ピアボーナスとは?意味、メリット、デメリット、導入企業事例、ツール比較などまとめ

Last Updated on 2020年6月24日 by uloqo

こんにちは。digireka!HR編集部です。従来の成果給(インセンティブ)とは違った、新しい形の成果給「ピアボーナス」。評価指標のひとつとしてGoogleが導入していることでも知られており、日本でも注目を集めています。

今回はそんなピアボーナスに着目し、メリット・デメリット、ツール、導入事例などを解説します。

ピアボーナスとは?

ピアボーナスとは、従業員同士が仕事の成果や貢献に対して、少額の報酬を送り合う仕組みのことです。報酬の種類はさまざまで、金銭に限らず、ポイント、社内通貨などがあります。

「ピアボーナス制度」「ポイント制賞与制度」などと呼ばれており、新しい評価制度・報酬制度として、近年多くの企業が導入しています。

ピアボーナスが注目される背景

近年、少子化による労働人口の減少が進み、企業の人材不足は深刻化しています。今後も労働人口は減少の一途をたどっていく見込みであり、企業の人材確保はますます困難になるでしょう。

このような状況を受けて、従業員の働きがいを見出し、モチベーションを向上させることで人材定着を目指す企業が増加しています。その一環として、ピアボーナスは注目を集めているのです。

ピアボーナス導入のメリット

(1)従業員のモチベーション向上

金銭、社内通貨、ポイントなどの報酬を受け取ること自体だけでなく、仕事の成果や貢献が他の従業員から認められることは、大きな満足感、達成感、モチベーションの向上につながります。

ピアボーナスの導入によって社員のモチベーションが高まれば、社員の業務精度は向上し、結果的に企業全体の生産性向上につながるでしょう。

(2)社内コミュニケーションの促進

感謝の気持ちが報酬やメッセージといった形で可視化されることで、それまで見過ごしていたような小さな成果や貢献も気づけるようになります。このようなやり取りは、お互いの信頼関係を深め、その後のコミュニケーションを良好なものにします。また、従業員同士で互いに褒め合う文化が出来上がり、社内全体の雰囲気をポジティブにします。

(3)従業員のエンゲージメント向上

ピアボーナスによって、互いに賞賛、承認し合う機会が増えることで、企業や他の社員への愛着が生まれ、従業員のエンゲージメント向上が期待できます。

ピアボーナス導入のデメリット

(1)導入・運用にコストがかかる

ピアボーナスを利用するためには専門のサービスを導入する必要があり、初期費用や月額利用料などのコストが発生します。また、報酬を現金で支給する場合は、原資を用意しなければなりません。

(2)報酬稼ぎに熱心な社員が現れる可能性

ピアボーナスによって、出来るだけ多くの報酬やポイントを得ようと、本来与えられた仕事以外の仕事ばかりに熱心な従業員が出現する恐れがあります。

ピアボーナス導入時の注意点

(1)費用対効果を考えること

会社が負担するコストがある分、導入することで効果が得られるか見極める必要があります。費用対効果までを考慮して、何を報酬とするべきか、どのような仕組みで進めるかを判断しなければなりません。

(2)自社に合う仕組みを選ぶこと

すべての従業員が利用しやすい仕組みにすることが重要です。一部の従業員だけが頻繁に使うような制度では、公平性は保てないでしょう。

また、賞賛プロセスが面倒だったり、使いにくいツールだったりすると制度が形骸化してしまいます。誰もが使いやすく、自社の業務に合ったツールの導入が求められます。

ピアボーナスの代表的ツール「Unipos」

 

参照:)「Unipos株式会社」

ピアボーナスの代表格として知られるのがFringe81株式会社の「Unipos」です。

Uniposは、従業員同士が感謝のメッセージと少額の成果給(ピアボーナス)を送り合うことができるサービスです。では具体的に、Uniposの特徴と導入事例について見ていきましょう。

Uniposの特徴

(1)成果給に加えて、感謝のメッセージを添付できる

従業員が、成果給に合わせて感謝のメッセージを添付することができます。評価だけでなく、気持ちや労いもメッセージとして送れるところが大きな特徴です。

(2)投稿は全てタイムラインに共有

全員が見るタイムラインでリアルタイムに賞賛の言葉がシェアされるため、個人の貢献が可視化されます。評価が全社に共有されることで、評価された社員のモチベーションアップにつながるだけでなく、企業の評価指針を明確にすることもできます。

(3)投稿に「拍手」で賞賛できる

従業員に向けた賞賛の言葉に対して、他の従業員が「拍手」というアクションを起こして賛同することができます。SNSにおける「いいね!」機能と同じ感覚のものです。

(4)従業員が成果給の対象と金額を決めることができる

従業員が「誰に」対して「いくら」の成果給を贈るか、対象と金額を自分で決めることができます。

(5)SlackやChatWorkなどと連携可能

UniposはビジネスチャットツールのSlackからも投稿でき、拍手やポイントの確認もできます。また、同様のチャットツールのChatWorkと連携をすると、ChatWorkの特定ルームにUniposの投稿を反映することができます。

