SNSを用いた採用手法である「ソーシャルリクルーティング」を行う企業が、近年増えています。
その中でも、世界中で幅広い年代に利用されるFacebookにて求人広告を掲載することで、効率的な採用活動を行えます。
企業の採用担当者様の中には、
・Facebookでどのように求人を出すの?
・求人広告にはどれくらいの費用がかかるの?
・どのようなメリットがあるの?
など、さまざまな疑問を抱える方もいるでしょう。
本記事では、Facebookを使った採用のメリット・デメリット、求人掲載・求人広告掲載の方法、コツなど、幅広くご紹介します。
採用課題を解決するなら、300社以上の支援実績を誇る
uloqo(PrHR)の採用代行サービス
このような課題を抱えていませんか?
・採用活動におけるリソース不足にお悩みを抱えている
・面接や書類選考で、改善や採用広報等に手が回らない
・どうしたら採用活動がうまくいくのかよく分からない
uloqo(旧PrHR)の採用代行サービスは、結果にコミットし、採用目標達成に向けて、
あらゆる打ち手を考案・実行します。
採用戦略設計・採用広報企画・スカウト媒体・人材紹介会社・SNS等、
あらゆる採用手法の活用、候補者対応まで、採用に必要な機能を
豊富なノウハウと実績を活かし、高い品質でご提供します。
Facebookの求人サービスとは
Facebookでは2017年から、「求人情報 on Facebook」という求人サービスを提供しています。2018年からは日本含む40か国でサービス展開しており、Facebookを利用する多くのユーザーに求人を発信できることから注目が集まっています。
「求人情報 on Facebook」では、規模を問わずあらゆる企業がFacebook上で人材を募集し、採用まで行うことができます。投稿した求人はFacebookページ以外にも、求人のブックマークやお知らせ、ニュースフィードなどFacebook内の様々な箇所に表示されるため多くのユーザーにアプローチすることができます。Facebook広告を利用した求人広告を出すことが可能です。
ソーシャルリクルーティングが注目される理由
なぜ、今ソーシャルリクルーティングを行う企業が増えているのでしょうか?
一般にSNS上の情報は信頼性や正確性に欠けることも多く、企業担当者の方の中には「ソーシャルリクルーティングって信頼できる?効果はある?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
引用元:マイナビ 中途採用実態調査(2023年)
ですが、「株式会社マイナビが実施した中途採用実態調査(2023)」によると、近年、即戦力の補充などを目的に中途採用を行う企業が増えています。
上のグラフによると、その中でもソーシャルリクルーティングを含めたダイレクトリクルーティングを行う企業が増加しています。
ダイレクトリクルーティングとは企業が求職者に直接アプローチする採用手法全般を指し、自社にあった人材をピンポイントに採用できることから注目が集まっています。
ダイレクトリクルーティングを行うことで、コストを削減できる・求める人材に対して、的確なアプローチが可能・潜在層へのアプローチが可能・採用後のミスマッチを防止できるなど、さまざまなメリットが得られます。
ソーシャルリクルーティングを行うSNSとしては、Facebookの他にも、インスタグラムやLINE、ビジネス用SNSであるLinkedInなどが挙げられます。
■ソーシャルリクルーティング全般について、以下の記事で詳しく解説しています。
ソーシャルリクルーティングとは?メリットや運用のコツを事例とともに徹底解説
Facebookを採用に活用するメリット・デメリット
Facebookを採用に活用するためのメリット・デメリットについてご紹介します。
4つのメリット
Facebookを採用に活用する際には、以下4つのメリットが考えられます。
・無料で求人を掲載できる
・求人募集の流れが簡易
・広範なユーザーにアプローチできる
