採用活動では時間とコストがかかり、特に国際的な経験や語学力を持つ人材を見つけることは容易ではありません。一方で、留学経験者やバイリンガルの学生たちも、自分のスキルを最大限に活かせる企業と出会う機会が限られているのが現状です。
そのため、「グローバルな人材を効率的に採用するにはどうすればいいのか?」「ボスキャリは聞いたことあるけど、実際いいの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、世界最大級のキャリアフォーラムである「ボストンキャリアフォーラム(ボスキャリ)」を徹底解説します。イベントの概要や参加資格、参加学生の人物像、成功のポイントまで詳しく解説します。
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ボストンキャリアフォーラム【ボスキャリ】とは?
ボストンキャリアフォーラムとは、世界最大の日英バイリンガルのための就職、転職イベントです。海外の大学に進学している方、進学しようとしている方をメインの対象としたイベントであり、多くのバイリンガル学生が参加します。学生は約5500名以上、企業は約200社以上に及びます。
ボストンキャリアフォーラムの会場
ボストンキャリアフォーラムの主な会場は、名前の通りボストン市内になります。では、ボスキャリがボストン市内の「どこ」の「どんな」会場で開催されているのでしょうか?詳しく解説していきます。
具体的な会場
ボストンキャリアフォーラムの会場には、ボストン市内でも広大で設備の整った施設が選ばれます。具体的には、「Boston Convention Exhibition Center」や「ヒルトン・ボストンバックベイ」など、が挙げられます。これらの会場は交通の利便性が高く、市内中心部に位置しているため、参加者が移動しやすい環境が整っています。
会場内は、参加企業ごとにブースが設置され、企業の説明会や面接が行われます。ブースの配置はあらかじめ公式ウェブサイトやパンフレットで確認でき、参加者はスムーズに目的の企業ブースを訪問できます。また、面接室や控室などの施設も用意されており、参加者が集中して選考に臨むことができる環境が整っています。
会場で提供されるサービス
会場では通常、以下のような施設やサービスが提供されます。
- ブースエリア:企業が自社をPRし、求職者と面談する場所。
- 面接ルーム:予約済みの面接が行われる個室。
- 休憩スペース:参加者がリラックスできるエリア。
- ネットワークイベントエリア:企業担当者や他の参加者と交流を深めるためのスペース。
ボストンキャリアフォーラムの特徴
ボストンキャリアフォーラムが特に注目される理由は、その独自の特徴にあります。多くの採用イベントと比較して、参加者と企業双方にとって効率的かつ効果的な仕組みが整っています。このセクションでは、ボスキャリの特徴を詳細に説明します。
高学歴で優秀な学生が多い
ボストンキャリアフォーラムには優秀な学生が多く参加します。海外の大学に進学している学生や東京一工、早慶の学生で長期留学を経験したことのある学生など、高学歴なバイリンガル学生が多く参加します。
そのため優秀な学生が欲しい人材担当者の方が多く集まる、ということもボストンキャリアフォーラムの特徴です。
内定率が高い
内定率が高いということもボストンキャリアフォーラムのメリットのうちの一つです。日本で行われる日系の就職活動は、大学卒業資格のある極めて多くの学生が参加するため、競争率が高く内定率が低いのが特徴です。しかしボストンキャリアフォーラムでは募集資格のある学生が少ないこと、参加するためには選考があるため、学生の母体人数は相対的に少なく、内定率が高くなります。