Uniposの導入企業事例

株式会社メルカリの事例

メルカリは2013年設立の、 フリマアプリ「メルカリ」のサービスを提供しているオークションサイトの運営会社です。

メルカリでは、組織が急速に拡大する中で、異なる拠点のメンバー同士が賞賛をオープンに伝えあうための仕掛けとしてUniposを活用しています。社員同士で賞賛し合える仕組みを導入したことで、マネージャーが今まで見えなかったメンバーの仕事ぶりにまで目が届くようになり、社員一人ひとりの考え方や働き方が、より可視化さるようになったといいます。

株式会社カラダミライラボの事例

カラダミライラボは、都内に接骨院や整体院といった治療院を展開する会社です。

カラダミライラボでは、治療院業界の課題であるコミュケーション能力とマネジメント力を高めるためにUniposを導入しています。Uniposの導入により、意図を持って称賛するという文化が社内に根付き、それまでつながりが薄かった多店舗間の関係強化につながったといいます。

Slackと連携が可能なピアボーナスツール

OKIMOCHI

 

参照:)「株式会社CAMPFIRE」

OKIMOCHIは、Slack上の発言に対してスタンプを押すことで、少額のビットコインを送ることができるツールです。株式会社CAMPFIREが、GitHub上のOSS(オープン・ソース・ソフトウェア)として、2017年8月に公開しました。

プロジェクトに成功した際や、「掃除をしてくれてありがとう」「美味しいコーヒーを淹れてくれてありがとう」といった日常の感謝の場面で「お礼の言葉と共に少額のお金も贈りたい」との発想から、誕生しました。

Hey Taco!

 

参照:)「Hey Taco!」

Hey Taco! は、Slack上でタコスのスタンプを送り合うことでチームのメンバーを賞賛できるツールです。

タコスのスタンプは一日5回まで送ることができ、獲得した個数に応じて、事前に設定した様々な特典をもらうことができます。

無料で利用できるピアボーナスツール

OKWAVE GRATICA

「感謝経済」(イイことをした人が、社会全体からイイことを受けられるプラットフォーム)をコンセプトに、グラフィックカードを用いたメッセージカードを通して、感謝の気持ちを伝え合う、サンクスカードツールです。

最大の特徴は、すべて無料で利用できる点です。カードの送付は、社内のメンバー全員で共有することも可能です。また、社内通貨となる、「OK-チップ」は、商品と交換することもできます。ピアボーナスの導入に不安を抱えていても、お試し感覚で利用することができます。

参照:)OKWAVE GRATICA

その他のピアボーナスツール比較

RECOG

Recogは、社内でのコミュニケーションの活性化を図ることができるピアボーナスツールです。

レター機能では、相手を「ホメる」ことができ、メンバー間全員でその内容をシェアすることで、チームワークを高めることに繋がります。相手にポイントを付与することができ、貯まったポイントで自社のオリジナルギフト、またはRECOGが用意するギフトと交換することができます。

さらに、掲示板やチャットルーム、メンバーそれぞれの活躍や強みなどを閲覧することができる、メンバーページ、チーム内の進捗状況等を管理できるチームページなど、SNSのような機能も充実している点が特徴です。

参照:)”称賛”で組織の課題を解決する。チームワークアプリ“RECOG”

インセンティブ・ポイント

福利厚生代行サービスとして広く知られている、株式会社ベネフィットワンが提供する、ピアボーナスツールです。

メッセージを添えたポイントを送り合うことができ、貯めたポイントは、食品や旅行券などの豪華商品と交換することが可能です。導入後の社員のモチベーションは、80%向上し、売上150%アップを記録し、数多くの大手企業でも導入されていることが特徴です。

参照:)社内ポイントを、カンタンに | incentive point

TUNAG

社内独自で設定したポイントを付与し合うピアボーナスツールです。

最大の特徴は、サンクスカードや従業員のプロフィールなど、社内制度や組織を一括で管理することで、一覧することができる点です。これにより、社内でのコミュニケーションが強化されたり、リアルタイムで抱えている課題を明らかにしたりすることができます。専任コンサルタントによるデータ分析で、社内での浸透率向上や効果の最大化を図ることが可能です。

参照:)サービス内容 – TUNAG

まとめ

いかがだったでしょうか。今回は、ピアボーナスのメリット・デメリット、ツール、導入事例などについて解説しました。

人手不足の昨今、企業にとって人材の定着がますます重要課題となっており、ピアボーナスは大きな注目を集めています。この機会に是非、ピアボーナスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

【関連記事】
メンター制度を導入するメリット、導入事例、注意点など徹底解説!
【事例あり】アルムナイ制度とは?メリット、デメリットなどを徹底解説
【企業事例あり】テレワークとは?導入のメリットやデメリットなど徹底解説!
ジョブローテーションとは?目的、メリット、デメリット、企業事例などを解説!
社外取締役を導入するメリット、導入事例、注意点など徹底解説!
ジョブカードとは?制度、メリット、作成方法、記入例などを徹底解説!

人事課題をお持ちのご担当者様へ

✓広告業界最大手グループのネット広告代理店等、50社以上との取引実績あり
契約継続率90%以上を誇る高品質サービス
月額200,000円~の圧倒的コストパフォーマンスを実現
✓デジタルマーケティング業界出身のコンサルタントだからこそ業界・事業を熟知
✓少数精鋭だからこそ実現出来る、柔軟なサービス設計・ご対応

 

▼サービスに関するお問い合わせはこちらから

お名前 (必須)

会社名 (必須)

お電話番号 (必須)

メールアドレス (必須)

題名

メッセージ本文

選択してください

シェアお願いします!