・ミスマッチの発生を抑制できる
それぞれについて詳しく解説します。
無料で求人を掲載できる
Facebookでは無料で求人掲載することができます。他の求人サイトであれば数万円から数十万円程度かかることもあるのに対し、Facebookではそれらの費用を節約できるため大幅な採用コスト削減につながります。
求人募集の流れが簡易
Facebookの求人掲載は複雑な手続きがないため、すぐに求人を掲載して募集を開始することができます。また、応募のトラッキングや求職者への連絡、面接日時の決定も全てFacebook上で完結するため、操作が簡易である点が特徴です。求職者にとっても、デスクトップ・モバイルデバイス両方で操作できるため応募しやすいシステムになっています。
広範なユーザーにアプローチできる
Facebookは世界中で幅広い年代に利用されているソーシャルメディアであるため、求人を発信することで広範なユーザーにアプローチすることが可能です。また、求人情報がFacebook上でシェアされることで企業認知度を高め、応募者増加につなげることも期待できます。
ミスマッチの発生を抑制できる
求人投稿はFacebookビジネスページに表示することも、ビジネスページにリンクさせることもできます。求人に関心を持った利用者は、応募する前にビジネスや求人内容について詳しく知ることができるため、企業に対し正しい情報を持った状態で応募することが期待できます。
また、「求人情報 on Facebook」を利用できるのはFacebook登録者であるため、企業側は応募者のプロフィールを見ることができます。
Facebook上の投稿や書き込みは、個人の日常の生活習慣や人柄などを知る機会になります。企業と応募者の両方が、正しい相互理解を得ることでお互いに関する無知や誤解によるミスマッチの発生を抑制できるでしょう。
3つのデメリット
Facebookを採用に活用する際には、以下3つのデメリットが挙げられます。
・Facebook登録者にしかアプローチできない
・管理する必要がある
・Facebook上での求人は、まだ知名度が低い
それぞれについて詳しく解説します。
Facebook登録者にしかアプローチできない
Facebook上の求人はFacebook登録者しか見ることができないため、利用していない求職者には効果がありません。Facebookを使わない層にも募集を行う際には、他の求人媒体との併用を検討するとよいでしょう。
管理する必要がある
求人の掲載期間は30日間であるため、定期的に求人を再投稿しなければいけません。また、求人内容は常に最新である必要があるため、適宜更新したり非表示にする必要があります。運用前に、管理コストが発生することをあらかじめ考慮しておきましょう。
Facebook上での求人は、まだ知名度が低い
Facebook上で求人情報が掲載されていることについて、世間の知名度はまだ高くありません。
そのため、求人を見つける手段としてFacebookを利用している人の母数自体が少ないというデメリットが考えられます。
求人を探す目的ではなく、Facebookを利用していた人が求人情報に気づく場合が多いでしょう。
Facebookでの求人をよりスムーズに進めるためには、自社が持っている他のSNSやメディアを通じた拡散も効果的でしょう。
Facebookで求人作成する方法
実際に、Facebookを用いて、求人を作成する方法について説明します。
そのステップは以下の通りです。
①会社のFacebookページを作成
②Facebook求人票を作成する
それぞれについて詳しく解説します。
①会社のFacebookページを作成
すでに会社用ページがある場合は、そちらで求人投稿することが可能です。ただし自社のサービス紹介といった広報用として利用している場合、採用に特化した新たなFacebookページを作成するのも一つの手です。
②Facebook求人票を作成する
企業のFacebookページ画面にある「求人」を選択し、「求人の作成」をクリックすると求人票のフォームが提示されます。求人票に書き込む必要事項は以下の通りです。
