アンガーマネジメントとは?怒りのコントロール方法や企業におけるアンガーマネジメント研修

こんにちは。digireka!HR編集部です。怒りの感情をコントロールするアンガーマネジメントが注目を集めています。社員のストレス対策や職場コミュニケーションの良好化などにも役立つようです。

今回はアンガーマネジメントに着目し、意味、人が怒る仕組み、6つの怒りタイプ、怒りのコントロール方法、企業におけるアンガーマネジメント研修などについて解説します。

アンガーマネジメントとは

アンガーマネジメントとは、怒りの感情をコントロールするための心理トレーニングのことです。1970年代のアメリカにおいて、人間関係が原因の職場トラブルが頻発したことがきっかけで誕生し、日本でも教育・ビジネスの場面で広がっています。

アンガーマネジメントでは、怒りの感情を無理やり抑え込むのではなく、怒りとの上手な付き合い方や、怒りの感情に振り回されないようにするスキルを学びます。

現在、日本でもアンガーマネジメントの受講者数は年々右肩上がりに増加しており、2018年度は約24万人、統計を取り始めてから2019年半で述べ100万人が日本アンガーマネジメント協会の講座、研修などを受講しています。

参照:)「一般社団法人 日本アンガーマネジメント協会」

人が怒る仕組み

アンガーマネジメントでは感情を第一次感情と第二次感情に分けて考えます。では、人が怒る仕組み・プロセスを詳しく見ていきましょう。

(1)第一次感情

第1次感情とは、不安、恐怖、辛い、疲れた、悲しい、淋しい、ストレスがあることなど、ネガティブな側面からの感情です。まず最初にこれらのような第一次感情が発生し、やがて第二次感情(怒りの感情)に変わるといわれています。

(2)第二次感情

第二次感情は怒りの感情です。第1次感情が蓄積され続け、許容範囲を超えてしまったとき、第二次感情が発生します。第一次感情のコップの中がネガティブな感情で一杯になってしまい、外へ溢れ出すイメージを持つと分かりやすいでしょう。

アンガーマネジメント診断

一般社団法人アンガーマネジメント協会が公表している「アンガーマネジメント診断」によって、自分がどんな時に怒りを感じるタイプなのか診断することができます。ここでは、診断結果の項目でもある6つの怒りタイプを見ていきましょう。

6つの怒りタイプ

①公明正大タイプ

正義感が強く、ルールや道徳に外れたことを見聞きすると怒りを感じやすい傾向にあるタイプです。権利の有無にかかわらず人をジャッジしたり、曲がったことが許せなかったりと常に相手を正そうと介入しすぎてしまう特徴があります。

②博学多才タイプ

向上心はあるものの、完璧主義なところがあるため物事に白黒をつけて片付けたいと考えるタイプです。そのため、自分にも周りにも厳しく当たってしまい、優柔不断な人や適当な考えで行動する人に対してストレスを溜めやすいです。

③威風堂々タイプ

プライドがとても高く、周りからどう見られているかを気にしやすいタイプです。ネガティブな評価や扱いを受けるとストレスや怒りを感じやすい傾向にあります。思い通りにならないことがあると、イライラや不満を抱えやすいという特徴もあります。

④外柔内剛タイプ

外見の柔らかさとは裏腹に、中身はとても頑固という誤解を受けやすいタイプです。自分の意見を重んじるあまり、意に則さない意見や価値観には目を向けないことも多々。そのため、我慢やストレスを溜め込みやすいです。

⑤用心堅固タイプ

慎重で周りへの警戒心が強く自分の領域に踏み込まれるとストレスや怒りを感じてしまいます。人間関係そのものにストレスを感じやすく、自分にも周りに対しても固定観念を持ちやすいです。

⑥天真爛漫タイプ

自分の考えや感情を素直に表現することができるタイプです。一方で周りに意思表示がはっきりしない、思い通りに行動しない人がいるとイライラしてしまうことも。自立心が強くて自由に動きたいため、行動を制限されることも苦手です。

