日本で古くから存在する採用方式の一つに「縁故採用」があります。
一方で、
・縁故採用にメリットはあるの?
・リファラル採用との違いがわからない
・実施する際の注意点は?
など、お困りのご担当者様もいらっしゃると思います。
本記事では、縁故採用の「メリット」「デメリット」「リファラルとの違い」「注意点」などについて詳しく解説します!
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縁故採用とは?
縁故採用とは、求職者を採用する際に、求職者本人にその企業との何らかの縁故(コネ)があることを採用の条件とすることです。
いわゆる「コネ採用」と同義であり、ネガティブなイメージで使われることも多いですが、採用コストを削減できる点やスピーディーな採用を実現できる点など様々なメリットがあります。
縁故採用とリファラル採用の違い
縁故採用が、婚姻や血縁などのつながり、大学の教授などの有力者など、その企業に対し何らかの関わりがある人からの紹介であるのに対し、リファラル採用は、その企業の社員であれば誰でも紹介することが可能です。縁故採用の選考は形式的になりやすい一方で、リファラル採用はあくまで通常の選考フローを利用するため、より公平性を保った選考を行えます。
また、縁故採用は主につながりや人柄を重視することが多いのに対し、リファラル採用は、経験やスキル、志向性などへのマッチ度を重視する傾向にあります。
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縁故採用は禁止されている!?
結論から申し上げると、縁故採用は法的には問題ありません。しかし、禁止している企業は多く、また公務員においては禁止されています。
一般公募で採用活動する人の中には「縁故採用は不公平だ」という人もいますが、法律的に問題はないのでしょうか。違法性や企業の対応について解説します。
民間企業では違法性はない
民間企業においては、縁故採用を制限する法律は存在しません。つまり、民間企業で縁故採用を行うことは違法ではないということです。
ただし、もし縁故採用によって内定取り消しなどが発生し、他人に不利益をもたらしたり労働法上の権利を侵害する場合には、法的責任を問われる可能性があります。
公務員の縁故採用は禁止
公務員採用においては、国家公務員法や地方公務員法により、縁故採用が禁止されています。そのため、公務員の縁故採用は違法となります。
国家公務員法では、職員の採用は受験成績、人事評価、その他の能力の実証に基づき行い、競争試験による採用が原則とされています。
禁止する企業も増加
民間企業で縁故採用は違法ではありませんが、縁故採用を禁止している企業も少なくありません。企業内規や慣習、あるいは募集要項に縁故採用の禁止を明示している企業があります。
これは、縁故採用に対する従業員や応募者からの不満など、デメリットが発生しやすいためです。これらのデメリットについては後述します。
縁故採用のメリット
採用コストを削減できる
人材を採用するためには、求人サイトの掲載費用や人材紹介の成果報酬費用など、様々なコストが発生します。縁故採用の場合、求人サイトや人材紹介を使わずに求職者と接触できるため、採用にかかるコストを削減することが可能になります。
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スピーディーな採用を実現できる
縁故採用の場合、採用に至るまでの期間が比較的短くなることが多いです。
求人媒体への申込から掲載、応募者とのコミュニケーションなど、煩わしい手続きを省くことができ、時間の節約にもなります。
入社後のフォローがしやすい
縁故採用では必ず紹介者がいるため、何かあれば紹介者の協力を得ることができます。
そのため、「入社直後のフォローが行き届かなかったために、早期で離職してしまった」などという事態も比較的防ぎやすくなります。
縁故採用のデメリット
公平性に欠ける可能性がある
縁故採用は、公募で応募してきた応募者と比べて公平さに欠ける部分があり、「有力者のコネを使って実力がないのに採用される」といった悪いイメージを持たれがちです。
そのため、社内から不満の声が出る可能性があり、他の従業員のモチベーション低下を招く恐れがあります。
スキルや能力を見極めにくい
縁故採用は、通常の選考と比べて選考基準が甘くなるケースが多く、実際の求職者のスキルや能力を見極めることが難しくなります。
「採用したもののかなり問題のある人間だった」というケースでも、縁故であることから無下にはできず、会社を辞めさせることがなかなか難しいといったケースもあるので注意が必要です。
縁故採用を成功させるコツ
十分な社内調整や説明を行う
縁故採用で候補者を募るためには、既存社員の協力が不可欠になります。
社内メンバーに縁故採用を行う目的や社員の待遇、取り扱い方について明確に伝え、周囲の理解を得られるよう、十分な調整や説明を行う必要があります。
補佐的な手法として運用する
縁故採用の場合、求人サイトや人材紹介のように多くの求職者に募集の情報を見てもらうことができないため、多くの応募が集まることは期待できません。そもそも候補者が一人もいない可能性もあります。
したがって、縁故採用をメインの採用手法として考えるのではなく、あくまで補助的な手法として運用することが重要になるでしょう。
縁故採用ではなくリファラル採用を行う
縁故採用ではなく、リファラル採用として取り入れることも視野に入れるべきでしょう。
その際の注意点には以下の3つがあります。
・紹介しやすい環境を整える
・社員への徹底周知を心がける
・従業員にとって居心地の良い職場を作る
それぞれについて詳しく解説します。
紹介しやすい環境を整える
リファラル採用は、採用コストの削減が期待できますが、社員が知人や友人を紹介するため、慎重に進める必要があります。不採用となった場合、社員と求職者の関係が気まずくなる可能性があるからです。このため、社員が友人を気軽に紹介できないケースも考えられます。対策としては、紹介時に発生するインセンティブを設定し、社員がリファラル紹介を前向きに捉えられるようにしましょう。
社員への徹底的な周知
リファラル採用を効果的に導入するには、そのメリットや理由を社員に明確に理解してもらうことが重要です。社員に対する説明が不十分であれば、リファラル採用の成果も得にくくなります。しっかりと情報を伝えることで、協力を得やすくなるでしょう。
居心地の良い職場作り
従業員がリファラル採用に積極的に参加できるよう、まずは社員が働きやすい職場環境を整えることが重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、縁故採用のメリットデメリットやリファラルとの違いなどについて解説しました。
ぜひ本記事を参考にして、縁故採用を効果的に実施してみてください!
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