・職種・役職
・勤務地
・給与
・雇用形態
・仕事紹介文(上限は5000文字)
任意で画像や応募者への質問を掲載することができます。仕事紹介文を簡潔かつ魅力的な文面にしたり、職場の雰囲気がわかる画像を挿入することで、他社と差別化し自社求人を目立たせることができます。
採用効率アップ!求人広告の出し方
上で説明した求人掲載に加えて、Facebookでは求人広告を配信することができます。
求人広告を配信することで、より多くの人に自社の求人を目にしてもらえるようになります。
Facebook求人広告の始め方はとてもシンプルです。広告として出すバナーや画像がすでに決まっている場合は、最短10分程度で広告を始めることができます。
そのステップは以下の通りです。
①キャンペーンを作成する
②1日の予算を設定する
③広告配信する地域を選ぶ
④広告配信するクリエイティブを登録する
以下、詳しく解説します。
広告作成方法については、公式サイト「Facebook広告の作成」をご参考ください。
①キャンペーンを作成する
Facebookホーム画面の「広告を作成する」をクリックした後、左上の緑のボタン「作成」を押します。
その後、キャンペーンの目的を選びましょう。
キャンペーンの目的には「認知度」「トラフィック」「エンゲージメント」「リード」「アプリの宣伝」「売上」の6種類があります。
「アプリの宣伝」「売上」は採用活動においては、利用しません。
そのほか4種類の長所・短所は以下の通りです。
認知度
長所:主に広告の表示や再生に焦点を当て、閲覧数を最大化できる。
短所:相対的に安価で表示回数を増やせるが、直接の応募は期待しにくい。
トラフィック
長所:リンクのクリックや求人情報への遷移が目的で、求人票の閲覧数を最大化できる。
短所:広告表示回数が増えるが、積極的な行動が求められる。
エンゲージメント
長所:広告へのいいねやフォローなどのアクションが目的で、企業のSNSの活性化に寄与する。
短所:直接の採用アクションは期待しにくく、関与だけでなく具体的な応募が必要。
リード
長所:特定の目標達成が主で、応募数を最大化できる。
短所:広告表示回数が減少し、具体的な行動を促す必要がある。
各目的には一長一短がありますが、基本的には広告を通じて得たい成果に焦点を当て、その目標に最適化することが重要です。
認知度向上を選択した場合、比較的安価で広告露出が増えますが、即座の応募は期待しにくいです。逆にリードを優先すると、広告表示回数は少なくなりますが、今すぐ行動する可能性の高い対象に的確に配信されます。
FacebookのAIは統計データを利用して、効果的なターゲット選別を支援してくれるため、広告配信をより効果的に最適化できます。
その後、キャンペーン名を設定します。これは外部に公開されるものではありません。
②1日の予算を設定する
次に進んで、広告キャンペーンの予算設定画面に入ります。
ここが重要なポイントで、広告運用のスキルが問われる部分です。例えば、1日500円でも設定可能ですが、この金額では主にインターンやアルバイトなどの候補者が集まりやすいです。
求人への応募を獲得するために必要な予算は、職種によって異なります。
例えば、中途採用の場合は最低でも3,000円以上の設定が効果的かもしれませんが、これも一概に言えません。自社が求める人材や、予算の範囲など、採用に関する具体的な要件によって大きく変動します。初めて広告に挑戦する場合は、プロのアドバイスを受けることをおすすめします。
③広告配信する地域を選ぶ
次に広告を配信する地域を選びます。市町村まで細かく設定できます。
自社に勤務可能な居住地を設定しましょう。
フルリモートの業務であるなど、遠隔地でも構わないのであれば、日本全国に設定するといいでしょう。
④広告配信するクリエイティブを登録する
最後に、作成した広告のクリエイティブ(バナーや動画)を設定します。
そのあとは支払い情報を登録すれば完了です!
