代行ではどのような業務を委託できるの?
・費用相場はどのくらい?
・どのような代行業者があるの?
など、さまざまな疑問や不安を抱える方がいるかもしれません。

今回は、インターンシップ代行のサービス内容や費用相場、インターンシップを外注するメリット、おすすめの代行業者などについてご紹介します。

監修者情報

監修者用
プロジェクトHRソリューションズ代表取締役
関川 懸介
アドテクノロジーベンダー、リクルートグループを経て、2016年4月プロジェクトHRソリューションズを創業。採用企画・採用広報・ダイレクトリクルーティング・組織開発・人事評価制度策定などを通じて、大手からスタートアップまで幅広く累計300社以上を支援。詳しいプロフィールはこちら

インターンシップ企画の代行サービスとは

インターンシップ企画の代行(アウトソーシング)サービスとは、インターンを実施するにあたって付随する業務を代行してもらえるサービスです。

採用活動の一環としてインターンシップを実施する企業が増える一方、企業の人事担当者の負担も増加しています。社内の人的リソースだけでは対応できない企業がインターンシップ代行を利用しています。

インターンシップが注目される理由

近年、新卒採用の早期化が進む中で、採用活動の一環としてインターンシップを導入する企業は増えています。

「マイナビ2022年卒企業新卒採用活動調査」によると、2022年卒を対象にしたインターンシップは2021年9月以降、前年を上回って実施されていることがわかりました。前年の2021年卒を対象にしたインターンシップ実施率は56.9%(対前年1.7pt増)で、2016年の調査開始以来、最高の割合となったことが報告されています。

下のグラフにて、インターンシップの実施時期について見てみると、秋以降の実施が増えていることが分かります。また、実施方法もwebでの実施割合が多いことが分かります。

新卒採用活動調査

画像元:マイナビ2022年卒企業新卒採用活動調査

また「マイナビ2022年卒大学生広報活動前の活動調査」によると、学生のインターンシップ参加率は全体で84.5%、平均応募社数は9.4社でした。

特に平均応募社数は、20年卒と比較すると約1.5倍となっています。新卒採用のなかでインターンシップ参加が企業・学生双方で「当たりまえ」になっている状況がうかがえます。

早期化する新卒採用に対応するために、本選考の解禁日よりも前に優秀な学生との接点を作る手段として、インターンシップはますます注目を集めているのです。

参照:)マイナビ2022年卒企業新卒採用活動調査」「マイナビ2022年卒大学生広報活動前調査

委託できるサービスの内容

インターンシップ代行の対象業務は、コンテンツの企画、作成、さらには当日の運営まで様々です。コンテンツの企画や資料の作成など、一部の業務のみ代行してもらうことも可能です。

インターンシップ代行を活用することで、業務工数を削減し、効率よく学生と接触することが可能になります。

具体的なサービス内容・コンテンツの企画
・資料の作成
・開催日時の設定
・会場の設定
・当日利用する備品の準備
・学生への告知・集客(広告掲載、メールの送信等)
・参加者の管理
・参加者アンケートの作成
・当日の設営・運営・撤収
・当日のスタッフ派遣

一般的な料金・費用相場

インターンシップ代行サービスの費用は、依頼する業務内容や規模、派遣するスタッフの人数などによって異なりますが、相場としては30万円~50万円を目安にしておくとよいでしょう。

各社により委託できる業務内容及び料金が異なるため、委託したい業務内容を明確にし、予算を考慮した上で自社にマッチしたサービスを選択することが大切です。

インターンシップを外注する3つのメリット

ここではインターンシップを外注する主なメリットとしては、以下3点が挙げられます。

・効果的にインターンシップを実施できる
・担当者の業務負担を減らせる
・採用活動に新しい視点を取り入れられる

それぞれについて、詳しく説明します。

効果的にインターンシップを実施できる

インターンシップを実施するうえでは、学生を惹きつけるプログラムを実施し、志望度を高めてもらうことが重要です。インターンシップ代行を提供している会社の多くは採用のノウハウを豊富に有しているため、自社リソースだけで無理に実施するよりも効果的にインターンシップを実施できる確率が高くなります。

複数の企業のインターンシップに参加する学生が多い今、プログラム内容の満足度がその後の採用に大きな影響を与えていくと考えられるため、インターンシップをプロに依頼することは非常に有効な手段であるといえます。

担当者の業務負担を減らせる

資料作成や会場設定、参加者管理など、インターンシップ実施に伴う煩雑な業務を業者に委託することで、人事担当者の業務負担を減らせるというメリットがあります。

これにより、採用活動を実施するうえで本来注力すべきコア業務に十分な時間を割くことが可能になります。

採用活動に新しい視点を取り入れられる

インターンシップ代行を利用するということは、採用のプロである代行業者の視点から、自社の採用活動に合うインターンシップを企画してもらえるということです。

自社で考えるだけでは気づけなかったボトルネックや非効率的な作業に気づくことができるほか、第三者の視点により自社の新たな強みに気づくこともあります。

自社の採用活動自体の質を向上させることにも繋がるでしょう。

インターンシップを外注する3つのデメリット

インターンシップを外注する際のデメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

・コストがかかる
・学生に自社の雰囲気が伝わりにくい
・代行業者との連携が不可欠

これらについて、詳しくご説明します。

コストがかかる

「一般的な料金・費用相場」でご紹介したように、インターンシップ代行を利用するとその分費用がかかります。
自社リソースのみで、企画から実行まで行う際よりは、コストがかさむでしょう。