また企業側においてもボストンキャリアフォーラムで採用する枠を多くとっているケースが多く、複数の内定を持ち帰る学生も少なくありません。
短期で内定を出すことが出来る
ボストンキャリアフォーラムでは最短で3日という、極めて短期で内定を出すことが出来ます。開催している3日間に集中的に選考活動を進めるため、日系の採用活動より相対的に極めて短期間で採用活動を終わらせることが可能です。
3日間の間に集中的に選考を進めるため、人事担当者、求職者の両者の体力が必要になってくるのも特徴の一つです。
出展費用が高い
ボストンキャリアフォーラムの出展費用は高額です。一ブース当たり1日190万円~かかります。企業様によっては2ブース出展しているケースもあるため単純な出展費用だけでかなり高額になる場合が多いです。
また現地に滞在する際の渡航費や、人件費等諸々の費用が必要になってきます。そのためかなりの額をかけることのできる人事担当者様には、非常にお勧めすることのできる採用機会です。
ボストンキャリアフォーラムの学生参加資格
ボスキャリの参加資格は、主に「学歴」「語学力」「グローバル経験」の3つの要素から成り立っています。特に、日本語と英語の両方を使いこなせるバイリンガル人材が対象となり、グローバルなキャリアを目指す多様なバックグラウンドの人々が参加しています。
日英バイリンガルで学士以上の学位を持つこと
参加者は、日英バイリンガルであり、学士、修士、MBA、または博士号など、学士以上の学位を取得しているか、取得予定である必要があります。
特に、両言語での業務が可能であることが前提条件とされており、英語力においては初級レベル以上が求められます。この基準により、企業は即戦力として活躍できる候補者を効率的に見つけることができます。
主な対象者例
以下に、参加資格を満たす主な対象者の例としては以下のようなものが挙げられます。
- 日本以外の大学に在学中、または卒業済みの方
- 日本国内の大学に在学中、または卒業済みの留学経験者
- 帰国子女やインターナショナルスクール出身者
- 海外勤務や留学経験を持つ職務経験者
ボストンキャリアフォーラムの企業参加資格
企業が出展し、ボストンキャリアフォーラムに参加するための条件は企業様により大きく変化する場合があります。一方で、費用や参加者のペルソナから以下のような特徴を持つ企業に適していると言えるでしょう。
バイリンガル人材を求めている
日本語と英語のバイリンガルスキルを持つ人材を採用したい企業が中心に参加しています。国際的なビジネス展開を積極的に行っている企業ほど、このイベントの効果を実感できるでしょう。
バイリンガル人材は、異文化対応能力やコミュニケーションスキルを持つことが多く、グローバル市場での活躍が期待されます。特に、海外拠点の拡大や国際プロジェクトの推進を目指す企業にとって、ボスキャリは理想的な採用機会となります。
具体的な採用ポジションがある
ボスキャリでは、企業が具体的な採用ポジションや職種を提示することが求められます。単なる広報活動やブランド構築の場ではなく、実際の採用プロセスを迅速に進めるイベントであるためです。
参加企業は、採用予定人数を明確にしたうえで、事前に応募者を絞り込み、効率的に面接や選考を行います。この準備が整っていない場合、求職者に効果的にアプローチできず、結果として採用成功率が下がるリスクもあります。
高い出展費用を負担できる
ボスキャリへの出展には、ブース設営費やスタッフの渡航費、宿泊費など、さまざまなコストが発生します。これにより、一定の予算を確保できる企業が中心となります。
主に大企業や外資系企業が多く参加しているのは、この費用面の負担能力が大きく影響しているためです。しかし、高い費用をかけるだけの価値があると評価されており、短期間で優秀な人材を確保できる投資として認識されています。
出展費用はおよそ500万~1000万円!
