アルバイト・パートの最適な求人方法とは?募集・採用のポイントを徹底解説!

こんにちは。digireka!HR編集部です。少子高齢化が進み若年層が減少するなか、アルバイト・パートの募集を出しても十分な応募を得られないケースが多々見受けられます。また応募があっても、途中辞退により採用に繋がらない状況や採用後の早期離職も問題視されています。

そこで今回は、アルバイト・パート採用における効果的な求人方法や、採用後の定着につながる面接のポイント等を詳しく解説していきます。

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アルバイト・パート採用の課題

人手不足

労働人口が減少するなか、企業規模を問わず職場の人手不足が問題になっています。新卒採用は売り手市場化し、アルバイト・パート採用の場においても人材獲得の競争が行われています。求人広告を出しても応募状況が悪く、なかなか採用につなげられないケースが増えています。

ブラックバイトへの危機感

長時間労働や残業代未払い等で「ブラック企業」が社会問題となりましたが、近年はアルバイトに劣悪な労働環境を強いる「ブラックバイト」も指摘されています。シフト強要や急な呼び出し、欠勤への罰金等が挙げられており、学生や主婦層にも懸念が広がっています。

早期離職が多い

アルバイト・パートは正社員に比べ、勤務期間が短い傾向にあります。アルバイトの55%が6か月以内に辞めてしまうというデータもあり、企業側との認識が合わずに応募辞退、面接辞退が多発するケースもあります。辞退率が高い場合、企業側の工夫が必要となります。

上記の課題を克服するため、様々な対策が模索されています。以下トピックで、具体的な方法やコツをご紹介していきます

アルバイト・パートの7つの求人募集方法

店頭チラシ

自店舗にアルバイト・パート募集のチラシやポスターを配置し、来店者や近隣の住人に向けて募集する方法です。あまり多数の応募は期待できませんが、費用がかからないうえ、すぐに募集を開始できます。店舗の雰囲気が直接伝わるため、環境整備や雰囲気改善が応募増加に効果的でしょう。

Web求人媒体

Web求人サイトに広告を掲載し、学生を含む若年層をターゲットにして募集する方法です。場所・時間を問わず応募者を募ることができるうえ、スカウト機能等で企業側からアプローチすることも可能です。掲載コストはかかりますが、上手くいけば多数の応募が見込めます。

自社サイト・SNS

自社HPや自社運営のSNSにて求人情報を発信する方法です。特にSNSでは、FacebookやInstagram、Twitterを利用することで幅広い層に募集を告知することができます。親近感を得られる投稿などで宣伝が可能ですが、フォロワーを増やす施策やなりすまし対策等を行う必要があります。

ハローワーク

ハローワークに求人を掲載し、主に主婦層をターゲットとして募集する方法です。掲載内容が限定的かつ掲載までの手順が煩雑等のデメリットはありますが、無料で掲載できるため気軽に求人が出せます。

学校の掲示板

大学や専門学校等のキャンパス内にて、求人情報を掲示する方法です。学校を訪問し申し込む必要がありますが、学校側の許可を得て掲載するため学生の信頼を得やすくなります。キャンパス内にあれば学生の目にも留まりやすいうえ、友人と共に応募できるため、応募数が増加する可能性があります。

リファラル採用

リファラル採用とは、すでに働いている社員に人材を紹介してもらう方法です。紹介者を介するため人物像を把握しやすく、採用後のミスマッチを防げます。紹介者が退職した際に同時辞職する可能性がありますが、費用をかけずに人材を集める点では効果的です。

採用代行

アルバイト・パートの採用実務代行企業に、募集含む採用を委託する方法です。募集広告の発注・掲載から応募受付、選考まで請け負うため、業務負担を軽減できるうえ、安定した人材確保が期待できます。委託費用はかかりますが、代行企業が持つ採用ノウハウを利用できるため今後の採用にも生かせます。

アルバイト・パート求人方法のポイント

うまくアルバイト・パートの求人募集をするためのポイントを4つご紹介します。

ターゲットに合わせて求人媒体を選択する

任せたい仕事や勤務日数、採用人数をあらかじめ考慮したうえで、それに適した求人媒体を利用しましょう。例えば主婦層に呼び掛けたい場合は店頭チラシやハローワーク、学生層には大学の掲示板やWebサイト・SNSでの呼びかけが効果的です。余分な求人コストを避けるためにも、ターゲットに即した媒体の選定が重要です。