委託する業務内容に応じて費用は変わるので、問い合わせやサービス比較を行った上で、費用対効果を十分に検討してから利用する必要があります。

学生に自社の雰囲気が伝わりにくい

インターンシップを外注することで、学生に自社の雰囲気が伝わりにくくなってしまうことがあります。

学生にとって、夏から秋に行われるインターンシップに参加する目的は、「企業研究」「実際にその会社で働く人の雰囲気を知るため」「実際の仕事内容を試すため」「早期選考への足がかりを得るため」などさまざまです。

その中でも、早期接点を持つという意味では自社の雰囲気を知ってもらうことが非常に重要になります。

インターンシップ代行を利用する場合でも、インターン内で現場の社員と学生の交流の場を十分に設けるようにしましょう。

代行業者との連携が不可欠

上でも述べたように、インターンシップでは学生が求めるニーズを理解すること、そして自社が学生に与えたい印象を与えるような企画をすること、がとても重要です。

そのため、代行を利用する場合は、代行業者と自社が密にコミュニケーションを取り、その二者間での認識の齟齬がないように努める必要があります。

連携が取れていないと、学生に対して効果的なインターンシップを実施できたことにはなりません。

代行業者を選ぶ際の注意点

インターンシップ代行業者を選ぶ際には4つの注意点があります。

・実績は豊富か
・自社にあった運用方法かどうか
・見積もり内容が明確かどうか
・コミュニケーションは取りやすいか

以下、それぞれについて詳しく説明します。

実績は豊富か

インターンシップ代行業者を選定する際、実績はやはり重要な指標です。
実績豊富な会社と少ない会社とでは、応募者管理や内定後のフォローなどの質が異なります。

また、自社が所属する業界での支援実績や業界知識がどれだけあるのかを確認することも重要です。

特に、インターンシップ代行を担う会社は、採用代行を行う会社であることが多いです。その場合、採用代行の中でも、どの分野の業務委託において実績があるのか、インターンシップの代行実績はあるのか、を必ず確認する必要があるでしょう。

自社に合った運用方法かどうか

ある程度候補となる代行業者が絞れ、実際に話を聞く際、自社の方針やルールに沿ったサービスを利用できる会社を選びましょう。

コミュニケーションがうまく取れる会社かどうかによって、その後の採用業務の進み具合が変わってきます。
自社の希望や問題点を正確に伝えることも意識しましょう。

見積もり内容が明確かどうか

代行業者が示す見積もり内容が明確かどうかを確認しましょう。

インターンシップ代行においては、それぞれのケースにより費用や契約内容が異なるため、正確な料金を知るには、代行会社に直接見積もりをしてもらうのが一番です。

その際に、見積もり内容が明確かどうかがその会社の信頼性を見極める一つの基準となります。

見積もり内容に曖昧な点がある場合は、直接確認するようにしましょう。

コミュニケーションは取りやすいか

インターンシップ代行においては、自社の求める人材や採用目標について、しっかりと共有する必要があります。

例えば、インターンシップ内で、
・グループワークを行うことで、学生一人ひとりの力量を図る
・現場で働く社員とのトークセッションにより、自社の魅力を伝える
など、それぞれの企画には必ず目的が定まるはずです。

自社がインターンシップを通して何を行いたいのか、代行業者と密にコミュニケーションを取る必要があるでしょう。

協力するうえでコミュニケーションがとりやすいかどうかは重要な指標となるため、コミュニケーション方法や対応できる時間帯の2点は、事前に確認しておきましょう。

おすすめのインターンシップ代行業者4選

おすすめのインターンシップ代行業者を4社紹介します。

株式会社プロジェクトHRソリューションズ

特徴・密着型サービス提供で、インターンシップに関わる全ての業務を代行可能
・企業様の課題や目的に応じて30以上のケーススタディを基にカスタマイズ企画
・集客から当日のアテンド、その後のフォローやアンケート回収、分析まで一気通貫で支援可能
費用見積もり内容によって変動。 ショット型から継続型まで、お見積り内容に応じて変動 詳細はお問い合わせください。

株式会社ネオキャリア

特徴・中小企業から大手企業まで、10,000社を超える豊富な支援実績
・イベント企画やワークショップなど、パッケージではなくオリジナルで企画
求める学生像や現状の課題、目的などをヒアリングし、それらを網羅できるようなプログラムを設計
費用■基本料金
インターンシップ企画立案・運営サポート費:50万円
オリジナルコンテンツ開発費:100万円~

株式会社セイル

株式会社セイル
特徴・強みを抽出しオリジナルコンテンツを作成
・社員育成事業で培ったノウハウを保持
・データ納品後、ライセンス料などは一切なし

費用企画コンサルティング:30万円~

セミカスタマイズ制作:90万円~

フルカスタマイズ制作:150万円~

株式会社トライアンフ

特徴・マーケティング知見を用いた独自の集客施策
・志向に沿ったプログラムの企画から運営まで幅広くサポート
・学生の「自己・適性理解」を深めるコンテンツ設計
費用■見積り事例
・SNS集客代行:30万円 ※TGT層や展開範囲、期間によって異なります。
・インターンシップ運用代行(終日):40万円

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、インターンシップ代行のサービス内容や費用相場、インターンシップを外注するメリット、おすすめの代行業者などについてご紹介しました。

自社リソースが少ない中でもインターンシップ代行を利用すれば、学生との早期接点を獲得することができます。
本記事を参考にして、インターンシップ代行の活用をご検討していただければ幸いです。

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