ボストンキャリアフォーラム(ボスキャリ)への企業参加には、非常に高いコストが伴います。本セクションでは、出展費用の具体的な内訳とその背景について詳しく解説します。
ブース出展費用
出展費用の中心となるのはブースの料金です。
標準的な1ブースの出展費用は約190万円からスタートし、ブースの規模や特別なオプション(大型ディスプレイや特設展示スペースなど)を追加することで更にコストが増加します。このブースは企業の顔とも言える存在であり、デザインや設備の質が企業の印象に直結します。
ブース装飾費用
ブースの装飾も重要なコスト項目です。企業のブランドイメージを効果的に伝えるために、バナー、デジタルディスプレイ、プロモーション資料などを用意する必要があります。
この費用は企業の規模やブースのデザインによって異なり、特に注目度を高めるデザインを採用する場合にはさらにコストが増加します。
オプションサービス代
ボスキャリでは、企業が採用活動を最大化するために様々なオプションサービスを利用できます。たとえば、イベント公式ウェブサイトへの広告掲載、優先的なブース配置、特別イベントへの参加権などが挙げられます。
これらの追加費用はサービス内容により異なり、数十万円から数百万円に及ぶこともあります。
現地宿泊費
ボスキャリ期間中、企業の採用担当者やマネージャーが現地で滞在するための宿泊費も必要です。開催数日前から最終日までの滞在が一般的であり、ボストンの宿泊料金は1泊あたり数万円になることが多いです。この費用はスタッフ人数に比例して増加します。
移動費
日本や他国からボストンまでの航空券代も無視できません。エコノミークラスの往復航空券であっても1人あたり20万円以上が見込まれ、ビジネスクラスや直行便を利用する場合はさらに高額になります。
渡航費はスタッフ全員分が必要となり、企業の負担を押し上げる要因の一つです。
ボストンキャリアフォーラムの参加企業
参加している企業の多くは、学生から非常に人気な企業が多く、入社のためには狭き門をくぐらなければならない企業ばかりです。外資系企業からはApple AmazonなどのGAFAやコンサルファーム、投資銀行などから、日系企業からは三井三菱の財閥系企業や大手メーカーからの出展が多いです。
参加している企業についてより詳しく知りたい方はボストンキャリアフォーラム2024の参加企業リストをご参照ください。
人事必見!ボスキャリで採用成功を掴む3つのポイント
ボストンキャリアフォーラム(ボスキャリ)での採用成功には、計画的な準備と柔軟な対応が欠かせません。特に限られた期間で優秀な人材を確保するには、事前の戦略と当日の実行力が求められます。ここでは、企業が採用成功を収めるための具体的な方法を3つのポイントに分けて解説します。
オンライン応募の徹底活用
ボスキャリでは、イベント前から求職者と企業が接触できるオンライン応募システムが導入されています。この仕組みを活用することで、企業は効率的に優秀な人材を選定し、選考を進めることが可能です。
特に、事前に応募者の履歴書やエントリーシートを確認し、希望条件に合致する人材を絞り込むことが重要です。さらに、イベント前にオンライン面接を実施することで、当日の時間を効率的に活用できます。こうした事前準備が整っていれば、イベント当日には最終面接や内定に向けた具体的なコミュニケーションに集中することができます。これにより、短期間での採用成功が実現可能となります。
採用ブースの設計に力を入れる
採用ブースの設計は、求職者の第一印象を決定づける重要な要素です。ブースは企業の魅力を直接的に伝える場であり、デザインや雰囲気に工夫を凝らすことで、多くの応募者を引きつけることができます。
企業のロゴやビジョンを強調したデザインを採用し、来場者がブースを見つけやすい工夫が求められます。また、会社の強みやビジョンを具体的に示すパンフレットや動画資料を準備し、応募者に深い印象を与えることが重要です。さらに、ブースでの対応がフレンドリーであることも重要で、求職者が質問しやすい雰囲気を作り出すことが採用活動の成功に直結します。
現場のチーム体制を整える
イベント当日の成功は、現場でのチーム体制にも大きく依存します。採用チーム全体が統一された目的意識を持ち、スムーズに動けるような準備が必要です。まず、各メンバーに明確な役割を割り振ることが重要です。面接担当、ブース案内担当、資料配布担当など、それぞれの役割を明確にしておくことで、現場での混乱を防ぐことができます。
また、参加者とのコミュニケーションを円滑に進めるため、チーム全員が企業の採用方針やターゲット人材の特性を共有しておくことが求められます。さらに、求職者からの質問に迅速かつ的確に対応できる体制を整えておくことで、企業への信頼感を高めることができます。
ボストンキャリアフォーラム2025は?
ボストンキャリアフォーラム2025は、どのように開催されるか未だ発表されていません。
例年通り、情報が確定し次第ボストンキャリアフォーラム公式サイトでの発表があると考えられるため、こまめにチェックしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
本記事では、「ボストンキャリアフォーラム(ボスキャリ)」の概要から特徴、参加資格、企業の出展費用、さらには採用成功のポイントについて詳しく解説しました。グローバル人材と企業をつなぐこのイベントの魅力と、その可能性を感じていただけたのではないかと思います。
本記事を参考に、ボストンキャリアフォーラムへの理解を深め、参加に向けた準備を進めてみてはいかがでしょうか。企業としては効率的に優秀な人材を確保する絶好の機会です。ぜひ、今回の記事を活用して、ボスキャリでの成功を掴んでください。
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