Instagramを使った採用活動は効果的?求人方法や事例、コツについても徹底解説!

Instagramを使った採用活動は効果的?求人方法や事例、コツについても徹底解説!

こんにちは。digireka!HR編集部です。近年、採用活動において「Facebook」や「Twitter」などのSNSを活用している企業も多いかと思います。

そこで今回は、そうした主要SNSの中で最もユーザー数の伸びが大きい「Instagram」に着目し、Instagramで採用活動を行う際のメリットデメリットやポイント、活用事例などについて詳しくご紹介します!

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Instagram(インスタグラム)とは?

Instagram(インスタグラム)は、写真や動画の投稿をメインとしたSNSです。今や10代、20代に限らず、幅広い世代に利用されており、 私たちの生活の一部として浸透しています。

ハッシュタグと言われる「#(半角シャープ)」がついたキーワードを投稿に付けることで、キーワードに興味を持っているユーザーに対して投稿をリーチさせることが可能になります。

Instagramのユーザー数・年齢層

まずは、Instagramのユーザー数・年齢層を見ていきましょう。

ユーザー数は年々増加しており、2019年度6月時点で国内の月間アクティブユーザーは3300万人を突破しました。年代別で見ると、10代・20代の6割以上が利用しており、30代でも約50%が利用しています。

このデータから見て、新卒採用における活用はもちろんのこと、中途採用においてもInstagramを有効活用できる企業が多いのではないでしょうか。

Instagram採用活動の手順

実際にInstagramを活用した採用活動はどのように開始し、継続すれば良いのでしょうか。基本的な流れと活用方法について、こちらで詳しく解説していきます。

インスタ採用手順

アカウント作成

企業がInstagramを利用して採用活動を行う場合、まずはアカウントの作成が必要不可欠です。個人アカウントの作成と基本的な流れは同じですが、企業アカウントの場合はビジネスに特化した「プロアカウント」に切り替えることが重要となります。プロアカウントに切り替えることで、いくつかのビジネス向け機能が利用できるようになります。

アカウントの切り替え

プロアカウントに切り替えると、フォロワーのデモグラフィック(年齢層や地域、性別など)を詳細に分析でき、投稿の成果をトレースすることが可能となります。また、広告を出稿する際にターゲット層を設定することができるため、採用活動において効率的なアプローチが可能となるのです。

お問い合わせボタンの設置

プロアカウントでは、プロフィールページに「お問い合わせ」ボタンを設置できます。求職者が気軽に質問や応募に関する問い合わせを行うことができるため、スムーズなコミュニケーションが期待されます。企業側としても、問い合わせ内容を迅速に把握でき、効率的に対応することが可能です。

求人情報の掲載

Instagramのプロフィールページは、求職者が企業と最初に接点を持つ場所とも言えます。ここに求人情報や応募リンクをわかりやすく掲載することで、求職者が必要な情報をスムーズに取得することができるようになります。具体的には、以下のポイントに注意すると良いでしょう。

プロフィールに求人情報を記載

プロフィールの「概要」部分に、現在募集している職種や応募方法、問い合わせ先のリンクを記載するのがおすすめです。Instagramのプロフィールにはリンクうぃ1つしか表示することができないため、リンク集を作成できるサービス(Linktreeなど)を利用して、複数の求人ページや関連情報を提供できるように工夫しましょう。

求人情報の投稿

通常の投稿やストーリーズを活用して、最新の求人情報を随時発信する必要もあるでしょう。投稿にはビジュアル的に魅力的な画像や動画を組み合わせ、求職者が興味を持つ内容にすることが重要といえます。求人情報が視覚的に魅力的で、かつ明確な内容であるほど、興味を持った求職者が離脱するリスクを減らすことが可能になります。

ハッシュタグの活用

関連するハッシュタグを適切に使用することで、より多くの求職者に求人情報をリーチすることも出来るでしょう。例えば「#求人」「#採用情報」「#新卒採用」などの一般的なものに加えて、業界特有のハッシュタグや自社独自のハッシュタグを活用し、企業の認知度を高め、求職者との接点を増やすことも出来ると考えられます。

【定期】社内の様子など日常を切り取る投稿を行う

企業の魅力を伝えるためには、ただ求人情報を発信するだけでは十分な効果は得られません。企業文化や働く環境を感じ取れるコンテンツの投稿もする必要があるといえます。求職者は仕事内容だけでなく、職場の雰囲気や同僚との関係性を重視することが多いので、日常的な投稿でどのような会社なのかを伝えることが重要になるでしょう。

ビジュアル重視の投稿

Instagramは視覚的なプラットフォームであるため、写真や動画の質にこだわりましょう。例えば、

  • オフィスで働く社員の様子
  • チームでのランチミーティング
  • イベントの風景

などをシェアすることで、企業の雰囲気を伝えやすくなるといえます。

ハイライト機能の活用

ストーリーズで投稿した内容は24時間で消えてしまいますが、ハイライト機能を使えば、求職者がいつでも過去の投稿を確認できます。「社内の様子」「社員紹介」「イベント」などのテーマ別にハイライトを作成し、ストーリーが消えてしまった後でも企業の魅力を持続的にアピールすることができます。

