Google社も導入するワークサンプルテストとは?メリット・導入事例など徹底解説しました。

こんにちは。digireka!HR編集部です。

ミスマッチに悩んでいる人事採用担当者様に向けて、近年注目されている「ワークサンプル」という面接手法について、導入のメリットや導入事例などと共に徹底解説しました。

日本の面接で応募者を見抜けない理由

多くの日本企業が実施しているフリートーク面接は、採用面接の精度を下げてしまうため「面接で応募者を見抜けない」という事態が起きているようです。

まず、面接とは「半構造化面接」「フリートーク面接」に分けられます。前者は、応募者に聞く質問をあらかじめ全て決めた面接で、後者は、面接官がフリーで質問を聞く形態です。前者の場合は、あらかじめ用意した質問に対して応募者がどう答えたらどう評価するかといったことがマニュアル化されています。

しかし、後者の場合は、そのような評価基準が一切ないため、面接官により評価が全く異なるようになり、結果採用活動の精度が低下します。

また、神戸大学大学院准教授の服部泰宏氏の「採用額」(新潮社)によれば、従来の面接による採用は科学的に妥当性が低いことが証明されているとのことです。

googleが実施しているピープルアナリティクス

現在、googleでは、全てのタスクにおいて従来の「良い」と思われている方法をもう一度見直しており、データに基づきながら「本当に最良な方法なのか」を検証しているそうです。

その姿勢は採用でも貫かれており、「ピープルアナリティクス」という手法を導入し、「ワークサンプルテスト」の導入に至っています。

「ピープルアナリティクス」構造化面接を実施したり、従業員に関する膨大なデータを収集・分析して人事や労務に活かす

日本国内では、採用に関してもGoogle社程合理的に実施出来ている企業はほとんど存在しないでしょう。

Googleもお勧めの「ワークサンプル」とは

ここまでで、フリートーク面接が最も妥当性が低いというお話をしてきました。では、最も妥当な選考手法とは何でしょうか。それは「ワークサンプル」という手法です。

「ワークサンプル」:応募者に実際に仕事を実演してもらい、その作業に対し評価をする手法。応募者が採用後に活躍できる度合いを予測するにもっとも有望な手法であることが多くの採用研究で確認されている。※ワークサンプルテストとも

ワークサンプルの効果

最も大きな効果としては、採用のミスマッチを防ぐことです。実は、面接で応募者の実際のスキル、入社志望度を測ることは難しく、入社後に離職してしまうケースは頻繁に起こります。

ワークサンプルは、半日又は一日職場体験やリモート体験入社などで行われる場合が多く、実際に実施することで応募者のスキルを従来の面接手法よりも高い確率で把握できます。

実際に、ラズロ・ボックさんの「ワーク・ルールズ!」によると、一般的な面接で判断できる候補者の職務能力は14%程度である一方、ワークサンプルでは29%となり、判断の精度が倍以上になるということが判明しています!

ミスマッチを防ぐという点は、企業にとって離職率を減らすというメリットがあり、応募者にとっても仕事を体験することで入社語のギャップを減らすことができるというメリットがあります。

今後におけるワークサンプルの需要

新型コロナウイルス流行の影響で、業績悪化とともに、有効求人倍率は1.32倍(4月データ)と2016年3月以来の低水準となりました。つまり、求人募集の数が減っており、現在もしくは今後、「未経験採用」を抑え、スキルを保有した「経験者採用」を重視する傾向となっています。

「経験者採用」は、応募者のポテンシャルでなくスキルを重視するため、ワークサンプルを面接で用いて、スキル・適性を重視した評価する手法にシフトしていく可能性があります。

ワークサンプルの導入事例

以下、ご紹介する日本企業では、半日~1日体験入社や面接後にてワークサンプルテストを実施しています。

RELATIONS株式会社

RELATIONS株式会社」は、「ええ会社をつくる」をミッションに「コスト領域」「メディア領域」「マネジメント領域」のコンサルティングを行っている企業です。

「最短で4日で退職」というケースがあったほどミスマッチの課題が深刻化していましたが、ワークサンプルを導入したところ、マッチング度が一機に改善し、選考途中の離職率も5%以下という結果が出ています。

