こんにちは。digireka!HR編集部です。近年企業理念の実現やさらなる発展のためにカルチャーフィットを重要視する傾向がさらに流行しています。そこで今回はカルチャーフィットの重要性について採用者目線で紹介していきます。
ビジネスにおけるカルチャーフィットの意味
ビジネスにおいてよく使用されるカルチャーフィットの意味は「企業文化や企業理念と個人の価値観のマッチ」です。
企業文化や企業理念には将来的に企業が実現したいと目指す目標が含まれていることが多いです。そのため企業の中にカルチャーフィットしている社員が多ければ多いほど、目指すべき対象が合致しているため生産的にワークをこなすことが出来ます。採用活動において、カルチャーフィットしているかを条件に人材を判断することが重要になってきています。
英語におけるカルチャーフィットの意味
カルチャーフィット(culture fit)の語源は英語にあります。文化という意味のカルチャーとマッチするという意味のフィットから成ります。英語で使われている場合とビジネス場合とでは、カルチャーフィットの意味が異なります。今回の記事ではビジネス的な意味のカルチャーフィットについて紹介していきます。
カルチャーフィットの重要性
カルチャーフィットを企業内で重視することには様々な重要性があります。
最も大きな重要性の1つに内定者や社員の早期離職を防ぐことができます。カルチャーフィットが社員に浸透している場合、社員は企業全体での目標達成を目指し勤務することができるため、企業への貢献心や所属感を強く感じることができます。結果的に企業内での雰囲気や価値観が自身とうまくかみ合わなかったという理由による辞職を防ぐことができます。
長期的には企業の生産力が大幅に上昇し、より良い雰囲気作りをすることにも繋がるでしょう。
過度のカルチャーフィットに要注意
カルチャーフィットに忠実なコミュニティ作りには、メリットがたくさんあります。ですが過度のカルチャーフィットにはデメリットもあります。
それは同じコミュニティに属している社員の多様性が失われてしまうことです。カルチャーフィットしていることだけを条件に人材を採用すると、性格や思考が似ている人が多く集まる可能性が高いです。そのため同じ考えを持っている人同士では、新たなアイデアが生まれてきにくいため、議論も起こりにくい環境となってしまいます。バラエティに富んだ意見によって制作を策定したい企業にとっては過度のカルチャーフィットに要注意です。
これまでの風土や文化を大切にしつつ、新たなアイデアや考えを積極的に取り入れ、バランスの良い雰囲気づくりを心がけていけると良いのではないしょうか。
カルチャーフィットで不採用(カルチャーフィット切り)にすべき人物像とは
「カルチャーフィット切り」とは企業にカルチャーフィットしていない人材を採用面接の際に不採用にするということです。
不採用にすべき人物像は、社内での一体感を崩す可能性のある人物です。カルチャーフィットを理由に採用する場合には、社内の一体感を高めるために採用することが多いです。
そのため、一体感を崩し得る人物を採用してしまうと本末転倒です。そのため求職者がどのような考えと性格を持ち合わせているかを面接にて把握しておくことが必要です。
中途採用では”カルチャーフィットしているか”が特に重要
カルチャーフィットを条件に採用することが多いのは中途採用です。中途採用は、新卒で入社した人が何らかの事情により転職してくる人材がほとんどであるため、以前の企業とのカルチャーフィットが出来ていなかった場合が多いです。そのため新卒人材の選定よりも中途採用の際にカルチャーフィットに力を入れることをおすすめします。
以前の企業と上手く付き合うことができなかった人材が新たに入社する企業においてもフィットできないということは珍しくありません。
カルチャーフィットとスキルフィットの違い
カルチャーフィットとよくセットで耳にするのがスキルフィットです。スキルフィットは英語における”能力の適合”という意味の通り、求職者の持ち合わせているスキルが企業が必要としているのものと適合しているかどうかという意味です。スキルフィットにおいても、企業に即戦力として加わることができるかを確かめるためにスキルを測るため、中途採用にて用いられることが多いです。
スキルフィットの方が重要
中途採用においてはカルチャーフィットよりもスキルフィットの方が重要な項目であると位置づけることが多いです。
数値的にはカルチャーフィット:スキルフィット=3:7と定めることが一般的です。なぜなら中途採用では既にスキルを獲得し、直ぐに活躍することのできる人材を採用する必要があるからです。転職をしている人材は自身のキャリア形成のために様々な企業を転々とします。そのため即戦力となる人材を獲得できなければ、また新たに辞職をする人が生まれてきてしまう可能性があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は採用活動におけるカルチャーフィットの重要性とどのような人物をカルチャーフィット選定で採用すべきかについて紹介しました。ぜひこの記事を参考にご自身の採用活動にお役立てください。
【関連記事】
人事制度コンサルティングとは?業務内容や費用を解説します。
降格人事とは?違法性や処分内容、注意点などについてご紹介します!
人材ポートフォリオとは?人材配置における利用上のメリットや手順、注意点を徹底解説します
複線型人事制度とは?メリット・デメリット、事例や導入企業を詳しく解説します
CHRO (CHO) とは?人事部長との違いや役割を徹底解説
メンター制度を導入するメリット、導入事例、注意点など徹底解説!
ブラザーシスター制度とは?目的、メリット、導入事例をご紹介します!
【事例あり】アルムナイ制度とは?メリット、デメリットなどを徹底解説
社外取締役を導入するメリット、導入事例、注意点など徹底解説!
ジョブカードとは?制度、メリット、作成方法、記入例などを徹底解説!
玉突き人事とは?適切な人事異動のポイントを徹底解説!
内部通報制度とは?窓口の設置目的や設計方法、運用ポイントをご紹介します!
人事課題をお持ちのご担当者様へ

✓広告業界最大手グループのネット広告代理店等、50社以上との取引実績あり
✓契約継続率90%以上を誇る高品質サービス
✓月額200,000円~の圧倒的コストパフォーマンスを実現
✓デジタルマーケティング業界出身のコンサルタントだからこそ業界・事業を熟知
✓少数精鋭だからこそ実現出来る、柔軟なサービス設計・ご対応
▼サービスに関するお問い合わせはこちらから