【定期】インスタライブ等で求職者と交流する

インスタライブはリアルタイムで求職者と直接コミュニケーションが取れる貴重な機会になります。コメント機能を活用して、求職者からの質問にその場で回答したり、会社の雰囲気や働き方について深掘りして説明することができます。

ライブ配信の準備

事前にテーマを設定し、求職者が興味を持つような内容を準備しましょう。たとえば、「社員とのQ&Aセッション」や「一日の業務風景を紹介するツアー」など、求職者が実際に働くイメージを持てるようなコンテンツが効果的です。

予告投稿とリマインダー機能

ライブ配信を行う前に、予告の投稿を行い、求職者にライブ配信の日時を知らせます。Instagramには「リマインダー機能」もあり、フォロワーがライブ開始時に通知を受け取れるように設定することができます。

Instagram広告の出稿も場合によっては検討

採用予算に余裕があれば、Instagramの広告機能を活用するのも有効です。広告では、年齢、性別、居住地域、興味・関心などの条件でターゲット層を絞り込み、求人情報を直接アプローチすることが可能です。

広告フォーマットの選択

広告には複数のフォーマットがありますが、採用活動においては、視覚的にインパクトのある画像や動画広告が効果的です。また、ストーリーズ広告は一瞬で目を引くため、短い時間で情報を伝えるのに向いています。

広告の効果測定

広告の効果は、Instagramのインサイト機能を使って詳細に追跡できます。どの広告が多くの応募者を引き付けたか、どのターゲット層が効果的だったかを分析し、次の広告戦略に反映させることが可能です。

Instagram有料広告とは

実際にInstagramで有料広告には、大きくわけて

・ストーリーズ広告
・写真広告
・動画広告
・カルーセル広告
・コレクション広告
・発見タブ広告

の6種類が存在します。それぞれ特性があるため詳しく解説していきます。

ストーリーズ広告

ストーリーズ広告は、モバイル画面にフルスクリーンで表示され、24時間で消える特性を持つため、リアルタイム性の高い情報発信に適しています。期間限定のインターンシップ情報などに有効です。

写真広告

写真広告は、ユーザーのタイムラインに通常の投稿のように表示されます。文章や「申し込む」などのコール・トゥ・アクション(CTA)を組み合わせることで、高いクリック率が期待できます。

動画広告

動画広告は、最長120秒の動画をユーザーのタイムラインに通常投稿のように配信します。視覚的な訴求力が高く、インパクトのある情報発信が可能です。

カルーセル広告

カルーセル広告は、複数の写真や動画をスワイプで表示する広告です。1つの広告で複数の魅力を伝えることができ、ユーザーにアクションを促す仕様です。

コレクション広告

コレクション広告は、1つの投稿内で複数のポイントを紹介する広告です。ユーザーがスワイプする必要がなく、カルーセル広告よりもメッセージを訴求しやすい特徴があります。

発見タブ広告

発見タブ広告は、Instagramのアルゴリズムでおすすめの投稿が表示される「発見タブ」に配信されます。時間に余裕のあるユーザーが閲覧する傾向があり、潜在的な関心を引きやすいです。

Instagramで採用活動を行うメリット

Instagramで採用活動を行うメリットは主に3つあります。

  • 会社の魅力を視覚的にアピールできる
  • 採用後のミスマッチを減らせる
  • 採用コストの削減が見込める

会社の魅力を視覚的にアピールできる

就職や転職で会社を探す際、職場の雰囲気や人間関係、働きやすさを重視する人は多いです。

Instagramは他の主要SNSと比べてビジュアルに特化しているため、普段の職場の風景や社内イベントの様子などを投稿することで視覚的に会社の魅力をアピールできます。

採用後のミスマッチを減らせる

採用活動には多くの人的・時間的コストがかかります。そのため、採用後のミスマッチは企業にとって大きな痛手となります。

Instagramでは日常の一コマを投稿することで、職場のリアルな雰囲気を伝えることができます。また質問があればコメントで対応ができるため、採用のミスマッチは生まれにくくなります。

採用コストの削減が見込める

Instagramは無料で利用できます。仮に有料広告を用いずInstagram経由で採用が決まった場合、採用にかかる広告費は「0円」ということになるため、運用方法によっては採用コストを大幅に削減することができます。

Instagramで採用活動を行うデメリット

Instagramで採用活動を行うデメリットは主に2点あります。

  • 継続的な運用が必要
  • 運用方法や投稿内容によってはイメージを下げることも

継続的な運用が必要

Instagramに限らずすべてのSNSに言えることですが、写真の撮影や加工、投稿文の作成など、コンテンツの企画には多くの手間がかかります。

また、成果をあげるためには定期的に投稿することが重要になってくるため、継続的に運用できる体制を整える必要があります。

運用方法や投稿内容によってはイメージを下げることも

SNSで気を付けなければならないことは、炎上や誤解を生む可能性が潜んでいるということです。企業の人間がSNSで不適切な発言をして、それが瞬く間に広がって炎上したというケースはたびたび見受けられます。