選考プロセスの中に「6人ルール」というものを設け、応募者は選考中に6人以上のメンバーと会うことが必須となっています。そして、最終面接の内容がとても重くなっており、ワークサンプル、ランチ会、面談×2とトータルで7時間ほどをオフィスで過ごすこととなります。(最終面接は1日に詰め込み)

ラクスル株式会社

ラクスル株式会社」は、印刷通信事業の「rakusul」、物流サービス事業の「ハコベル」を展開している企業です。

ワークサンプルテストを、ワーク・ルールズ!をきっかけに取り入れたとのことです。松本CEOは、「誰が事業を作るかで、事業の質が決まる」と話しており、コストはかかるものの、採用を重視しています。また、中途採用の場合での「半日インターン」が必須となっています。

ナイル株式会社

ナイル株式会社」は、デジタルマーケティングにおけるノウハウを武器とし、複数の事業領域でビジネスを展開している企業です。

採用においては、もともと「ナイルの認知度、理解度が低い」という課題があったものの、ワークサンプルテストの導入や、オウンドメディアの運営を実施し、入社3ヶ月以内の離職率がかなり低下し、中途採用の内定承諾率100%を達成しました(2018年時)。

Chatwork株式会社

Chatwork株式会社」は、クラウド型ビジネスチャットツールのChatworkを開発・運営している企業です。社員満足度日本1であることでも認知度があります。

ワークサンプルテスト実施のタイミング

・選考書類
・1,2次面接
・1日体験入社(2次面接通過後)
・最終面接
関連記事:『社員満足度日本一のChatworkが、体験入社を行う3つの理由とは?』

ワークサンプル実施の際の評価ポイント

ワークサンプルを設計する上で重要な点をご紹介します。

①ワークサンプルの際実施する業務を採用したい職種の業務に近い内容にすること

実演してもらう以上、応募者を採用する職種に沿って業務を決める必要があります。職種ごとに、適正が変わるので、その応募者がその職種に適性があるか判断できる常務を実演してもらうようにしましょう。

②評価するポイント明確化

評価するポイントを明確化する最もな近道は、社内で職種ごとに活躍している社員を模範にする又はインタビューをし、どのような能力があればよいのかを明確化することです。それに沿って、実演の中で評価するポイントを組み込みます。

業種ごとの「ワークサンプル」手法を用いた面接事例

実際に、職種ごとに「ワークサンプルテスト」を実施する際にどのように落とし込めばよいかの具体例を評価ポイントと共に、以下で紹介します。

営業職

自社の製品又はサービスを、新規の顧客獲得から、商談、クロージングまでの流れを実際に実演する

評価ポイント:どのような顧客に焦点を絞るか、プレゼン時のコミュニケーション、顧客の質問の位とを適格に捉えているか

広報・マーケティング職

自社の製品又はサービスにおける潜在顧客への認知から購入までの流れを企画しプレゼンをする

評価ポイント:顧客を選定するにあたりペルソナ分析を適切に行っているか、その裏付けとなる根拠は妥当か

SE・エンジニア職

システム開発に関わるシュミレーションを行い、プロジェクトを遂行させる上で起こる問題にどう対処するのか、課題解決能力やマネジメント力を基に評価

評価ポイント:用検定後のフェーズで需要なポイントを理解しているか、発生した問題への対処の仕方

生産技術職

自社製品の製造費用を1/2カットするには、どのような方法を用いるべきかというテーマでプレゼン

評価ポイント:納期を意識しつつ、最適な人員配置、各工程でかかる工数やコストを把握できているか

まとめ

優秀な人材の採用、そしてミスマッチを減らすためには、ワークサンプルはとても有望な手法です。本記事がワークサンプル導入にあたっての検討材料となると幸いです。

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