時給や業務内容を明記する

ブラックバイトへの懸念を避けるために、時給や業務内容の明記が必要です。仕事内容や賃金が詳細に記されていることで安心感が得られるうえ、採用後のイメージギャップも縮小できます。また主婦層をターゲットにする場合は、週の勤務日数や一日の勤務時間を明記することも有効です。

他社と差別化する

Web媒体やハローワークを利用する場合は、他社と並んで掲載されるため自社求人を目立たせる必要があります。そのためには分かりやすいキャッチコピーや親近感を持ちやすい動画・写真の掲載が有効です。店頭チラシやSNSでの告知の場合も、目を引くデザインや文言によって広告効果を高められます。

応募手続きを簡易化する

応募手続きを簡易化し、応募のハードルを下げることも効果的です。例えば履歴書を不要としたりWebの応募フォームの記入項目を減らしたりすることで、応募の負担を軽減できます。短時間で気軽に募集できる形態にすると、スムーズな応募が可能となり応募者増加が期待できます

アルバイト・パート面接におけるポイント

アルバイト・パートの面接の際のポイントを4つご紹介します。

早めに面接日程を調整する

アルバイト・パート採用では、応募後のレスポンスの早さが重要です。正社員と違い、応募者は多数の求人に同時に申し込んでいる可能性が高いため他企業に流出しやすいです。応募者を取り逃がさないよう、応募が来たら即座に日程を調整し面接を設定しましょう。

面接日程前にリマインドを行う

面接確定後も、当該日の前にリマインドをすることで面接辞退を抑えることができます。面接辞退が起こる理由には、他企業への流出に加え面接日時を誤解していた場合や面接が億劫になった場合等も挙げられます。特にアルバイト・パート応募者には就業経験のない学生らも含まれるため、事前のリマインドによって面接日時を意識させ、確実な参加につなげることが重要です

自社と応募者の求める条件の整合性を確認する

採用後のミスマッチを防ぐため、面接時にあらかじめ就業条件についての認識を共有しておくことが重要です。勤務日数や給与、業務内容といった基本事項に加え、髪色や服装の規定・ダブルワークの可否等で誤解が生じやすいため、確認事項をリスト化するなどして抜け目のないようにしましょう。

合否連絡は迅速に行う

面接後は早めに合否を決定し、応募者に連絡しましょう。面接後に時間を空けすぎると、応募者が別のアルバイト・パート先へ流出してしまう恐れがあります。採用が決まった場合は早くて即日、遅くても1週間以内には合格の連絡をしましょう。

アルバイト・パート採用のコツ

最適なアルバイト・パート採用をするためのコツを3つご紹介します。

丁寧な対応を心掛ける

応募受付から選考後の合否連絡まで、一貫して丁寧な対応を心掛けることが重要です。面接辞退理由には応募後の対応の悪さが挙げられます。対応のスピードに加え、応募者へのメール文面、また面接での言葉遣いや振る舞いに配慮しましょう

仕事の醍醐味ややりがいを伝える

求人広告の文面や面接中の会話では、賃金や業務内容の説明といった基本事項の提示だけでなく自社で働くメリットや面白さ・やりがいも伝えるようにしましょう。現場の社員から見た仕事の楽しさを発信することで、業務へのモチベーションを高められ採用後の定着にもつなげられます

教育・研修を充実させる

教育・研修を充実させることで、新人の不安を和らげ早期離職の防止と定着率の向上に繋げることができます。業務において新人が戦力化するには「いつ何をすればいいか」の把握が重要であり、教育・研修でそれをサポートすることで業務遂行を円滑化できます。またそれらを求人広告に記載することで、広告効果を高めることも可能です。

まとめ

アルバイト・パート採用の成果を高めるためには、ターゲットに即した求人媒体の選択や応募者への素早い対応・面接時の振る舞い等が重要となってきます。応募者に好印象を抱いてもらえるよう、応募者目線で自社の選考フローを見直してみましょう。

この記事を書いた人

関川 懸介

株式会社uloqo代表取締役

1990年6月29日生まれ。京都府出身。
新卒でアドテクノロジーベンダーに就職。
その後、リクルートグループの人材斡旋部門において、キャリアアドバイザーとして従事。全社MVP計6回受賞、準MVP計2回受賞。2016年4月に、創業者の当時代表取締役と共に株式会社uloqoを設立。
人材紹介事業、メディア運営、HRsolution事業、uloqoに関わる全事業において、1人で立ち上げから収益化まで担う。

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