ネット炎上による企業のイメージダウン、経済的損失は計り知れないものがあるため、投稿の文言や投稿写真には常に注意しながら運用しましょう。

Instagramで採用活動を行う際のポイント

Instagramで採用活動を行う際のポイントは主に5つあります。

  • ターゲット層を明確にする
  • 会社の雰囲気をイメージしやすい投稿を心がける
  • 継続的に更新をする
  • ハッシュタグ(#)を活用する
  • ストーリーズとハイライトを活用する

ターゲット層を明確にする

採用したい人材のターゲット層を明確にしたうえで運用することが大切になります。

ターゲットに自社のどのような魅力をアピールするべきか、どの時間帯に更新をすればより多くのターゲットに届くのか、ターゲットはどんなハッシュタグで検索するか、といったこと考慮したうえで投稿をしましょう。

会社の雰囲気をイメージしやすい投稿を心がける

写真や動画を投稿する際には、社員紹介や職場の紹介、社内イベントの紹介など求職者が会社の雰囲気をイメージしやすくなるような投稿を心がけましょう。

「#採用」などで検索すると、様々な企業の採用Instagramアカウントを見ることができるため、ぜひチェックしてみてください。

継続的に更新をする

成果をあげるためには継続的にに更新することが大切になります。アカウントが中途半端に放置されていたりすると、企業イメージの悪化を招く可能性もあります。

はじめは2~3日に1回程度のペースで更新して、様子を見てみましょう。

ハッシュタグ(#)を活用する

Instagramの投稿には最大で30個までハッシュタグをつけることができます。ハッシュタグは自社のコンテンツに合うキーワードをできるだけ多く記載することが重要です。ハッシュタグが多ければ多いほどユーザーの検索に引っかかりやすくなります。

ハッシュタグ例

#採用#採用担当#採用情報#新卒採用#中途採用#人事部#インターン

ストーリーズとハイライトを活用する

Instagramのストーリーズは、短期間で注目を集める投稿として非常に有効です。24時間で消えるため、フォロワーに対して最新の情報を定期的に発信することが可能です。とりわけ社内のイベント、社員の日常、職場の様子をストーリーズで紹介し、企業の魅力的な側面を伝えます。

さらに、重要なコンテンツは「ハイライト」としてプロフィールに固定することで、過去の投稿を常に求職者が確認できるようにします。たとえば「社員紹介」「働く環境」「募集ポジション」など、カテゴリごとにハイライトを作成すると、求職者にとって分かりやすいと考えられます。

Instagramで採用活動を行っている企業事例

Instagramで採用活動を行っている企業事例をいくつか紹介します。

  • 三井住友カード株式会社
  • 株式会社JALスカイ
  • 株式会社DYM
  • 株式会社アダストリアの事例

三井住友カード株式会社の事例

三井住友カード株式会社の採用Instagramでは、各部門の業務内容や一日のスケジュール、社員インタビュー、社員のプライベートの様子などが掲載されています。会社HPだけでは伝えきれない会社の雰囲気や魅力が伝わる投稿内容になっています。

株式会社JALスカイの事例

株式会社JALスカイの採用Instagramでは、仕事風景や社員インタビューなどが掲載されています。会社の暖かい雰囲気が伝わる投稿内容になっており、会社について楽しく理解を深めることができます。

株式会社DYMの事例

株式会社DYMの採用Instagramでは、社員インタビューや社内外のイベントの様子などが掲載されています。入社して間もない社員の方や新入社員の方が多く取り上げられており、転職や就職を考えている人向けのコンテンツになっています。

株式会社アダストリアの事例

株式会社アダストリアの採用Instagramでは、社内イベントの様子や、アパレル店員になりたい人向けのお役立ち情報などを発信しています。アパレルや美容系は、採用候補者がInstagramを使っている可能性が高く、相性が良い業界といえます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、Instagramで採用活動を行う際のメリットデメリットやポイント、活用事例などについてご紹介しました。

SNSで情報収集する人が多い時代だからこそ、Instagramを使った採用活動は非常に効果的です。本記事を参考にして、ぜひInstagramを採用に活用してみてください。

この記事を書いた人

関川 懸介

株式会社uloqo代表取締役

1990年6月29日生まれ。京都府出身。
新卒でアドテクノロジーベンダーに就職。
その後、リクルートグループの人材斡旋部門において、キャリアアドバイザーとして従事。全社MVP計6回受賞、準MVP計2回受賞。2016年4月に、創業者の当時代表取締役と共に株式会社uloqoを設立。
人材紹介事業、メディア運営、HRsolution事業、uloqoに関わる全事業において、1人で立ち上げから収益化まで担う。

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