arcsモデルとは?人事担当者が企業で用いる際のヒントを紹介します!

Last Updated on 2021年8月17日 by uloqo

こんにちは。digireka!HR編集部です。近年、就労者のモチベーションを高める動機付けのために、arcsモデルを取り入れる動きが注目されています。そこで今回は人事担当者が用いるarcsモデルと、その運用メリットについて紹介していきます。

arcsモデルとは?

arcsモデルとは、教育心理学者であるジョン・ケラーが提唱した、学習意欲を向上させるための動機付けモデルです。そのためもともとの狙いは、学習者である子供や学生を対象に、勉強へのモチベーションを高めるために取り入れられたものです。近年ではarcsモデルに基づいた授業が、多くの学校で取り入れられています。
また本来教育現場にて用いられてきたarcsモデルですが、近年では企業内における人事研修や多くの従業員をマネジメントする管理職においても、用いられるようになりました。

arcsモデルの4つの側面とは

arcsモデルというワードは、(Attention)(Relevance)(Confidence)(Satisfaction)の、それぞれ4つの側面の頭文字から構成されています。

注意(Attention)

注意という訳語の通り、学習することに注意を引くことが狙いです。知的好奇心や興味を刺激することが必要です。さらにこの項目は知覚的喚起、探求心の喚起、変化性の3つに分類することができます。
・知覚的喚起
知覚的喚起には学習者が教材や学習範囲を認識した際の、「見たい」「知りたい」という欲求を促すものです。その欲求を促すためには、一目見た際の美しさを追求することも重要です。
・探求心の喚起
新たな分野に触れた際に、より深く知り学びたいという欲求を生み出すことが探求心の喚起です。より深く知りたい学びたいという気持ちを持つためには、新たな分野に対しての将来性やワクワクさせるような教授法、を用いると効果的です。
・変化性
変化性とは、学び始めた学習者が長期的に学びを継続するために必要な項目です。長期的に1つのものを学ぶ際に、マンネリ化が起きてしまうことはよくあることです。それを防ぐため学びに変化を取り入れ、飽きないように工夫することが重要です。

関連性(Relevance)

関連性とは、学習内容に対しての関連等に親しみを持たせる側面であり、親しみやすさ、目的志向性、動機との一致という3つの要素が挙げられます。
・親しみやすさ
学習者の経験や考えと、学習内容をリンクさせることで、親しみやすさを持たせることが狙いです。
・目的志向性
学習者の目的目標と学習内容をリンクさせることで、学習者のモチベーションを学習内容に直結させることができます。
・動機との一致
動機との一致とは学習者の動機と学習内容をリンクさせる点で、目的志向性と通ずるものがあります。ですが、目的志向性と異なる点は、学習者の目的達成ややりがいなどの成功体験を、いつ、どのように設けるかということにあります。

自信(Confidence)

自信という側面では、(動機との一致)の側面で獲得した成功体験を通し、学習者が自信を獲得し、更なる動機付けを生み出す事が可能になります。自信という項目には学習意欲、成功の機会、コントロールの個人化の3つの要素があります。
・学習欲求
学習者が自ら学習をしたいと能動的に働きかけるように仕向けることが狙いです。
・成功の機会
成功の機会では、学習者が失敗したことを踏まえ更なる成功の機会を生み出そうと狙うものです。出来ないものを最終的に無くしていくことで、最終的に満足感を感じさせる事ができます。
・コントロールの個人化
コントロールの個人化では、学習者の成功体験を完全に自身のものであると自覚させるためにコントロールを施すことです。

満足感(Satisfaction)

学習者にとっての満足感とは、実行してよかったという安心感や充足感を与えるものです。それによって更なる学習の意欲を引き出すことが出来るようになるでしょう。満足感という項目には内発的な強化、外発的報酬、公平さの3つの要素があります。
・内発的な強化
内発的な強化とは、成功体験による更なる学習のモチベーションの上昇を狙うものです。
・外発的報酬
外発的な報酬とは、学習者の結果に対してどのような報酬を設けるべきかということです。自身の評価が高くなればなるほど学習者の学習欲求がさらに高まるのではないでしょうか。
・公平さ
公平さとは、学習者が公平に評価されていると実感するために必要な項目です。そのために評価の基準を明らかにしておくと良いのではないでしょうか。

arcsモデルを企業に取り入れるメリット

arcsモデルを取り入れるメリットとしては、企業内の生産力が大幅に上昇し、業務に取り組んでいる社員の満足感が得られるという点があります。社員の満足、モチベーションが満たされることによって結果的に長期的な雇用にも繋がります。

arcsモデルを効果的に運用するためには

arcsモデルを社内で効果的に運用するためには、社内でarcsモデルについて共有することが前提となってきます。そのためarcsモデルについての理解を促しましょう。またarcsモデルをマネジメントする際にはチェックリスト化し、社内での共通認識として共有しましょう。

arcsモデルを学べる本

arcsモデルを学習することができる本についてご紹介します。

JMケラー、鈴木克明/北大路書房/学習意欲をデザインする

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、近年多くの人材担当者に用いられているarcsモデルの紹介をしました。ぜひこの記事を皆さんの人材育成活動への導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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