Facebook求人広告にかかる費用体系
Facebook広告を使用して求人広告を出稿する場合、通常のFacebook広告と同様に、広告主が費用を設定することができます。
1日あたりの広告予算を設定することで、その予算に到達した時点で広告配信が自動的に停止されます。広告予算の設定によって、広告の表示頻度が変化するため、予算に対する表示回数を定期的に確認することが重要です。
Facebook広告で求人投稿を宣伝する際の費用は、以下の2つの課金方式が採用されています。
・クリック課金方式(CPC)
・インプレッション課金方式(CPM)
それぞれについて詳しく解説します。
クリック課金方式(CPC):
一クリックごとに費用が発生します。興味を持ったユーザーが広告をクリックした場合に費用がかかります。
インプレッション課金方式(CPM):
広告が表示されるごとに費用が発生します。広告がクリックされなくても表示に対して費用がかかりますが、クリック課金方式よりも広告表示に焦点を当てる場合にコストパフォーマンスが高いとされます。
Facebook広告で求人投稿を宣伝する際の費用相場は、広告主が自由に費用設定を行えるため、正確な金額を見積もるのは難しいです。
企業の広告予算やコンバージョンの目標によって費用は大きく変動します。極端な例として、月単位で数千円の予算で運用することも可能であり、逆に100万円以上の広告費をかけて大規模な求人情報の宣伝を行うことも可能です。
Facebookで求人募集する際のポイント
Facebookでの求人募集を効率的に進めるためのポイントは以下の4つです。
・社員に求人をシェアしてもらう
・具体的な求人情報を記載する
・情報を整理する
・すばやく返信する
それぞれについて詳しく説明します。
社員に求人をシェアしてもらう
Facebook上の求人は、より多くの人にシェアされることで露出度を高めることができます。まずは社内を巻きこみ、社員に自社求人をシェアさせることで、社員の知り合いやその知り合いにまでリーチを広げられます。
具体的な求人情報を記載する
募集している職務の給与、福利厚生、労働時間などはできるだけ詳細な情報を記載しましょう。正しい理解を促すことで、ミスマッチの回避に役立てられます。また記載の際、正確な役職名と勤務地を示して関連性を高めることで、求職者が求人を見つけやすくなります。
情報を整理する
Facebookには、面接の計画や応募者のステータス管理を簡単に行える求人管理ツールがあります。ツールを利用して応募者の状況をトラッキングし、アプローチ機会を喪失しないよう随時確認しましょう。
すばやく返信する
返信が遅いと、求職者のモチベーション低下や面接辞退につながる恐れがあります。応募者を待たせないよう、適宜確認し即返信を行える体制にしましょう。採用審査の状況も適宜通知することが重要です。
まとめ
Facebookでの求人掲載を行うことで、比較的簡易かつ安易に、広範な層にアプローチすることが可能になります。
一方で管理コスト・広告コストが発生したり社員の協力が必要となる場面もあるため、事前にあらかじめ方針を共有するなどして適切な運用を心がけましょう。
【関連記事】
ソーシャルリクルーティングとは?メリット・デメリット、事例、おすすめサービス4選をご紹介!
Instagramを使った採用活動は効果的?活用ポイントから事例まで、徹底解説します!
【中途採用向け】ダイレクトリクルーティングツール11選徹底比較!特徴・料金まとめ
【新卒採用向け】ダイレクトリクルーティングサービス7選徹底比較!特徴・費用まとめ
採用代行(RPO)サービス比較30選!業務内容、費用、メリット・デメリットまで徹底解説
新卒求人サイト・ナビサイト9選比較!特徴・掲載料金などまとめ
新卒紹介サービスおすすめ15選比較!特徴、料金、実績などまとめ
新卒採用コンサルティングサービス17選!費用やサービス内容について詳しくご紹介します。
理系学生を採用するポイントや理系向け新卒紹介サービスをご紹介します!
Webマーケターの採用を実現するための効果的な手法・チャネルとは?
採用サイト制作企業13選!費用や実績を徹底比較します。
株式会社uloqo(旧株式会社プロジェクトHRソリューションズ)の採用代行サービスについてはこちら
「普通の運用代行」ではない、
プロフェッショナルリクルーターによるRPOサービスです。
①月額20万円~からご予算と課題に応じてカスタマイズ型でサービス提供が可能。支援後は追加費用の発生一切なし。
②累計50社取引クライアント様の契約継続率は驚異の90%超。
③あらゆる採用媒体活用実績を活かしたプランニング、実行により、採用目標達成率は87%超。
④上流工程の企画から、下流工程の実業務まで一気通貫で支援。もちろん採用広報もベーシックプランから提供可能です。
⑤独自の業界リサーチで、業界専門用語や市場におけるクライアントのポジションについて、徹底的にインプットを行います。
⑥エンジニア・データサイエンティスト・デジタルマーケター等、専門職種についてはテクノロジー領域専門のコンサルタントが担当します。