怒りのコントロール方法

(1)衝動のコントロール

人は怒りを感じた際、最初の6秒でアドレナリンが強く出るといわれています。つまり、この6秒が過ぎれば怒りはコントロールしやすくなるということです。6秒をやり過ごすための方法、コツをご紹介します。

①カウントバック

心の中で1から順番に数をカウントし、気持ちを静めていくという方法です。その反対に、100から3ずつ引いてカウントダウンするという方法も怒りから気持ちをそらすことに有効です。

②コピーマントラ

心の中で「大丈夫、何とかなる」「気にしない」などの言葉を繰り返し何度もつぶやくことで、怒りから気持ちをそらすという方法もあります。怒りにとらわれたままにせず、意識を違うところに向けることで、怒りを静めることができます。

③タイムアウト

目の前に怒りの原因となる相手がいる場合、何か理由をつけてその場から離れ、深呼吸やストレッチをするのもよいでしょう。同じ空間にいないだけで気持ちのリセットにつながり、怒りの感情も自然と収まります。

④グラウンディング

席を外すことができない状況の場合、目の前にある物に意識を集中させる方法もあります。怒りの感情にとらわれないことが重要です。

(2)思考のコントロール

自分が考えるこうある「べき」という信念と、相手が考えるこうある「べき」という信念の間のギャップによって怒りの感情は生じます。そのため、相手の価値観は自分と異なることを再認識したうえで、他者との違いを埋めていく努力が大切になります。

(3)行動のコントロール

自分でコントロールできない事柄の場合、その現実を受け入れ、自分の行動を変えることで怒りをコントロールする方法もあります。例えば、満員電車での通勤にストレスを感じているとき、音楽を聴いて気を紛らわしたり、混雑する時間を避けて朝早く出発するなど、自分が可能な範囲で行動を変えることができます。

企業におけるアンガーマネジメント研修

アンガーマネジメントは、他者との円滑な関係を築き、職場のトラブルを未然に防ぐ手法として注目を集めています。

アンガーマネジメントを企業研修に取り入れる企業は増えており、主に管理研修やコミュニケーション研修、パワハラ研修、メンタルヘルス研修などのプログラムに取り入れられることが多いようです。これらの研修は、パワハラなどへの理解が必要になるリーダーや管理職層、普段から怒りの「度合い」が強い社員、主張が少なくストレスを溜めがちな社員を対象に実施されています。

穏やかで冷静なコミュニケーションができない社員がいる職場では、社内不和やパフォーマンスの低下、離職者の増加を招き、企業にとってマイナスでしかありません。アンガーマネジメントはより良い組織を作るという点から、企業でも活用されているのです。

アンガーマネジメント研修の効果

(1)職場のパワハラ防止

何をもってパワハラとするかの線引きは曖昧であり、人によって感じ方も異なります。そして時に、怒りの感情はパワハラと捉えられてしまうことがあります。一時の怒りの感情を抑えられないがゆえに、部下からパワハラで訴えられるなど、取り返しのつかない大きな問題に発展するケースもあるのです。

このようなトラブルを未然に防ぐためにもアンガーマネジメント研修は有効です。近年問題視されているパワハラの防止策として、アンガーマネジメント研修は今後も多くの企業に導入されていくでしょう。

(2)社員のストレス対策

アンガーマネジメント研修によって自分の怒りの感情をコントロールできるようになると、精神的負担を感じることも少なくなります。落ち着いた雰囲気は周りにも伝わり、職場内の人間関係を良好化させるでしょう。

さらに、業務上の連携やコミュニケーションを上手く取れるようになり、成果や業績に結びつくことも期待できます。

まとめ

いかがだったでしょうか。今回はアンガーマネジメントに着目し、意味、人が怒る仕組み、6つの怒りタイプ、怒りのコントロール方法、企業におけるアンガーマネジメント研修などについて解説しました。

アンガーマネジメントによって怒りの感情をコントロールできれば、職場のコミュニケーションは良好化し、生産性の向上も期待できます。この機会に是非、アンガーマネジメント研修の導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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